Cleveland Browns (0-3) @ Baltimore Ravens (2-1)
今週のサーズデイナイトは雨中の同地区対決。
序盤はブラウンズのオフェンスが全く機能せず、しかしレイヴンズも攻めあぐねてロースコアの展開となり、やっとまともなドライブが1本あったブラウンズがタッチダウンを1本挙げて 7-9 で折り返し。後半はレイヴンズがタッチダウンを2本重ねて突き放すのに対してブラウンズが必死に食い下がる。50 ヤード以上のフィールドゴールを K ドーソンが3本ゴールに叩き込んで 16-23 となんとか1ポゼッション差に詰めて残りは 4:33。レイヴンズは返しのドライブで敵陣 36 ヤードまで攻め込むがパントを選択し、ブラウンズを 10 ヤード地点まで追いやって残り 1:05 のラストドライブを与える。
ブラウンズは新人 QB ウィーデンが意地を見せ、タイムアウトなしで敵陣 33 ヤードまで攻め込みスパイク。残り 23 秒で3回の権利が残る。3回投じたパスはいずれも通らず万事休す……と思いきや、レイヴンズディフェンスのアンネセサリーラフネスで(まさに unnecessary だ)15 ヤード進んで最後の1回が与えられる。せめてきわどいボールを投げたかったが、少し力んだパスはエンドゾーン上空の誰も届かない高さをむなしく通過していった。16-23 で終わってみればレイヴンズの順当勝ち。
この試合は GAORA で見てたんだけど、解説の村田斉潔氏が若干ブラウンズに肩入れした語り口で、展開もあって中々楽しめた。いわく、若いチームだが素質は悪くないし、今日のような展開でも気持ちが折れずに集中してよく守っている。数年後には面白いチームになっているかも知れない。ただそのためにもひとつ勝ちが欲しい、と。実際はここまでいいゲームはしても全敗の 0-4 で、これは 14 年ぶりとのこと。現実は厳しい。若い選手たちはどこまで頑張れるだろうか。
New Orleans Saints (0-3) @ Green Bay Packers (1-2)
「今の僕たちにプレイオフがどうこうなんて言える資格はない。まず考えなきゃならないのは、ひとつ勝つことだ」
ドリュー・ブリーズの口からこんな言葉を聞くことになろうとは3週間前は想像もしなかったわけだけど、現実は 0-3 だ。そしてグリーンベイに乗り込まなければならない。そのパッカーズもここまではなんと 1-2 。両チーム合わせて1勝での対戦となった。
しかし流石に攻撃的なチーム同士の好カード、前半からばんばん点が入って面白い。しかもどちらもタッチダウンにたどり着くので、パッカーズが3本、セインツが2本取って 14-21 で折り返し。後半は一転守備的になるが、17-21 から自陣残り2ヤードまで攻め入られたセインツのディフェンス陣が値千金のファンブルフォース→テイクアウェイを決めると、ブリーズがここでロングパスを決めて逆転に成功する。
4Q に入ってからパッカーズが再び逆転して 28-27 とするが、セインツは残り7分からのドライブをゆっくり進めて残り2分強で 43 ヤードのフィールドゴールを試みる。決まったかに見えたが、セインツのホールディングで無効になってしまい、やり直しのキックでは今度はパッカーズのエンクローチメント、結局 48 ヤードからになった3回目のキックは普通に外れてしまい、その後は二度とセインツに攻撃権は回ってこなかった。