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NFL 2012 -- Week 8, part 1

遅れてるなあ。(11-12 更新)

Tampa Bay Buccaneers (2-4) @ Minnesota Vikings (5-2)

苦戦の続くバッカニアーズに対し、好調を維持しているヴァイキングズ。しかもホームゲームなのでヴァイキングズの有利は揺らがないかに思われたが、序盤から全く逆の展開になった。ヴァイキングズがオフェンスラインがまったくポンダーを守れずスリーアンドアウトを連発する一方で、バッカニアーズは RB マーティンががんがん走って攻撃を支えるとフリーマンも成功率は低いながらここぞというところでパスを決めて着実にドライブを進める。2Q の途中までで 13-0 とバッカニアーズがリード。
ヴァイキングズはここからようやくピーターソンのランが出始め、ハーヴィンへのロングパスを1本通したあともう1本ハーヴィンにエンドゾーン右隅へのパスをヒット。これは見ていて思わず拍手するような見事なパスだった。返しのドライブをスリーアンドアウトに仕留めて、さあこれから、という次のドライブでピーターソンがまさかのファンブルロスト。これで渡った攻撃権できっちりタッチダウンを取られてしまい、反撃ムードがしぼんでしまった。
このあとはヴァイキングズはろくなドライブができず、タッチダウン1本とったとはいえそれも完全にピーターソンの個人技だった。バッカニアーズは後半もフリーマンが何度も 3rd & long を更新して、ヴァイキングズの気力を殺いだ。36-17 でバッカニアーズの勝ち。

  • ポンダーは 19/35-251yds-1TD-1INT。数字だけ見るとものすごく悪くもないのだけど、ヤーデイジの 1/3 以上は決着がついてから稼いだもので、試合の結果には影響しなかった。ヴァイキングズはこの敗戦で 5-3 となり、それでも勝敗だけ見れば決して悪くないのだけど、まだパッカーズとベアーズ相手の対戦はまるまる2戦ずつ残っている。最悪でもその4試合で 2-2 できなければプレイオフは難しいだろう。そう考えるとポストシーズンへの道は果てしなく険しい。

Atlanta Falcons (6-0) @ Philadelphia Eagles (3-3)

フィラデルフィアにはハリケーン“サンディ”が接近しつつあり、荒れ模様の天候での試合。
ファルコンズは最初のドライブで苦労しつつも実に 16 プレイを重ねてタッチダウンに辿り着いて波に乗る。さらに次のドライブでもタッチダウン。イーグルズはいずれのドライブでも 3rd ダウンからオートマティック・ファーストダウンを与えてしまう反則を犯して相手を助けてしまった。
2Q に入ってイーグルズはいいドライブがあってタッチダウンを返すも、その返しのドライブであっさりタッチダウンを奪われて突き放される。さらにフィールドゴールも1本決められて 24-7 の 17 点ビハインドで後半を迎えた。
後半に入った頃から雨が強くなり、グラウンド・コンディションも悪くパスも思うように投げづらい状況になる。こうなればリードしているチームが圧倒的に有利で、ファルコンズは後半2本のフィールドゴールにとどまったがイーグルズも 10 点あげるのが精一杯で、最後の方はどうも QB ヴィックのプレイも淡白になっていてあまりまくれそうな雰囲気が無かった。30-17 でファルコンズが逃げ切り、バイウィーク明けだったが全勝を守った。

  • ライアンは 22/29-262yds-3TD/0INT と文句のつけようがないスタッツ。
  • んでヴィックは 21/35-191yds-1TD/0INT。さんざん言われてきたターンオーバーはひとつもなかったんだけど、それが勝利に結びついたかというとそんなことはなく、むしろ近づいた気すらせず。何かが足りない感じはあるんだけど、それがなにかはさっぱりわからず。ひどくもやもやした感じ。QB 代えるみたいな話も出てるみたいだけど、そこがはっきりしないと解決にはつながらないと思うし、個人的には QB の問題じゃないような気がしてならない。