黄昏通信社跡地処分推進室

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むすこ

クローゼットの衣装ケースに貼ったラベルに書かれている「息子・トップス」という文字を見て「これ『と・う・ぷ』って書いてあるね」というのでなんでわかったのかと訊いたところ、「きのう、なのっくすみたときに『とっぷ』ってかいてあったから」との答え。確かに詰め替えナノックスの袋には小さくトップのロゴが入っていて、息子に「これなんてかいてあるの?」と訊かれて「『トップ』って書いてあるんだよ」と答えはしたのだが、それをちゃんと文字として認識してしかもどうやら一文字ずつに対応があるらしいことも理解していたことにひどく驚いてしまった。親が自分の子供を天才じゃないかと思う瞬間を体感した。たぶんこれはほかの子供から抜きんでて優れた洞察というわけではあるまい。だがそれはそれとして驚嘆すべき理解力で、それは素直に喜び驚き、そして大いにほめてやるべきことなのだろう。もっとほめてやればよかった。

ところでちょっと前からよくいろいろな言葉を一音ずつ区切って言うのだが、その時に促音や長音があるとそれを「う」に置き換える。上の「と・う・ぷ」もそう。「とって」→「と・う・て」、「きいて」→「き・う・て」、「おかーちゃん」→「お・か・う・ちゃ・ん」、など。促音はわかるんだけど長音は直感的な変化に反していて面白い。というか特に変化が必要なようには思われない。