ちょっとあんまりちゃんと観れてないし時間も無いので簡単に。
Pittsburgh Steelers (4-3) @ New York Giants (6-2)
スティーラーズが 24-20 で逆転勝ち。ジャイアンツは逃げ切れそうだったけどマニングがいまいちで、4Q に入ってからは全部攻撃がスリーアンドアウトで最後につかまった。スティーラーズは 17-20 と3点ビハインドの 4Q で 4th & Goal からフェイクフィールドゴールという搦め手を使って、失敗して追いつけなかったのでこれはオカルト的にあかんだろと思ったのだが、その返しをスリーアンドアウトで止めてそのさらに返しにタッチダウンとって勝った。なんだったんだあのフェイクフィールドゴールはという話である。ホルダーがスナップを受けて、座ったままそれを肩越しにぽーんと放り上げてそれをキッカーが持って走るという、かなり練習されたと思しきプレイで見た目は凄く面白かったのだが。
Philadelphia Eagles (3-4) @ New Orleans Saints (2-5)
死にかけの両チームの決戦はセインツに軍配。首の皮一枚つながった……と言えるのかどうかわからないが、13-28 と相手を 13 点に抑えたのは大きいし、ランで 140 ヤード出せたのも大きい。これは単に勝ったという以上に大きいことかも知れない。もちろん、チーム全体が消沈しているイーグルズ相手なので、これが翌週以降も続けられるかどうかはわからないが。
イーグルズはこの日も先制機を迎えながらあと6ヤードでインターセプトを喫して 99 ヤードのリターンタッチダウンを決められてしまった。セインツはファーストドライブでフィールドゴールを外して「また駄目かな……」みたいなムードになりかかってたのがこれ一発で息を吹き返した。
- 面白かったプレイ。3Q にセインツがタッチダウンをあげた後のキックオフで、イーグルズのリターナーがフィールドの左側でボールをキャッチしてから、反対側の右サイドへラテラルのロングパス。エンドゾーンで伏せていたクーパーがぱっと立ち上がってボールを受け、サイドライン際をまっすぐ駆け上がる。セインツのカバーチームのタックルミスにも助けられて、ひとりでタッチダウンまでたどり着いた。漫画みたいなプレイだった。のだが、無念のイエローフラッグ、判定はイリーガルフォワードパス。映像で観てもボールが明らかに2ヤードは前に行っていて、確かにフォワードパスだった。これが決まっていれば大きなモメンタムをもたらしていたと思われ、負けの込んでるチームはなにをしても上手く行かないねという。
Minnesota Vikings (5-3) @ Seattle Seahawks (4-4)
我らがヴァイキングズ、20-30 で完敗。数字だけ見れば完敗には見えないかも知れないけど、ランが 248 ヤード(うちピーターソンが 182 ヤード)で、パスが 63 ヤード、被サックが4回。要するにパスオフェンスが殆ど機能していないのだ。これではゲームにならない。サードダウンになるとブリッツをかけられてそれをピックアップできずにポンダーがパスをミスする、逃げてつかまる、サックされる、そんな場面を何度も何度も見た。
同じく上背がなくて経験に乏しいクオーターバックを擁するシーホークスもある種同様の問題を抱えているわけだが、被サックは1回とオフェンスラインがウィルソンをよく守り、ウィルソンもよく逃げてよく投げていた。
ポンダーだって Week 3 ではこれができていた筈なのだ。飛躍の年になるかも知れないと書いたのは間違いだったのか? そんな筈はないだろう。オフェンスラインは少々頼りないかも知れないけど、ピーターソンもいる、ハーヴィンもいる、ルドルフもいる、おまえはひとりで戦ってるわけじゃない。パッカーズともベアーズとも2試合まるまる残っている。逆に考えろ、チャンスだ! スイープをくれてやれ、絶好調の奴らに。いつまでも北地区のドアマットだなんて呼ばせるな。
……はあはあ。熱くなってしまったが、とにかくこの連敗で苦しくなったのは否めない。しかしまだまだ諦めるには全然早い。オフェンスの立て直しは急務だが、そこさえなんとかなればやれる力はある筈だ。