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NFL 2012 -- Week 13, part 2

Cincinatti Bengals (6-5) @ San Diego Chargers (4-7)

ベンガルズが逆転勝ちでスティーラーズと並び、プレイオフへの望みをつないだ。チャージャーズは攻撃でタッチダウンが奪えず、一旦は 13-10 とリードして折り返したものの、後半ドルトン自らのタッチダウンを許して逆転され、ラストドライブでインターセプトを喫して敗れた。最後のドライブはリヴァーズが別人のようにパスを決めていたのだが、残り 17 ヤードからまだ時間はあったのに奥へのパスを3本続けて3本目でインターセプトを喰らった。13-20 でベンガルズの勝ち。
チャージャーズはちょっと泥沼にはまりこんでいる。もはやプレイオフの目はほぼ潰えた。思えば今季は 3-1 スタートだったはずなのに。

Pitburgh Steelers (6-5) @ Baltimore Ravens (9-2)

同地区対決。ロスリスバーガーはまだ戻ってこられず、この日もチャーリー・バッチが先発。前回はひどかったが、今回は2試合目ということで巻き返した。前半こそ3点しか取れなかったが、後半には2年ぶりのタッチダウンパスも決めるなど 20 得点の原動力となり、チームに逆転勝利をもたらした。最後決勝のフィールドゴールが決まった瞬間にはロスリスバーガーと抱き合って泣いていた。15 年目、37 歳のベテラン。なかなかぐっとくる光景だった。
レイヴンズは序盤リードしたもののフラッコが 16/34-188yds-1TD/1INT といまいちで、後半はタッチダウン1本にとどまった。敗れたとはいえ 9-3 なので、まだ地区優勝には一番近いし、プレイオフを逃すことはおそらくほとんどないだろう。ただディフェンスがやや上向いてきたのに対してオフェンスがここ2試合微妙で、その辺り上手く修正できればという感じはある。

Other games

  • MIN(6-6) 14-23 GB(8-4)ヴァイキングズ、同地区対決に敗れる! うーん、パッカーズを 23 点に抑えたのは立派だし、一度は逆転したらしいんだけど、3Q にエンドゾーンインターセプト喰らったのが痛すぎた。動画見たけど右にロールアウトしながら左へのパスで、セカンドダウンだったしどう考えても欲張りすぎだった。ポンダーこれがあるんだよなあ……。なまじ流れながらのパスが上手い分自分のコントロールを過信する傾向がある。スタッツも 12/25-119yds-1TD/2INT とかだったのでまあ負けるの自体は仕方ないかなとも思うのだけど、それにしては僅差だったのでもう少しなんとかできたんじゃないの、みたいな思いはあり。
    • そんな中ピーターソンはこの日も走りまくり 21att-210yds-1TD と人外そのもののスタッツを記録。平均 10 ヤードですよ。全部ファーストダウンですよ。こんだけパス出てないのにこんなに走れちゃうなんてちょっと考えられない。素晴らしすぎるランナー。
  • SF(8-3-1) 13(OT)16 STL(5-6-1):おいラムズこれ勝つのかよ! じゃあ先々週も勝っとけよ! と思わず突っこまずにはいられないオーヴァータイムでの勝利。ザーラインが 53 ヤードの同点フィールドゴールと、最後オーヴァータイムも残り 24 秒となってから 54 ヤードの逆転フィールドゴールを決めた。ラムズは地区優勝に計算上ワンチャン残したことになる。先々週勝ってれば2ゲーム差だったから、ワンチャンよりは大きかったのにね。しかしラムズ、意外なほどしぶといな。
  • ARI(4-8) 6-7 NYJ(5-7):たぶんひどい試合だったっぽいスコア。ジェッツのレックス・ライアンヘッドコーチはとうとうサンチェスを試合中に引っこめたのだが、なんとも間が悪いことにティーボウはあばらを2本折ってて出られず(だからこそサンチェスを引っこめたのかも知れない)、三番手 QB マッケルロイが登場する。そして決勝タッチダウンパスをヒット。ただでさえ微妙なクオーターバック事情がますますややこしくなった。やっぱりティーボウはジェッツを出た方が少なくとも本人のためにはいい気がするな。カーディナルズは4連勝の後8連敗。コルブは6週間試合に出られていないらしく、この日の先発 QB は新人のリンドリー。10/31-72yds-0TD/1INT とかぼろくそだったみたいですけど。
  • CAR(3-9) 21-27 KC(2-10):チーフス2勝目。前日にラインバッカーが恋人を射殺した後自らも命を絶つ、という出来事があったらしく、それを乗り越えての勝利となった。しかし QB ブレイディ・クインのスタッツも 19/23-201yds-2TD/0INT と中々のもので、勝利に値する内容だったとは言えるのかも。パンサーズは、うーん、勝てないねえ。
  • IND(8-4) 35-33 DET(4-8):ラックすげー。4Q 残り3分切って 12 点ビハインドからまくりきった。最後は5点ビハインドでタイムアウトなくなって敵陣 14 ヤードのファーストダウン残り 18 秒、ラックはパスを3回続けて失敗して正真正銘のラストプレイ。右へ流れて投げるか、あるいはスクランブルか、という状況でラックは前に走りながらスクリメージライン上で 6〜7 ヤード先のエイヴリーにショートパス。そこで手前か!というまさかのパスを受けてエイヴリーはそのままエンドゾーンまで走りこみ、逆転時間切れ。素晴らしいタッチダウンだった。これで 8-4、プレイオフもまじで見えてきた。
  • JAC(2-10) 18-34 BUF(5-7):んー。ジャクソンビル、連勝ならず。ヘニーも 19/42-202yds-1TD-1INT とかだったみたいだけどむしろまあこんなもんじゃないかという気も。ビルズはランで 200 ヤード以上稼いで4タッチダウン。うむうむ。C.J.スピラーは 14att-77yds-1TD だから数字としてはよし。ただ、44 ヤードが1本あったらしいので、それを除くとちょっと出なかったかな。
    • で、ティーボウ移籍するとしたらジャクソンビルじゃない? と勝手に思っている。なんつってもホームタウンらしいし、ジャガーズ的にもギャバート諦めたんならティーボウはありっしょ。いやほんとに勝手に思ってるだけなんだけど。
  • HOU(11-1) 24-10 TEN(4-8):無風。タイタンズはプレイオフほぼ無理になった。QB はロッカーで行くみたい。ハッセルベックの明日はどっちだ。
  • TB(6-6) 23-31 DEN(9-3)ブロンコスもつえーな。ヴォン・ミラーがキャリア初のインターセプトリターンタッチダウンで止めを刺した。最後ブロンコスのニーダウンの時にバッカニアーズのディフェンスがまたラッシュをかけたんだけど何事も起こらず。ブロンコスのフォックスヘッドコーチは「まあ想定してたんで」とすましたもの。でもこれで、少なくともバッカニアーズ的にはこれは完全にありなプレイになったと言える。いつか決まる日が来るだろうか。
  • CLE(4-8) 20-17 OAK(3-9):ブラウンズはロードでの連敗を 12 で止めた、らしい。今年その手のことばかりニュースになってる気もする。レイダーズはひどい有様だ。
  • PHI(3-9) 33-38 DAL(6-6)カウボーイズ、4Q にタッチダウン3本もぎとってプレイオフ争いに残る。昨年もそうだったけど、沈みそうで沈まないし、抜け出しそうでも抜け出さない。まあ面白いチームです。ロモはタッチダウンパスのフランチャイズレコードを樹立したそうな。なんか意外。
  • NYG(7-5) 16-17 WAS(6-6)レッドスキンズジャイアンツに借りを返して1ゲーム差に迫る。これはすごくでかい、そして面白くなってきた! これで NFC 東地区が一番の激戦区になった。ワイルドカード争いも 6-6 に4チームぐらい犇いててまだまだもつれそう。