黄昏通信社跡地処分推進室

黄昏通信社の跡地処分を推進しています

NFL 2012 -- AFC Wildcard Playoff

AFC は2試合まとめて。

Cincinnati Bengals (#6/North-Wildcard) @ Houston Texans (#3/South)

後半戦を 7-1 でまとめて星の上では地区優勝のレイヴンズに並びさえしたベンガルズと、長らくカンファレンスの首位を走りながら終盤調子を落とし、最後の2連敗で第3シードにまで落ちてしまったテキサンズとの対戦。
案の定テキサンズは決め手を欠き、攻め込むもののフィールドゴール止まりが多く前半は3回のフィールドゴールでわずかに9点。ところがベンガルズもまるで駄目で、ドルトンのパスが全く冴えず、前半はインターセプトリターンタッチダウンの7点だけ。
後半はテキサンズがようやくこの試合唯一のタッチダウンをあげると、ベンガルズも前半まったく使わなかった A.J.グリーンへのパスも含めて多少はパスが通りだし、なんとかレッドゾーンまで攻め込むもタッチダウンには至らない。最後も 13-19 とベンガルズは6点のビハインドで敵陣まで入ったが、少し無理のあるパスを狙ってしまい 4th ダウンでも更新できず、そのままテキサンズが逃げ切った。
いささか凡戦ではあった印象だが最後までワンポゼッションゲームでそれなりに緊張感はあった。テキサンズはこれで目が覚めればいいのだがこのままだと次のペイトリオッツには勝てそうにない。レギュラーシーズンでは大敗しているので、なんとかお返ししたいところだが。
ベンガルズはチームとしては 30 年ぶりの2年連続プレイオフ出場となったが2年連続一没、それも同じテキサンズ相手ということで残念な結果となった。この日は 3rd ダウンコンヴァージョンが 0/9 で、流石にこれでは勝てる筈もない。ドルトンも 14/30 と精彩を欠いた。

Indianapolis Colts (#5/South-Wildcard) @ Baltimore Ravens (#4/North)

ペイトン・マニングを放出してアンドリュー・ラックを迎え、コーチ陣も含めて大幅なメンバー交代を行ったシーズンでありながら、11-5 の好成績でワイルドカードに残ったコルツ。一方昨季に比べるとかなり安定感を欠き、特に後半は負けが込んでいたレイヴンズ。
しかしこちらも直近の成績とは裏腹に上位シードのレイヴンズが堅い試合運び。コルツに攻め込まれはするもののタッチダウンを許さない。攻撃もばんばんパスが通るという感じでもなかったが、フラッコの持ち味であるロングパスやレイ・ライスへのスクリーンパスを絡めて攻め込み、前半は 6-10 で折り返してさらに 3Q では 6-17 までリードを広げる。このあとコルツはフィールドゴールを返し、さらにフィールドゴールのチャンスがあったのだが、ここで 40 ヤードをベテランヴィナティエリが外してしまった。12-17 になっていればワンポゼッション差になっていたし少し違ったようにも思うのだが、詰め切れなかった。最後はレイヴンズがもう一本タッチダウンをあげて 24-3 で勝ち。
レイヴンズは引退を宣言したディフェンスの要レイ・ルイスが本拠地最後の試合ということで大いに意気上がり、結果的にも「キャリア最後の試合」にはさせなかった。フラッコも中々の出来に見え、悪くない滑り出しであったように思う。次の相手はデンバー・ブロンコス