黄昏通信社跡地処分推進室

黄昏通信社の跡地処分を推進しています

実際のところ鼻毛の白髪化には悩まされている。実害はほぼ全くないのだけど、とにかく目立つのだ。本来鼻孔の暗がりで鼻毛は外から存在を認識することが難しいのに、白髪になっていると光を反射してはっきりわかる。無論鼻孔内で鼻毛がどれだけ伸びていても構わないというか、むしろ外にはみ出さない限りはある程度長さがあった方が鼻毛の本来の機能から言ってもいいというのは理屈では充分判るのだが、しかし暗い鼻の中でふた筋だけ、それもどれぐらい伸びているかもはっきりわかるほど白々と輝いている鼻毛を見るとついはさみに手が伸びてしまう。もう生えている位置すら憶えてしまった。これから一生こうなのかと思うと、というか正確にはこれより悪化することはあってもましになることはないのだと思うと、まあ別に本当に大した労力じゃないけど、ため息のひとつもつきたくなるところではある。