黄昏通信社跡地処分推進室

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エジプトで気球が墜落した。気球に関して殆ど知識を持ち合わせていない身からすると熱気球という奴はあのごうごうと炎を吐くバーナーと見るからにぱっと燃えそうなカラフルな生地(実際は難燃性らしいです)の組み合わせでよくまあ燃えないなーと思わずにはいられない代物であり、今回の墜落の原因はまだ判っていないが話だけ聞くと「やっぱりそういうことあるんだ……」という印象はとりあえずある。言ってみれば誰もが共有するようなありふれた悪夢が実現してしまった事故ということで、発生頻度とか本当の原因とかそういう真のリスクとは全く関係ないところでの恐怖がある。おれ当分乗る予定ないというかもしかすると一生乗らないけど「しばらく気球はやめとこう……」とか思ったもんね。そしてそういう人けっこういるんじゃないだろうか。そんなことないかな。
あと操縦士は先に飛び降りて助かったと聞いて第一感としてはもにょって、その後考え直してみて一緒に死ねってのもちょっと違う気もするな、とも思ったのだけど、報道をざっと見た感じだと消火なりガス栓閉めるなりできることはあったんじゃないの?みたいな言われ方してるっぽい。まあここら辺は少なくともちゃんと考証されるまではなんとも言えないだろう。面会はできないが命に別状はない、というぐらいの容態であるようだ。