黄昏通信社跡地処分推進室

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そろそろうなぎが本当に危ないらしい。というか、一説によるともう終わっているともいう。


結論からいうと、ウナギは、もう詰んでいる。
(引用者略)
10年前なら、ニホンウナギを持続的に利用するという選択肢はあったかもしれないが、もうそういう段階ではない。「ニホンウナギの最後をどう看取るか」という段階である。今、我々がやるべきこと(できること)は、ウナギを反面教師にして、第二・第三のウナギを無くすことだ。水産物を持続的に消費するシステムを確立して、将来の水産物の消滅を食い止めることが重要である。
おれもウナギがここまで危機的な状況にあるとは全く知らず、やっと認識したのが昨年だったと思う。

いい牛肉とか鮪とか鰻とか食べるたびにこれを食べられるのもあと十年位かもと思っているんだけど、鰻はそれを上回る早さで食べられなくなるかも知れないね

今こそ誰かが「土用の丑の日は牛肉を食べよう」みたいな適当なキャンペーンを張るべきではないか。
とはいうものの具体的になにかするでもなく、普通にうなぎも食べていた(2012 年のうちに少なくとも3回食べている)。状況を調べようともしなかったし、なんらかの働きかけをしようともしていなかった。唯一上のようなことをツイートしたが、具体的な背景やとるべき行動などをなにも示していないし、何の働きかけにもなっていない。


おれにできることがあったともあるとも思えない。にもかかわらず、この状況に対してぼんやりとした後悔と罪悪感のようなものがある。もう数年もすればうなぎは手の届かない魚になってしまうのだろう。そしておれは息子や娘に自分の若い頃はうなぎというのはもっとずっと身近な食材だったのだという話をすることになるのかも知れない。それを想像すると、どういうわけかおれは自分でも驚くほど気が滅入るのだ。


こちらの記事も参照→ウナギが食べられなくなる日 | ナショナル ジオグラフィック(NATIONAL GEOGRAPHIC) 日本版公式サイト