黄昏通信社跡地処分推進室

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昨年のことだけど、近所の遊歩道の脇に地面から一本立ち上がった茎の先に白くて小さな花がちりちりと咲いているのを見つけて、なんだか知らないけど可愛いなと思っていたらニンニクの花だと誰かが教えてくれた。ニンニクの花について考えてみたこともなかった。今年も同じところで花を見かけた。ニンニクの芽って成長するとこうなるんだなとかこの下にはあのニンニクが埋まってるんだなとか考えるといちいちちょっと面白い。それを抜きにしても、単純に中々愛らしい花だと思う。



ぼんやりしていたらネジバナの季節が終わってしまった。今年は6月前半ぐらいから構えていたので結構満喫できたような気がする。近所の小さな芝生はなかなかたくさん咲くのだけど芝刈りが入ると一網打尽にされてしまうのが残念で、それでも今年はまあまあよく見た。もっとすごいのは義実家の近所の空き地でそこはもう約束の地かってぐらいたくさん咲く。しかしやはり定期的に草刈りが入って全部やられてしまう。
今年発見したのは職場の近所で、時々昼飯を食べに行くとき通るコースの近くに結構咲いていた。ちょっと気付くのが遅かったけど、中々見事だった。
そして今年からは息子と見ることができたのが楽しかった。遊びに行った公園や、近所の図書館の前なんかに咲いているのを見る。「これはあんまりねじねじしてないねー」「じめんのなかからねじねじってなってはえてくるのかなあ?」子供の感想や考えを聞けるのはとても貴重なことで、そのためにもいろいろなものに触れさせるのはいいことだと思う。たとえそれが道端に咲く雑草のような花だとしても。