黄昏通信社跡地処分推進室

黄昏通信社の跡地処分を推進しています

NFL 2013 -- Week 2, part 3

今年から GAORA の映像が現地のテロップ消さなくなってしまって、試合中に他球場の試合のネタバレががんがん流れる地獄のような番組になっている。という話をしたら妻が厚紙で目隠しを作ってくれたので、それをマスキングテープで画面に貼って対処している。

Pittsburgh Steelers (0-2) @ Cincinatti Bengals (1-1)

マンデーナイト。
AFC 北地区のライバル対決。なんかこの対戦毎年見てる気がする。そういえばベンガルズも同地区対戦は結構弱くて、一昨年なんてレイヴンズとスティーラーズ両方にスイープされてたんだよね。それでも 9-7 だったんだからむしろ大したもんだったと思うけど。しかし昨年後半辺りからスティーラーズはどうも元気がなく、結局昨年プレイオフは逃したし今年も開幕戦はタイタンズにやられる始末。ただベンガルズの本拠地ポール・ブラウンスタジアムではスティーラーズがここ 11 戦で 10 勝中と相性は極めていい。
ディフェンスが持ち味の両チームだけに全体としてはあまり点の入らない展開で、先にタッチダウンを挙げたのは珍しくランで取ったベンガルズだったが、2Q 後半にはロスリスバーガーがいきなりパスをばんばん通しはじめてタッチダウンに辿り着き 10-10 の同点で折り返し。だがロスリスバーガーがよかったのは極端に言えばここだけで、この日も終始パスラッシュに苦しみ、被サックこそ2回だったもののパスの精度が低かった。後半はスティーラーズは無得点で、ベンガルズタッチダウンフィールドゴールを1本ずつ追加して 20-10 で勝ち。
両チームともパスは 200 ヤード台だったがスティーラーズはランが 44 ヤードしか出ておらず、後半は追いかける展開でますますパス偏重になって攻撃が単調になっていた。昨季怪我などで順調に使えなかったメンデンホールをこのオフに出してしまったのだけど、その穴が埋められずにいる。一方ベンガルズはグリーン-エリスを中心にランを 127 ヤード出していた。20 点ぐらいはだいたい稼ぐオフェンスではあり、ディフェンスが頑張れば結果はついてくるというところだろう。

  • (追記)ベンガルズがここぞという時のランプレイで少なくとも2回、フルバックの位置にディフェンスラインのペコを入れてリードブロッカーにしていた。なんかプロがやらなさそうなプレイでおもろい。

San Francisco 49ers (1-1) @ Seattle Seahawks (2-0)

NFC 西地区のライバル対決。昨年 QB ラッセル・ウィルソンを得て破竹の快進撃を見せたシーホークスだが、地区内対戦成績は案外平凡で 3-3 どまり。この日の相手であるフォーティナイナーズとも1勝1敗だった。しかし面白いのはこの対戦だとどうもフォーティナイナーズが妙にやりづらそうにしていることで、一方シーホークスはのんでかかっているように思える。この差はいったいなんなのだろう。
1Q はシーホークスがパントをブロックされたり、両 QB に1回ずつインターセプトがあったりとばたばたしたがお互い守りが堅く、というかやや攻めあぐねて無得点。2Q に入ってようやくシーホークスが先制するがそれも相手のエンドゾーン内での反則によるセイフティ。やっとまともに点が入ったのがフィールドゴールで、5-0 でシーホークスがリードして折り返す。
後半になるとシーホークスはマーション・リンチのランが出始めて、初めてのタッチダウンを取ると徐々に得点差が開き始める。フォーティナイナーズフィールドゴールを1本返したもののそこからは攻撃が手詰まりになってしまって、キャパニックが無理に投げたパスが次々にインターセプトされたり、もうギャンブルするしかなくなった 4th&17 からキャパニックが走って3ヤード足りなかったり、ほとんど無様と言えるような有様だった。最終的にはターンオーバーを5つ積み重ねたフォーティナイナーズを 29-3 でシーホークスがぶっちぎって勝ち。

  • ウィルソンは 8/19-142yds-1TD-1INT。はっきり凡庸な数字で、それでもこれだけ試合を作るのだから凄い。今週はリンチのランが出たのも大きかった。どんなチームだってリンチは止めたいに決まっているし研究もされているのだろうけど、止まらない週は止まらない。beast と呼ばれる所以だろう。
  • キャパニックは 13/28-127yds-0TD-3INT。計算してないけどパッサーレイティングは悲惨な数字になるはずだ(30台とか)。ただこの他にランが9回で 87 ヤード出ていて、それは流石というほかない。最初のドライブが最後インターセプトで終わったのが痛かった。あれがなければもう少しいいパフォーマンスができたかも知れない。

other games

MIN(0-2) 30-31 CHI(2-0)ヴァイキングズ、同地区対決で2連敗スタート。これすでにプレイオフ進出でやばいパターンですよ。ルーキー WR パターソンのキックオフリターンタッチダウンやらロバシンのファンブルリターンタッチダウンやらスペシャルチームとディフェンスは頑張ったらしいんだけどオフェンスが決めきれず、最後は6点リードから残り 10 秒で逆転タッチダウンを許して負け。逆にベアーズファンとしては今年こそはというところで2連勝は悪くない滑り出しだ。こちらはこちらで2勝とも 4Q にぎりぎりで逆転するという内容は手放しではほめられないが、しかしカトラーが安心して仕事ができるようになったのは大きい(この日も被サックは1、ただしファンブルロストだったが、相手がジャレッド・アレンではある程度仕方あるまい)。今年はベアーズに頑張ってもらいたいところ。
STL(1-1) 24-31 ATL(1-1)ファルコンズが逃げ切り勝ち。マット・ライアンからフリオ・ジョーンズにパスを通すこと実に 11 回、182 ヤードを稼いでの勝利。ライアンのスタッツも 33/43-374yds-2TD-0INT で流石というところだが、ランが全然出ていない(36 ヤード)のは気になるところ。スティーヴン・ジャクソンに至っては3回で0ヤード。ラムズは 0-21 から諦めずに追い上げたが流石に離されすぎていた。ブラッドフォードは 32/55-352yds-3TD-1INT とまたしても上々の数字。この試合ではギヴンズやペティスによく通していて、アメンドーラの不在は今のところなんとかカバーできているようだ。
TEN(1-1) 24(OT)30 HOU(2-0)タイタンズ、連勝ならず。いやーこれ結構惜しかったっぽい。残り2分まで8点リードしてたらしいので。そこからタッチダウンと2ポイントで追いつかれて、なんとかオーヴァータイムまで持ち込んだものの最初のドライブで力尽きた。テキサンズは Week 1 に続いて逆転勝ち。なんだかんだ言って勝つ辺りが強者の証、かな。
MIA(2-0) 24-20 IND(1-1):あれ、ドルフィンズが勝ってるよ? などと言っては流石に失礼かも知れないが、しかしアップセットの部類だろう。1Q の最初の2ドライブで 14 点を挙げて、一度は追いつかれるも 3Q に突き放しての勝利。4Q は両チームとも無得点で4点差が保たれるというじりじりする展開で勝ちきったのだから価値がある。タネヒルも 23/34-319yds-1TD-0INT と上々の数字。昨年のルーキー QB たちで一番上がり目があるのは実はタネヒルかも知れない。
WAS(0-2) 20-38 GB(1-1)パッカーズが圧勝。これ前半 0-28 とかなんで多分後半はかなり流してる。ロジャーズは 480 ヤード投げて球団記録を更新したらしいが、実はこれまでの記録を持ってたのはマット・フリンだったらしい(例の試合)。グリフィンは 26/40-320yds-3TD-1INT なので数字としては結構いいが、前半は0点に抑えられたしランはわずか4回で1ヤード。まだ本調子には至らないか。
CAR(0-2) 23-24 BUF(1-1):おお、ビルズが勝っている。つっても相手がパンサーズだから威張れるんだか威張れないんだかわかんないけど。最後は 23-17 から残り 1:38 タイムアウト無しで 80 ヤードをルーキー QB E.J.マニュエルがドライブしきって逆転勝ち。ここでもパンサーズはインターセプトしたプレイでパスインターフィアランスをやらかしていて相変わらずの勝負弱さが光る。ビルズは C.J.スピラーが 16att-103yds と 100 ヤード超え。いいね。
CLE(0-2) 6-14 BAL(1-1):ブラウンズってほんと同地区戦弱いよな。3年目だけどレイヴンズに勝ってるの見たことない気がする。この試合は前半 6-0 からの後半完封されて逆転負け。内容的にはレイヴンズもどっこいどっこいで、見てないけど多分凡戦の部類。ウィーデンは最後親指ぶつけて引っ込んで、ジェイソン・キャンベルが4回だけ投げてたらしい。キャンベル、能力的にはもうだいたい知れてるんだけど、なんかどういうわけか出番を掴むところがある。不思議なものだ。
DET(1-1) 21-25 ARI(1-1)カーディナルズが最後の最後に逆転勝ち。カーソン・パーマーがエンドゾーンに投じたロングパスがディフェンスのパスインターフィアランスになったらしいのだが、それがこの試合でカーディナルズが成功した唯一のサードダウンコンヴァージョンだったそうだ(1/10)。むしろよくそれ以外で 19 点も取ったな。カーディナルズは直近 14 試合ではライオンズにしか勝っていないとのこと。(そういや昨年スタどんがインターセプト投げまくって負けてたね。)
NO(2-0) 16-14 TB(0-2):セインツ、最後1分少々タイムアウト無しで1点差を逆転。特に最後フィールドゴールレンジ内に深々と入ったコルストンへのパスが素晴らしかった。もうここしかないってとこに投げている。ブリーズはんさすがやでー。とはいえかなり苦労はしたようで、最後のドライブの前のバッカニアーズの 47 ヤードのフィールドゴールが決まっていれば危なかったはずだ。ちなみに失点も2本ともインターセプト絡みでブリーズかなりのひとり相撲。バッカニアーズはフリーマンが 72 ヤードのタッチダウンパスを決めたのがイリーガルフォーメーションでヌリファイというのがあったそうで、緒戦に続いてやらかしちゃった系の連敗となった。よりによってイリーガルフォーメーションってなあ。
JAX(0-2) 9-19 OAK(1-1):今 NFLジャガーズが一番弱いよな……とか言ったら怒られるかも知れんけどでも多分そう。この日はギャバートが出られなくてヘニーだったけど「ヘニーの下でもジャガーズのオフェンスは先週と同じぐらいひどかった」とか公式に書かれててまあそりゃそうだろうねえ以外のコメントをおれはちょっと考えつかない。レイダーズはマクファッデンがよく走った、みたい(←あからさまに雑なコメント)。