黄昏通信社跡地処分推進室

黄昏通信社の跡地処分を推進しています

NFL 2013 -- Week 7, part 2

ここに書くことが思いつかない。

Chicago Bears (4-3) @ Washington Redskins (2-4)

思いがけず点の取り合いになった。逆転に次ぐ逆転で最後は残り 45 秒でレッドスキンズが逆転タッチダウンを決め、41-45 で勝ち。ベアーズはカトラーが 2Q の途中でサックを受けた際に足の付け根を負傷してロッカーに下がり、そのまま戻ってこなかった。それでもバックアップ QB のマカウンがよくチームを動かし、RB フォーテイの活躍もあって得点を重ねたが、最後は力尽きた格好になった。2連敗で 4-3 まで落ちた上にカトラーを最短でも4週間失い、なんだか昨年や一昨年の失速パターンを見ているようだ。
レッドスキンズはようやく2勝目。グリフィンも本人によるとようやく昨年の怪我の(主に精神的な)影響を払拭しつつあるようで、パスで 298 ヤードとランで 84 ヤードとゲインしまくった。

  • ベアーズの PR ヘスターはほぼ2年ぶりのリターンタッチダウンをパントリターンでマークし、通算リターンタッチダウン数を 19 として NFL 記録に並んだ。パントリターンが 13、キックオフリターンが5、フィールドゴールミスが1、とのこと。昨年は迷って横に走ってしまう場面がよく見られたのが今年に入ってまた結構縦に行けるようになって来ていたので、この記録は時間の問題だったと言える。無事である限り記録を伸ばすのは確実だろう。

Other Games

今週の BYE はレイダーズ(2-4)とセインツ(5-1)。セインツは連勝止まったところだしよかったかもね。
BUF(3-4) 23-21 MIA(3-3):“綱渡り”ビルズは今回もサド・ルイスが先発。14-0 から一時は逆転を許したものの最後は残り 33 秒でカーペンター(8月までドルフィンズにいた)がフィールドゴールを決めて終了。タネヒルは 19/37-194yds-3TD-2INT、他にファンブルロストが1、と冴えない数字。BYE 明けで下向いてるのはかなりまずい。
SD(4-3) 24-6 JAX(0-7):流石にチャージャーズの圧勝。リヴァーズは試合開始から 14 本連続パス決めたそうだ。しかしこれでようやく勝ち越しで、同地区ではチーフスとブロンコスとがそれぞれ3ゲーム先、2ゲーム先を走っている。ため息が出そうだ。ジャガーズはこの日もヘニー。RB ジョーンズ-ドリューは試合後コメントを出さなかったそうだ。そりゃしゃべることねえよな。ジャガーズは次週はロンドン行きらしく、もうなんといってよいかわからないが、地元出身の NFL でスターター経験もある QB が浪人してるらしいから契約したらいいのではないか。
TB(0-6) 23-31 ATL(2-4)ファルコンズ、BYE 明けに連敗脱出。相手がバッカニアーズってのはついてたね。これで少しは落ち着くといいけど。ただ WR フリオ・ジョーンズが足の怪我でシーズンアウト、WR ロディ・ホワイトもこの日は欠場ということでチームの状況は悪い。プレイオフはなお厳しいか。バッカニアーズのグレノンは 26/44-256yds-2TD-0INT とのことで、結構頑張っているように思う。
NE(5-2) 27-OT-30 NYJ(4-3):おお、これジェッツ勝ったのか。結構すごいんじゃねえの。ここまで勝った相手がバッカニアーズ、ビルズ、ファルコンズとかで結構微妙だったのがこれで一気にやれるかもって雰囲気になった。ペイトリオッツとも1勝1敗になったので、正真正銘の1ゲーム差だ。ジェッツが頑張るとこの地区は面白くなる。ペイトリオッツはグロンカウスキーが無事復帰していきなり 100+ ヤードのレシーブを記録したとのことで、得点差から言っても悲観したものではないだろう。とはいえブレイディがまたしてもタッチダウンパス0、スタッツも 22/46-228yds-0TD-1INT とかだったとのことで、不安材料もそれなりにあるというところ。
STL(3-4) 15-30 CAR(3-3):パンサーズに何が起こっているのか。リベラヘッドコーチの首が危ないという話が出てから 3-1 だ。とはいえ負かした相手がジャイアンツ、ヴァイキングズ、ラムズでは威張れないか。ニュートンは 15/17-204yds-1TD-0INT とかなりの数字。ラムズはブラッドフォードが脚を怪我して下がったそうで、少し気がかり。
CIN(5-2) 27-24 DET(4-3)ベンガルズ、地味に強い! ここまでの 5-2 は素晴らしい成績だ。もちろんこれからもタフな対戦はたくさん残っているわけだが、それにしても大したものと言える。最後はタイムアップと同時にヌージェントがフィールドゴールを決めたとのこと。ライオンズはカルヴィン・ジョンソンが復帰していきなり 155 ヤードのレシーブをマークしたそうだ。まあそれだけジョンソンに依存しているともいえるわけだが、よいニュースではある。
SF(5-2) 31-17 TEN(3-4)フォーティナイナーズは完全に軌道に乗った。ゴアのランが 70 ヤード、キャパニックも 68 ヤード。これでいいのだろう。来週はロンドンに行ってジャガーズと対戦するそうです。タイタンズはジェイク・ロッカーが復帰したが、3Q まで完封されて 4Q だけで 17 点返すのがやっとだったらしい。これで3連敗、流石にプレイオフは厳しくなったかも。
BAL(3-4) 16-19 PIT(2-4)スティーラーズが4連敗から BYE 明けで連勝。久々にランががっつり出たみたいで、堅い守りを勝ちにつなげるピッツバーグらしい戦い方が戻ってきたと言えるのでは。レイヴンズはまたしてもオフェンスが押さえ込まれてしまい、4Q に初めて同点に追いついたけどそこまで。ベンガルズが走り、死んだと思っていたスティーラーズが立ちはだかってきて、タフな状況は続いている。
CLE(3-4) 13-31 GB(4-2):早くも希望が萎みつつあるブラウンズ。ホイヤーが QB として出場した3試合は勝ち、あとは全部負けていて、そのホイヤーは今季絶望。この試合でもウィーデンは 17/42-149yds どまりだった。一方のパッカーズは仕上がってきた感じ。3連勝で NFC 北のトップに立った。ジョーンズとコブ、ふたりのワイドレシーバーを失ってこれなのだから恐れ入る。
SEA(6-1) 34-22 ARI(3-4)シーホークスがまあ順当に勝ち。ウィルソンはすげえな。2週連続被インターセプトなし。リンチも 100 ヤード近く走った(21att-91yds とのこと)。カーディナルズはまあこんなもんとしか言いようがない。「そこそこのクオーターバック」カーソン・パーマーは 30/45-258yds-1TD-2INT。うーん、これはそこそこよりはちと悪いか。
HOU(2-5) 16-17 KC(7-0):ヒューストン、ヒューストン、聞こえるか? ショーブの負傷でこの日先発したのは T.J.イェイツではなくルーキーの第3 QB ケイス・キーナムだった。キーナムは 15/25-273yds-1TD/0INT と奮闘したが、チーフスの堅守の前に屈した。しかしいきなり全勝チーム相手に向こうの地元でこれだけ食い下がったのだから悪くない。1本だけ決めたタッチダウンパスも落としどころが完璧だった。イェイツファンとしては複雑だが、中々面白い QB が出てきたものと思う。チーフスは手堅い攻めと堅い守りで7連勝。ブロンコスが敗れたため、とうとう唯一の無敗のチームとなった。スーパーボウル開始以降、7-0 のチームはのべ 31 チームあり、そのすべてがプレイオフに進んでいるのだそうだ。