Houston Texans (2-11) @ Jacksonville Jaguars (4-9)
サーズデイナイト。ジャグァーズが逃げ切り勝ちで今季初のホームでの勝利を飾る。これでテキサンズをスイープしたので、AFC 南地区の最下位はほぼ決まりと言ってよさそうだ。シーズン前どころか、シーズンの折り返し地点でもこんなことになるとは思っていなかったわけだが、まあわからないものである。シーズン前半には「ジャガーズ今季勝てるの?」みたいなことを書いた憶えがあるがまことに失礼なことを申し上げた。ここに謝罪する。ごめんなさい。
で、テキサンズは例によってケイス・キーナムが先発したんだけど今ひとつ(16/29-159yds-1TD-1INT)で、3Q の後半にショーブが出てきた。そしたらスタンドが沸いて、現地のリポーターによるとサイドラインの空気も一変したらしいんだよね。それに応えてショーブは3分ちょっとでタッチダウンを決めるドライブを完成させて、その次のシリーズもフィールドゴールにつなげた。
この迷走ぶりは深刻だ。
これで上手く行ったらショーブに戻すのか。ここまでキーナムに任せておいてそれはないだろう。それで駄目だったら今度こそクビを切るのか。それならもう切っててもいいだろう。いずれにしても今更すぎるのだ。この動きはどう転んでも誰も幸せにならない。そしてそれを強調するかのように、ショーブはこの試合最後から二番目のプレイでインターセプトされ、最後のプレイではサックされて終わった。20-27 でジャグァーズの勝ち。
Indianapolis Colts (8-5) @ Cincinatti Bengals (9-4)
ベンガルズが押し切る。前半にタッチダウン2本、後半に4本。ドルトンはタッチダウンパス3本に珍しく自ら走ってもタッチダウンを決めてターンオーバー無しと上々の内容。3年目にしてもっとも充実したシーズンを送っていると言える。プレイオフまっしぐらというところだろう。
コルツもまだシード順上位2チームに入れる可能性は充分あると思うのだがこの日も先行を許して 0-21 から追いつかない程度に反撃して負け、と内容的にはややぱっとせず。それでも後半だけで 28 点取る辺りがラックの底力と考えるべきではあるのかも。
- 2Q の終わり近く、ゴール前1ヤードでベンガルズの 4th&Goal、グリーン-エリスのランはチャップマンに足下をわずかに払われてバランスを崩してゴールライン手前でダウン。審判の判定もダウンだったが、レヴューの結果判定が覆ってタッチダウンとなった。ビデオで見る限りは明らかに誤審だったと思う。チャップマンの手はグリーン-エリスの足首にかかっていたように見えるし、グリーン-エリスはそこでバランスを崩している。あれが触れていなくてグリーン-エリスが勝手に転んだとは考えづらいところだ。百歩譲ってルーリング・オン・ザ・フィールドがタッチダウンだったのなら call stands ということもあり得たかも知れない。でも判定はダウンだったのだ。あの映像がそれを「明らかに覆す証拠」だったとは到底思えない。