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NFL 2013 -- Week 16, part 2

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MIA(8-7) 0-19 BUF(6-9)ドルフィンズ、まさかの完封負け。オフェンスがネットで 103 ヤードだったとのことで、そりゃ勝てんわというか、その内訳もグロスが 153 ヤードでサックが7回 -46 ヤード(あとロスタックルで -4)という数字でちょっとゲームになってない。ドルフィンズのオフェンスラインはシーズンを通してよくなかったが、ここへ来て最悪のできだったようだ。ビルズは EJ マニュエルが左膝の腫れで出れず久々のタド・ルイスが先発、15/25-193yds-0TD-1INT とぱっとしなかったが2勝目。2勝とも相手はドルフィンズとのこと。
DAL(8-7) 24-23 WAS(3-12)カウボーイズが9点差を 4Q に逆転して地区優勝争いに生き残り。ロモが前週とは打って変わって勝負強さを見せた。レッドスキンズは意地を見せられず7連敗。この日もカーク・カズンズが先発したが、依然として結果が残せない。
TEN(6-9) 20-16 JAX(4-11):前半6点に抑えられていたタイタンズが後半タッチダウンを2本決めて逆転勝ち。クリス・ジョンソンとショーン・グリーンの2人で計 181 ヤード走って地上戦を支配した。ジャグァーズは後半戦初の連敗となった。
CLE(4-11) 13-24 NYJ(7-8):ジェッツがプレイオフ関係なくなってから勝ち。ジーノ・スミスが week 5 以来の2タッチダウンパスということで、なんかのびのびできたのかなとか余計なことを思う。ブラウンズは6連敗でまあいつものシーズンって感じですね。
TB(4-11) 13-23 STL(7-8)ラムズが7勝目。ルーキー RB ステイシーがこの試合も 33att-104yds-1TD と大活躍。手遅れになってから調子上がってきた印象だな。バッカニアーズは連敗。
MIN(4-10-1) 14-42 CIN(10-5)ヴァイキングズぼこぼこにされるの巻。キャセルがこの日は乱調で、13/27-114yds-1TD-3INT というひどいスタッツ。他方ドルトンは 27/38-366yds-4TD-0INT とやりたい放題。これレーティングでも 140 ぐらいは行く感じですね。まあ現時点の力はこんなものだろう。ピーターソンは戻ってきたものの 11att-45yds と控えめな使われ方。
DEN(12-3) 37-13 HOU(2-13)ブロンコスが圧勝。これ昨年は地区優勝同士だったんでこんないいところに組まれてるんだろうなーと思うと中々物悲しいものがある。それでも 3Q には 16-13 まで追い上げていて、どうにもならない負けではなかったようなのだが。この日も先発はショーブだったがこれはケイス*1の怪我のためとのこと。ペイトン・マニングはこの試合でレギュラーシーズンでのタッチダウンパス数を 51 まで伸ばし、NFL 記録を塗り替えた。
ARI(10-5) 17-10 SEA(12-3):圧倒的だった筈のシーホークスがここへ来て連敗して事態を微妙にややこしくしている。この日はラッセル・ウィルソンが 11/27-104yds-1TD-1INT と悲惨なできで、一方のカーソン・パーマーも4インターセプトと全くほめられたできではなく、おそらくは凡戦だったのかなという雰囲気。シーホークスはそれでも来週勝てば地区優勝。カーディナルズは来週勝つことがプレイオフ進出への必要条件で、あとはセインツ次第。
NYG(6-9) 23-OT-20 DET(7-8):死んだと思われたジャイアンツがいきなり起き上がってライオンズの前に立ちはだかる。ライオンズにしてみればいい迷惑というか、まあこれを勝てないと駄目なのだけど。4Q にスタフォードがインターセプトリターンタッチダウンを喫したのが致命的だった。これでライオンズはプレイオフがなくなった。NFC 北地区は中盤まで上位3チームがかなり勝ち越し数を伸ばしていたのにパッカーズがロジャーズ、ベアーズはカトラーとそれぞれエース QB を怪我で欠いて負けがこんだ。なのにスタフォードが特に怪我もしてないライオンズもおつきあいして負けまくってしまったのは実に勿体なかった。惜しいシーズンだった。
OAK(4-11) 13-26 SD(8-7)チャージャーズがプレイオフ争いに生き残り。タイブレーカーで劣るチャージャーズドルフィンズとレイヴンズのどちらかがこの週勝っていればチャンスがなかったのだが、いずれも敗れたためになんとか残った。リヴァーズは 19/29-201yds-1TD-1INT とまあスタッツは平凡だったが成功率以外は今季の勝ちパターンのひとつ。
CHI(8-7) 11-54 PHI(9-6):これ何が起きたんだ。イーグルズはこれを勝っても最終週勝った場合の第3シードが確定するだけで、どっちにしろ最終週負ければプレイオフには進めない。一方ベアーズは勝てばプレイオフが決まる。ベアーズの方が勝負がかり度合いは強かった筈だが完敗だった。

Playoff pictures: AFC

North #1 Bengals (10-5) WINNER
East #1 Patriots (11-4) WINNER
South #1 Colts (10-5) WINNER
West #1 Broncos (12-3) WINNER
Wildcard #1 Chiefs (11-4) ; West PLAYOFF CLINCH
Wildcard #2 Dolphins (8-7) ; East

  • -

Still Alive:
8-7: Ravens (North), Chargers (West)
7-8: Steelers (North)
3地区で地区優勝が決定。北地区はベンガルズ、東地区はペイトリオッツ、西地区はブロンコスがそれぞれ地区優勝を確定させた。
唯一残ったワイルドカード #2 は 8-7 のドルフィンズ、レイヴンズ、チャージャーズ、7-8 のスティーラーズの4チームに可能性があって、しかもどのチームも自力でプレイオフを決めることができない。表にするとこうなる:

MIABALSDPITWINNER
MIA
BAL
MIA
MIA
BAL
BAL
SD
PIT
BAL
MIABALSDPITWINNER
NYJCINKCCLEopponent

場合の数で言うとレイヴンズが有利ということになるが、最終週の対戦相手は第2シードの可能性が残っているベンガルズなのでそこがきつい。ドルフィンズは今季とうとう強いか弱いかわからなかったジェッツ、チャージャーズは主力選手がごっそり休むと思われるチーフス、スティーラーズはおなじみブラウンズ、とそれぞれ対戦することになるので勝てる見込みはみんなそれなりに高いと思われる。
ちなみにこの表はプレイオフ進出チームが決まってから作っている。

Playoff pictures: NFC

North #1 Bears (8-7)
East #1 Eagles (9-6)
South #1 Panthers (11-4) PLAYOFF CLINCH
West #1 Seahawks (12-3) PLAYOFF CLINCH
Wildcard #1 49ers (11-4) ; West PLAYOFF CLINCH
Wildcard #2 Saints (10-5) ; South
Still Alive:
10-5: Cardinals (West)
7-7-1: Packers (North)
8-7: Cowboys (East)
とうとう最終週前まで地区優勝がひとつも確定しなかった。一番決まりそうだった西地区すらまだ決まっていないが、南地区のパンサーズと西地区のフォーティナイナーズはプレイオフ進出を確定させている。北地区はライオンズが敗れて圏外に去り、最終週のパッカーズ@ベアーズの勝者が地区優勝となる。東地区も同じく最終週のイーグルズ@カウボーイズの勝者が地区優勝。ワイルドカード争いはセインツとカーディナルズに絞られ、セインツが敗れてカーディナルズが勝った場合のみカーディナルズワイルドカードとなる。

*1:ケイス:ケイス・キーナムのこと。