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NFL 2013 -- Week 17, part 2

なんか最終週なんでまとめっぽい記述もちらほら書いてるけど、各チームのシーズン総括はまた日をあらためてやりたいと思っています。
BAL(8-8) 17-34 CIN(11-5)AFCレイオフ争いの試合その2。ドルトンがインターセプト4本も投げたが致命傷にはならず、3Q には一度同点にされたものの 4Q だけでぶっちぎって勝ち。ベンガルズは3年連続プレイオフ進出で、今年は地区優勝で花を添えた。また今季はホーム無敗の記録を残した。レイヴンズは敗れたうえに同時間帯にスティーラーズが勝ったためプレイオフ進出の望みを失った。
CAR(12-4) 21-20 ATL(4-12):パンサーズが自力で地区優勝を確定させる。ファルコンズはライアンが実に被サック9とオフェンスラインが崩壊。よく 20 点も取ったものだ。1点差の惜敗で悲惨なシーズンを終えた。TE トニー・ゴンザレスは昨季悲願だったプレイオフに進み、しかしスーパーボウルには進めず、やり残したことがあると現役を伸ばした1年だったがこの戦績。持っていないと言わざるを得ない。
CLE(4-12) 7-20 PIT(8-8)AFCレイオフ争いの試合その3。スティーラーズが試合開始から 57 分間ブラウンズを0点に抑え込んで快勝。2003 年以来の負け越しを免れるとともに、ドルフィンズとレイヴンズが共に敗れたためプレイオフ進出に望みをつないだ。ブラウンズは 4-5 から7連敗でシーズンを終えた。
WAS(3-13) 6-20 NYG(7-9)NFC 東地区の3・4位対決はどうも内容も悲惨だったっぽく、カズンズが 19/49、イーライ・マニングが 10/24 とどちらもパス成功率がほぼ 40%。ディフェンスがどんなによくてもそれだけでは絶対にこんな数字にならないし、40% 前後になると見てる方も体感的に「まったく決まらねえな……」って感じになります。まあそんなわけで3位の方が勝ちました。最後はカーティス*1も投げたみたいなんだけど、2/8-11yds-0TD-1INT とかでパッサーレイティング0点だったそうな。0点て。
HOU(2-14) 10-16 TEN(7-9)テキサンズの辛くて長いシーズンが終わった。2連勝スタートから実に 14 連敗。ショーブが、イェイツが、ケイスが、負け続けた。タイタンズは 7-9 ながらも地区2位で、3位には3ゲーム差つけた。
DET(7-9) 13-14 MIN(5-10-1)ヴァイキングズがルーキー WR コーダレル・パターソンの2本のタッチダウンだけで勝ち。今季限りで解体が決まっているメトロドームの最終戦を勝利で飾った。ライオンズは 6-3 からの 1-6 でまさかの負け越し。それも後半は7試合とも 4Q で一度はリードしながら逆転されるという離れ業だったらしい。
JAX(4-12) 10-30 IND(11-5):コルツが 1Q だけで 0-17 としてそのまま逃げ切り勝ち。まあこんなものか。最後はハッセルベックがちょっとだけ投げたらしい。ジャグァーズは最後3連敗でシーズンを終えた。
KC(11-5) 24-OT-27 SD(9-7)AFCレイオフ争いの試合その4。唯一遅い時間帯で行われたこのゲーム、チャージャーズは勝てばプレイオフ進出という状況で、チーフスは案の定スターターを大量に休ませていたのに(アレックス・スミスもジャマール・チャールズも居ない!)まさかの大苦戦。4Q で 10 点ビハインドを追いかける羽目になる。なんとか追いついたものの残り4秒で 41 ヤードのフィールドゴールを与えてしまう。だがこれをライアン・サカップが外して試合はオーヴァータイムに突入する。そのオーヴァータイムでもチャージャーズはパントに追い込まれながら、フェイクパントでファーストダウンをぎりぎり更新する。そのドライブでフィールドゴールまで辿り着き、決勝点を挙げた。というわけで AFC 最後のプレイオフ枠はチャージャーズが占めた。
STL(7-9) 9-27 SEA(13-3)シーホークスは最終週で地区優勝を決めた。11-1 から足踏みした印象はあったけどそれでも 2-2 か。
TB(4-12) 17-42 NO(11-5):セインツが最後は大人気なくバッカニアーズを屠ってプレイオフ進出。このカード1戦目はたしか week 2 辺りで、セインツがぎりぎりで逆転勝ちしてたと思うんだけどそういえば当時はフリーマンだったよな……とか遠い目になってしまった。いやでも、バッカニアーズもルーキー QB のグレノンで打ち合い挑んでてかっこよかったぜ。来年は頑張れ。
SF(12-4) 23-20 ARI(10-6)フォーティナイナーズ、一時は 17-0 と楽勝ムードだったがカーディナルズも黙ってやられはせず、4Q にはついに同点に。結局最後はタイムアップと同時にフィールドゴールを決めてフォーティナイナーズが勝ったが、カーディナルズの今季の頑張りがあらわれた健闘だった。
DEN(13-3) 34-14 OAK(4-12):マニング、パッシングヤードの NFL 記録を更新。更新すると同時に引っこんでしまったそうな。
BUF(6-10) 20-34 NE(12-4):まあいつもの通り。この日はビルズはタド・ルイスが試合を通して投げたとのこと。

Playoff pictures: AFC - Final

North Bengals (11-5) #3
East Patriots (12-4) #2
South Colts (11-5) #4
West Broncos (13-3) #1
Wildcard #1 Chiefs (11-5) ; West
Wildcard #2 Chargers (9-7) ; West

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最後のひと枠はチャージャーズに決定。前回の表を使いまわしますが

MIABALSDPITWINNER
SD
NYJCINKCCLEopponent
8-88-89-78-8result
結果はこうなった。ドルフィンズがジェッツに完敗し、レイヴンズもベンガルズにぼこぼこにされ、スティーラーズはブラウンズに案の定圧勝して、ここまでが早番の試合。余談ながら NFL はこういう時開始時間揃えたりとか全然しない印象がある。SD なんて西海岸だから東海岸と早番で合わせちゃうとえらい変な時間になっちゃうんだろうけど。
で、唯一遅番のチャージャーズがどうにかこうにかオーヴァータイムの末チーフスを下して勝利、ということでチャージャーズがプレイオフに進んだ。チャージャーズがプレイオフに進むためにはこの展開しかなかった(厳密に言うとスティーラーズは勝っても負けてもいいので場合の数はスティーラーズの2倍ではある)のだから、細い細い綱を渡りきったというところだろう。
逆にドルフィンズとレイヴンズは、結果的には最後2週どちらかで勝ちさえすればよかったのに連敗してシーズンを終えた。勿体なかった。
レイオフワイルドカードラウンドはチャージャーズベンガルズ、チーフス@コルツとなった。いずれもレギュラーシーズンで対戦しており、その時はベンガルズとコルツがそれぞれ勝っている。

Playoff pictures: NFC - Final

North Packers (8-7-1) #4
East Eagles (10-6) #3
South Panthers (12-4) #2
West Seahawks (13-3) #1
Wildcard #1 49ers (12-4) ; West
Wildcard #2 Saints (11-5) ; South
最終週で地区優勝が全て決定。という展開だった割には、前週と順位が入れ替わったのはパッカーズだけだった。ワイルドカード #2 はセインツが勝って自力で滑り込み。カーディナルズはほんと頑張ったけど最後はフォーティナイナーズに敗れて 10-6 ながらもプレイオフに進めなかった。しかしパッカーズの 8-7-1 という戦績のぎりぎり感はすごいな。引き分けた相手ミネソタだしな。
こちらのワイルドカードラウンドはセインツ@イーグルズ、フォーティナイナーズパッカーズ。前者は今季レギュラーシーズンでは対戦なし。後者は開幕週で当たってキャパニックが 400 ヤード以上投げてフォーティナイナーズが勝っているが、冬のグリーンベイは味方につけられるか。

*1:カーティス:しつこいようだけど、カーティス・ペインター。コルツ→ジャイアンツ。このブログはもしかすると日本で一番カーティス情報が多いかも知れない。