黄昏通信社跡地処分推進室

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微妙な距離の問題

雨の日の電車という奴はだいたいちょっと混んでいる。傘を持っている分乗り降りに時間がかかるため電車が遅れがちになり、結果的にそれで混むことになる、という事情はあるのかも知れない。でも、遅れていないときでも混んでいる。
雨の日だけ電車に乗るという人はほとんど居ないと思う。少しは居るかも知れないが、あれだけ混んでいる朝の電車にとっては誤差ぐらいの数ではないだろうか。乗る人数は変わらないのに混んでいる理由を考えた方がたぶん本当の理由に近づける。


今のところの考えでは、濡れている傘が問題なんだと思う。誰だって濡れている傘にくっつきたくはない。それが自分の傘でも、他人の傘でも。だから無意識のうちに隣の人との間に晴れている日よりも少しよけいに距離を置く。特に影響がありそうなのは座っている人の傘だ。満員電車で立っている時は座っている人のすぐ目の前まで近づくことが多いものだが、濡れている時はそれはしたくない。
よほど混んでいる電車でもなければ、実は車内の混雑度は一定ではない。扉から遠いところには多少の余裕があるのがふつうだ。雨が降っているとその余裕が少し大きくなる。それで扉の近くにしわ寄せが行って普段より密度が少し高くなる。たぶんそんなところではないだろうか。そうだとするとあんまり解決手段はない。


ところで満員電車に文句ひとつ言わずこんなことを考えているのは、プリントアウト案件だろうか。