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俺とネタバレとワールドカップ(MF文庫J)

月曜日、こんなツイートをした。つもりだった。おれの愛用のガラケーからのメール投稿だ。おれのツイッターへの投稿は6割がガラケー、4割がはてブ連携でなされている。残り少しの誤差ぐらいの分をブラウザから投げているがものの数ではない。


きょう一日ワールドカップのネタバレを避けながら過ごしてきたのに、最後の最後、家の最寄り駅で売店に目をやってしまった。あああああ。

おれは自分が過程を楽しめない観戦者だとは思わないのだけど、にもかかわらず、ネタバレにはひどくがっかりするし、録画していた試合にも集中できない。所詮は結果しか見ない人間なのかな、とも最近は思うようになった。
実際には(おそらく)ツイッター側の不具合でこの2本のメールは投稿として反映されなかった。しかし2本目の投稿内容は少し前から自分でちょっと気になっていたことではあるので、この際あらためて拾って載せておくことにする。じっさいのところ、皆さんどうなのだろうか? たとえばスコアレスドローだと知っている試合を 90 分見るのは結構辛くないだろうか……それとも本当のサッカー好きはそれがわかっていても楽しめるのか。おれはどうも駄目だ。これはサッカーに限らず、アメフトでも野球でもそうだ。特にスコアがわかっていたりするとまずい。終盤が近づくともうそれ以上は点が入らないとわかってしまう時間が訪れる。これは絶対点にならないとわかっていて見るチャンスはどこかやはりむなしい。


……と思っていたのだが、月曜日の試合は結果を知っていても存外楽しめた。メキシコ対オランダ、決勝トーナメントらしい好カードだ。格下と見なされていたメキシコが前半圧倒的なキープ力と積極的な守りで試合を支配する。そしてドス・サントスの素晴らしいミドルシュート。本当に一瞬の隙、ほとんど得点の匂いがしない状況からの鮮やかすぎる先制点だった。そこからしかし、積極性が失われてしまったのがいかにも惜しい。ドス・サントスを下げてしまったのも拙かった気がする。それでも後半 40 分過ぎまで、ここから負けるというのが信じられなかった。スナイデルの同点弾、あんなにがら空きのところにボールが来て、それを叩き込んだのだからさぞかし気持ちよかっただろう。そしてロッベンが倒される。判定は仕方あるまい。足がかかっていたのはかかっていたのだ。しかしそれを言うなら、前半メキシコのディフェンダーがエリア内でヘディングで競りに行った場面、オランダのフォワードが高く上げた足は確かに右頬に当たっていた。うう、でも、言っても仕方あるまい。ともあれ面白い試合であった。サッカーもやはり面白い。世界中の奴が熱狂するのもわかる。おれはそこまでは乗り切れない。日本戦は5時に起きて見たがそれが限界だ。ワールドカップが終わってからJリーグを観に行ったりはまずしないだろう。だけどこの祭りが終わるまではまだ何試合か見ると思う。また結果を知っていても楽しめるぐらい面白い試合にめぐりあいたい。