黄昏通信社跡地処分推進室

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没ねた


共感覚というのとは違うのだが、すっごく眠い時に会議の資料とかを見ていると、文字の周りが青く見えることがある。CSS で span に background を設定した時みたいに、あるいは MS Word の蛍光ペン効果のように、文字の印刷されている背景にあたるところに薄青く塗りつぶされた長方形が重なって見えるのだ。それ以外の状況では起きたことがないので、それを見ると「ああおれは今すごく眠いのに会議に出ているのだな」ということはわかるのだが、それ以外の効果はひとつもないのだった。





濃縮果汁を還元したものを元の果汁と同等の品として扱うことはわりと自明のことに思える。たとえば5倍濃縮の果汁 100g に水 400g を足して混ぜたものは果汁 500g とだいたいおんなじだ。そうですよね?
ところが、ある時買った果汁グミの袋に堂々と「果汁 100% 相当」と銘打たれていて、僕はなにを言っているんだこいつはと思った。見ると、5倍濃縮果汁が重量比で 20% 含まれているから 100% なのだという。いや 100% ってのはそういうことじゃないだろう。これはグミで、果汁じゃない。
ところでジュースの場合、還元する際に香料を加えることは日本では認められている。それぐらいであればまあ元の果汁と同等と言ってもいいような気がする。
だけどその香料に味があるとしたらどうだろう。あるいは香料の香りが元のジュースとは決定的に違うとしたら。還元する時の水にミネラルやフレイバーが含まれているとしたら。5倍濃縮果汁 100g に牛乳 400g を加えて還元したらそれは果汁何パーセントになるのだろう。なんかそんな風に考えていくと、濃縮還元って必ずしも本質が保たれるものではない
(この文章この後「日本だと果汁 70% 以上なら 100% と称せるので」みたいな風に続ける予定だったのだが別にそんなこと無かったので続けられなかった)





鈴木祥子の、たしか「水の冠」に


オレンジ五つもしぼったジュースを
たったのひと息で飲み干すあどけなさ
っていうフレーズがあるんだけどこれ聞くたびにこれはあどけなさではないんでないのかなーと思っていた。まあこれは歌詞なので正確じゃなくてもいいし、こういう形でひっかかりがあるのはむしろよいことなのだと思うけど、それはそれとして。