黄昏通信社跡地処分推進室

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ちょっと前に読んだ本(『意識は傍観者である』)の中で、本筋とは関係ないけどオッカムの剃刀の話が出てきて面白かった。もう本が手元にないのでうろ覚えだけど、オッカムの剃刀はうまくいく場合と同じぐらいの頻度でうまくいかなくて、だから注意しなくちゃいけない、というようなことが妙に強い調子で書いてあった。脳の研究をするうちに脳の過剰なほどの冗長性を意識せずにはおれなくなり、それと相容れないオッカムの剃刀という原理のおかげで随分誤解や対立が生じた、みたいな体験があったのかもしれない。まあ、そこまで深刻なもんじゃないにせよ、個人的にいらいらすることが多かったんじゃないかなーぐらいには思わせる書きっぷりだった。



ベッカムの剃刀」とか言ってたの、日記検索しても出て来ない、てことは、はてなに来る前だったのか……。