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NFL 2014 -- Week 5

今週の BYE は2チームだけ。ロンドン帰りのドルフィンズ(2-2)とレイダーズ(0-4)。レイダーズはこれで立て直せるか。

Minnesota Vikings (2-3) @ Green Bay Packers (3-2)

さようなら、クリスチャン・ポンダー――。


サーズデイナイトフットボールNFC 北の同地区対決。マット・キャセルが踵の粉砕骨折、テディ・ブリッジオーヴァートラブルドウォーターが足首の捻挫で、week 5 にして千載一遇の先発を得た三番手 QB ポンダーだったが、見るべきところは何もないパフォーマンスだった。前半タッチダウン2本を先に奪われてから、反撃しようというタイミングでのインターセプト2本。1本目はプレッシャーを受けてボールをチップされたものでアンラッキーではあったが、2本目は無理をしなくてもよかったといえばよかった。1本目はそのままリターンタッチダウン、2本目も返しをタッチダウンにされて、前半にして 0-28 である。格下がこの有様では勝負になっていない。
もちろん、ヴァイキングズも進歩は見せた。この試合では通算6回パッカーズにパントを蹴らせている。3rd ダウンコンヴァージョンも 4/11 だ。昨季の1回目の対戦ではとうとう一度たりともドライブを止められなかったことを思えば長尺の進歩と言えよう。しかし結果としては最終的に 42 点失うこととなった。ターンオーバーも含めて課題は残る。アーロン・ロジャーズの調子もよかったので、ある程度の失点は仕方ないところもあるのだが。
4Q に入ってから、ポンダーは残り6ヤードを自ら走ってタッチダウンを決めた。足が速くて思い切りのいいランをできるのはこのクオーターバックのいいところだ。でも、多分もう NFL で先発をつとめる機会は殆ど巡って来ないだろう。そして仮にそんな機会があったとしても、おれがその映像を一試合単位で目にすることはまずないだろう。来週はブリッジウォーターが戻ってくるという。ともあれ、ポンダーについては、今季が終わってから改めて書こうと思う。
パッカーズはロジャーズが調子を上げてきて、どうやら地元ラジオで語ったという「落ち着いてくれ、俺たちは大丈夫だから」という言葉が正しかったことを示した。昨年みたいに怪我に見舞われたりしない限りは、多分いいところまで行くのではないだろうか。


最終スコア:MIN 10-42 GB

Atlanta Falcons (2-3) @ New York Giants (3-2)

この試合はあまりちゃんと見られず。ジャイアンツが先制し、ファルコンズが追いついて逆転、一時は 10 点リードしたが、後半に入ってからばったり止まってジャイアンツが再度逆転して勝った。前半見た感じファルコンズの方が普通によさそうに見えたのだけど、なんとなくジャイアンツの方が点差を広げていった。ライアンのスタッツは 29/45-316yds-1TD-1INT だからまあ実際あまりよくはない。ランもジャクソンが 13att-37yds なので完封に近く、3rd ダウンコンバージョンも 2/13 と苦しんだ。
ジャイアンツもマニングが 19/30-200yds とそこそこだったがパーカー、ベッカムあたりの新戦力にもパスを散らしていて攻撃が形になってきた。これで勝ち越しに転じたし、今年あたりそろそろプレイオフが狙えるかも知れない。周期的にはスーパーボウルに出るのは来年の筈なのだけど。


最終スコア:ATL 20-30 NYG

Baltimore Ravens (3-2) @ Indianapolis Colts (3-2)

この2チームの対戦ならディフェンシヴになりそうで、ある意味ではそれは正しかったけど実際にはいささかミスの多い試合だった。
前半はおたがい敵陣深くで 4th ダウンギャンブルに失敗し、レイヴンズはファンブルロストが2回(うち1回はジャコビー・ジョーンズのパントのマフ)、コルツもインターセプトが1回あって、コルツが 0-6 とリードして前半残り 0:35 からレイヴンズの攻撃。ここでコルツはソフトに守りすぎ、最初のプレイで RB フォーセットに 29 ヤードも走られてしまう。次のプレイでフラッコがオーウェン・ダニエルズに 16 ヤードのパスをヒット、最後はジャスティン・タッカーが 52 ヤードの FG をねじ込んで 3-6 として折り返した。
しかし後半もコルツのペース。フラッコの2本目のインターセプトから得た攻撃権を足がかりに、ラックから最後は TE アレンへパスが通り、この試合初のタッチダウンで 3-13 とリードを広げる。レイヴンズは 4Q の頭にコルツの PR ウォーレンのファンブルで敵陣 12 ヤードから攻撃を得るが、一度もファーストダウンを更新できず3点止まり。返しのドライブでラックはいささか強引なパスを次々に通し、自らのスクランブルで 13 ヤードのタッチダウンランを決めて 6-20 とさらにリードを大きくした。
レイヴンズはここからようやく反撃。フラッコの持ち味であるロングパスを立て続けに投げて、相手の反則も絡めて敵陣に攻め入ると、フォーセットが 11 ヤード走ってタッチダウン。13-20 としたあと、コルツが時間を使い切りにかかったドライブで残り2分、フィールドゴールは確実というところまで進んでから RB ブラッドショーのまさかのファンブルで攻撃権を得るが、敵陣に入るところまで進めないまま4回ダウンして終了となった。
とにかくターンオーバーの多い試合で、そりゃ点も入らんわという内容。ラックもフラッコも正確さを欠いたが、すこしだけラックの方が上回ったという感じ。


最終スコア:BAL 13-20 IND

Chicago Bears (2-3) @ Carolina Panthers (3-2)

ターンオーバーが勝負を分けた試合。前半はパンサーズにミスが多く、ファンブルスト2回がいずれもベアーズののタッチダウンに直結して一時は 21-7 となったが、2Q も終わりが近い時間帯にベアーズがさらなる追加点を狙った 35 ヤードのフィールドゴールを K ロビー・グールドがまさかの失敗。これで得た攻撃権をパンサーズがタッチダウンにまでつなげて 21-14 とし、これで一気に流れが変わった。
後半ベアーズは 3Q に挙げたフィールドゴールの3点のみで、4Q も半ばを過ぎてからカトラーがこの日2本目のインターセプトを喫して返しに FG を決められて同点にされると、直後の攻撃自陣 23 ヤード地点で RB フォーテイが痛恨のファンブルロスト。パンサーズにごっつぁんの勝ち越しタッチダウンを献上すると、残り 2:13 から反撃に出たベアーズだったが、最後はカトラーがサックされてファンブルロストし万事急須。勝てそうな試合ではあったが、とにかくターンオーバーも4回にもなると厳しい。


最終スコア:CHI 24-31 CAR

Arizona Cardinals (3-1) @ Denver Broncos (3-1)

この試合はほとんど観ていない。ペイトン・マニングが 479 ヤード投げて 41 点取って勝った。最終的にはダブルスコアになったのだが、それでも 3Q には一度 20-24 になっていて点差ほど大差の試合になったわけではない。しかしまあ、カーディナルズが頑張って頑張ってやっと 20 点というのをブロンコスはあっさり上回っていく感じではあったかな。カーディナルズは QB ドリュー・スタントンが脳震盪で退場したのが痛く、あとを受けたローガン・トーマスが 1/8 というていたらくでゲームにならなかった(もっとも唯一決めた1本は 81 ヤードのタッチダウンパスで、それはほんとに素晴らしいパスとレシーブだったのだけど)。まあスタントンも 11/26 とかだったからむしろよくこれで 3Q 途中まで勝負になってたなという気もする。ともあれこれでカーディナルズは今季初の敗戦となった。どっちが全勝だかよくわからないような試合だったけども。


最終スコア:ARI 20-41 DEN

Cincinnati Bengals (3-1) @ New England Patriots (3-2)

サンデーナイトフットボール
AFC で唯一ここまで全勝のベンガルズと、先週チーフスにぼっこぼこにされたペイトリオッツ、という面白い組み合わせだったが、試合はペイトリオッツが電光石火の早業で先制。なるべくブレイディが投げるまでが短くなるようなパスルートを選択、殆どタイミングでばんばん投げ込んで行く。そして RB リドリーのラン。消費時間 4:57 でのタッチダウンだったが、すべてインバウンズだったのでほんとうにあっという間だった。ベンガルズは返しのドライブで 52 ヤードの FG をヌージェントが届かず失敗、いい位置での攻撃権を得たペイトリオッツが再び電撃のごとき素早さでドライブ、最後は TE ライトへのパスが決まって 0-14 とした。ベンガルズはこの後も攻撃がぱっとせず、2Q には敵陣5ヤードまで攻め入りながら FG どまりで、その後ファンブルロストを挟んでフィールドゴールをもう2本決められ、3-20 で折り返した。
後半、ベンガルズは最初のドライブをスリーアンドアウトで終えるが、返しのドライブもパントを蹴らせることに成功、そこでアダム“パックマン”ジョーンズが素晴らしいリターンを見せる。捕った後左、右とうろうろしてこれは駄目かと思えたが、そこから上がって行ってきわどいところでタックルを交わし、右のサイドライン際を駆け上がって 47 ヤードのリターン。敵陣からの攻撃をドルトンが1本目のパスで WR サヌーにヒットしてタッチダウン。これで 10-20 とし、チームに勢いを与えるドライブかに思われた。
しかしその返しのドライブ、ペイトリオッツはホールディングがあって敵陣ながら 3rd&16 という状況になっていたのを、ヴァリーンが上手くブロッカーを活かして 19 ヤードゲインし、ファーストダウンを更新してしまう。これはベンガルズの反撃ムードをしぼませるプレイだった。結局このドライブはタッチダウンになり、その次のキックオフを KR ブランドン・テイトがリターンしようとしてファンブル。そのボールをペイトリオッツ CB アリントンがあっさり拾ってエンドゾーンまで持ちこんでしまい、10-20 がわずかプレイクロック6秒ほどの間に 10-34 になった。実質的にはここで勝負あった。
このあとはドルトンがようやく A.J.グリーンにタッチダウンパスを通したが反撃はそこまで、ペイトリオッツフィールドゴールを3本追加してさらに差を広げて圧勝した。よく1週間でここまで立て直したなとは思ったけど、やっぱりこうでなくっちゃ面白くねえよ、とも思う。ともあれ見事な勝利だった。ベンガルズは悪いところが重なって出て大敗してしまったが、まあこんな試合もあるというところで、それほど心配することもなさそうに思う。



最終スコア:CIN 17-43 NE

Seattle Seahawks (3-1) @ Washington Redskins (1-4)

今週のマンデーナイト。
先週ぼろぼろだったカズンズがどこまで戻せているか、というのがポイントだった。しかし前半を見ている限りではおそらくプレイコールも気を使っていたのか、ロングパスはほとんどコールされずランが主体で、短いパスもいまいち決まらない。最初のドライブで2回ファーストダウンを更新した後はスリーアンドアウトが3回続く。
シーホークスはこの日はウィルソンが積極的に走り、最初のドライブだけでラン2回の 45 ヤードゲインを記録する。もちろんタッチダウンまで持っていって 7-0 と先制すると、レッドスキンズがもたつく間にフィールドゴールと自らのタッチダウンランを加えてリードを 17-0 まで広げた。これは一方的になるかと思ったが、2Q 残り 2:43 でようやくビッグプレイが出る。カズンズからデショーン・ジャクソンへのロングパスが決まり、これが 60 ヤードのタッチダウンレセプション。17-7 となって前半を終えた。
シーホークスは反則(のコール)に苦しめられた。特に被害に遭ったのが WR パーシー・ハーヴィンで、前半2回、後半1回の計3回タッチダウンをヌリファイされている。1回目のホールディングは「厳しいけど無くはないかな」というぐらいだったが、2回目のフォルススタートはハーヴィンが 26 ヤード走り切ってからコールされており、かなり不自然な印象は受けた(フォルススタートはボールデッドファウルなので、そもそもプレイを開始できない筈だ)。
3回目のヌリファイはアンネセサリイラフネスで、4Q 頭のドライブで取られたが、これもなにもここで取らんでもという感じのものだった。しかしシーホークスも転んでもただでは起きず、32 ヤード地点からフィールドゴールを狙うと見せかけてホルダーの P ライアンがボールを持って突進。スペシャルプレイでファーストダウンを取ると、そのドライブをタッチダウンまで持っていった。これで 24-10。
レッドスキンズも諦めず、その返しのドライブはビッグプレイなしでカズンズが 80 ヤードのドライブを完遂、タッチダウンを返して 24-17 とする。残り時間は3分半、ここは普通にキックオフを蹴ってディフェンスに賭ける。ファーストダウンは1回更新されたものの 3rd&4 を作り、ここを止めればレッドスキンズにもワンチャンスある場面。シーホークスのプレイコールはリンチのラン……からのプレイアクションパスだったが、レッドスキンズは引っかからず、2人の選手がウィルソンに迫る。これはサックだ、ワンチャン来た、と思った瞬間、ウィルソンが前方にパスを投じる。その先にはノーマークのリンチが待っていた。これでシーホークスファーストダウンを更新し、試合を決めた。
ウィルソンはこの日は 18/24-201yds-2TD-0INT とパスも素晴らしい数字だったが、積極的に走って 11att-122yds とランでも 100 ヤードを超えていて、ちょっとやり過ぎだろうというほどの活躍だ。何も言うことはない。カズンズも 21/36 と成功率はやや不安の残るものの、283yds-2TD-0INT と前週に比べればずいぶん立て直した。相手が悪かったが、来週以降には期待してもよさそうだ。

  • シーホークスタッチダウンが3回もヌリファイされたことについて、FS アール・トーマスのコメントが身も蓋もないので載せておく:「まあこの試合は“マンデー・ナイト・フットボール”だからアメリカ中の人が見てるだろ。だからやっぱり楽しんでもらいたいし、彼らもできるだけ接戦にしようとしてくれたんだよ。商売だからね」。



最終スコア:SEA 27-17 WAS

Other Games:セインツ苦しい/やっぱり救世主ホイヤー/スーパーロモ4連勝/ジャクソンヴィルの夜明けは遠い/イーグルズ地区首位キープ/天才カイル・オートン/チャージャーズも4連勝/しぶといフォーティナイナーズ

TB(1-4) 31(OT)37 (2-3)NO:セインツ辛勝。ブリーズがインターセプト3本放って、1本がリターンタッチダウン、1本は自陣で献上して返しのドライブでタッチダウンにされ、とかなんとかで 4Q で 11 点ビハインドの状況から、なんとかタッチダウン+セイフティ+フィールドゴールで同点に追いつき、オーヴァータイムの最初の攻撃でタッチダウンを挙げて勝ち。どんなに ugly でも勝ちが欲しい状況だったからこの結果はとにかくよしとしなければいけないけど、苦しい状況は続いている。バッカニアーズは勝てる試合を落とした感は否めない。80 ヤード完遂したドライブも2本あるし、グレノン、悪くないと思うのだが。
CLE(2-2) 29-28 TEN(1-4):ブラウンズが 25 点差を逆転勝ち。これはロードのチームが逆転した得点差としては NFL 史上最多とのこと。ホームを含めてもレギュラーシーズンでは歴代3位、球団史上ももちろん最多となる。ホイヤーは歴史に名を刻みつつあるようだ。先々週は勝てた試合を落とした一方で、このように絶望的な状況を逆転してしまう。この日もスタッツだけ見ると 21/37-292yds-3TD-1INT で、まあ悪くはないのだけど成功率は 60% 行ってないしインターセプトも喰らってるし、すごくいいわけでもない。なにか特別なものがこの QB にはあるのだ。ともあれチームとファンは大いに盛り上がっていることだろう。おれも今年の春からホイヤーで行けと言い続けてきただけに今の状況はなかなか楽しい。/で、タイタンズはロッカーが戻ってきて、前半はよかったんだけど、2Q にまた手を怪我してひっこんでそれっきりで、後半は1点も取れず、という……。レントゲンの結果はまたネガティヴ、とのことだけど、ちょっともう、これは。
HOU(3-2) 17(OT)20 DAL(4-1)カウボーイズが4連勝。ロモはなんか悪いものでも食べたのかな? 4Q に 10 点のリードを追いつかれてオーヴァータイムに入ったが、先行のテキサンズを5プレイで止めて返しのドライブに FG 決めて勝ち。まあディフェンスが頑張ったと見るべきか。テキサンズはまあこんな試合もあるかなというところ。フォスターが完全復帰して 23att-157yds と素晴らしい数字を残したので前途は明るい。フィッツパトリックがプレイオフ行ったら痛快だよねえ。
PIT(3-2) 17-9 JAX(0-5)スティーラーズが辛勝。オフェンスでは 10 点しか取れず、かなり苦しい展開だったようだ。ジャグァーズはボートルズの地元初先発を勝利で飾れず。4Q に逆転を目指そうかというドライブでボートルズがインターセプトを喫し、そのままリターンタッチダウンされた。ジャグァーズはランも全然出ていないし RB は次々に怪我で離脱したらしいし、明るい材料が全然ない。今年も連敗がどこまで伸びるかというシーズンになってしまいそう。
STL(1-3) 28-34 PHI(4-1):イーグルズが逃げ切り勝ち。一時は 27 点あったリードを6点にまで詰められたが勝ちは勝ち。先週フォーティナイナーズに完封されたオフェンスも今日はタッチダウンを2本挙げた。フォールズはインターセプトファンブルロストが1回ずつで、昨年の安定したパフォーマンスにはまだ遠い。ラムズはパントブロックとエンドゾーンでのファンブルロストで 14 点失ったのが響いた。しかし QB オースティン・デイヴィスは 29/49-375yds-3TD-0INT と堂々たるスタッツで、これからのラムズを背負って立つことになるかも知れない。だとすればこんなに皮肉な話はない。
BUF(3-2) 17-14 DET(3-2):まんまとビルズのスターターに収まったカイル・オートンが初勝利。昨オフのカウボーイズ解雇からここに至るまでの流れがまじで天才的だが、それはそれとしてこの勝利はオートンのものには違いない。30/43-308yds-1TD-1INT のスタッツもまあ悪くはない。ビルズは連敗を2で止めた。ライオンズは WR カルヴィン・ジョンソンと RB レジー・ブッシュがいずれも試合中に足首を負傷して戻って来なかった。守備陣は地上のジャクソン&スピラーを完全に押しとどめたが、先々週に契約したばかりの K ヘナリーが 0/3 という大ブレーキで接戦を落とす一因となった。今季は開始当初のスターター K、ルーキーのフリーズが3試合で 3/7 とかであっさりクビ、ヘナリーもこの有様で早くも3人目を考えてるとか。先日自動車事故で死亡したビローナスはライオンズのトライアウトを受けていた。考えても全く詮無いことだが、彼のシュアなキックがあれば……。
NYJ(1-4) 0-31 SD(4-1):いやージェッツに負けられんだろとは思ってたけど、完封かよ。チャージャーズの勢いは手がつけられなくなりつつある。ドナルド・ブラウンが脳震盪で退場し、これでシーズン当初の3人の RB 全員を失ったことになったが、4人目のブランドン・オリヴァーが 19att-114yds と大活躍。リヴァーズも 20/28-288yds-3TD-1INT と絶好調を維持。この勢いでどこまで行けるかというところ。ジェッツはジーノ・スミスがさっぱりで、試合途中でヴィックにスイッチしたが実らず。試合を重ねるごとに悪くなっているように見える。立て直せるだろうか。
KC(2-3) 17-22 SF(3-2):チーフス、先週の夢のような勝ちのあと、こここそが落としたくない試合ではあるんだけどねえ。スケジュールの厳しさはこういう時に効いてくる。スミスが 17/31-175yds に抑えられ、タッチダウンも2本に終わった。フォーティナイナーズもキャパニックは 14/28-201yds と平凡だったもののターンオーヴァーはなく、K ドーソンが最長 55 ヤードのフィールドゴールを5本中5本決めて勝った。こういう勝ち方もできるのが強いところ。


(更新終了)