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NFL 2014 -- Week 6

今週の BYE はチーフス(2-3)とセインツ(2-3)。どちらも順調さを欠いていて一息入れたいチーム状況なので、たぶんこの bye は有難いのでは。

Indianapolis Colts (4-2) @ Houston Texans (3-3)

サーズデイナイトフットボールAFC 南の同地区対決。この地区は残り2チームがテネシー“ジェイク立つんだジェイク”タイタンズジャクソンヴィル・毎年再建期・ジャグァーズなので地区優勝争いは早くも概ねこの2チームに絞られている。
試合序盤は圧倒的にコルツのペース。フィールドゴールで先制すると、P マカフィーのまさかのオンサイドキックは誰もいないフィールド中央に転がり、マカフィー自らリカバーして連続の攻撃権を得る。これをきっちりタッチダウンまで持っていくと、殆ど攻撃が形にならないテキサンズを尻目に 1Q だけでもう2本タッチダウンを追加して 24-0。こりゃ流石にどうにもならんかと思いつつも一応観ていると、2Q に入ってからテキサンズが反撃開始。タイミングパスを中心にした組み立てに変えてようやくまともなドライブを作ると、最後フィールドゴールを蹴ろうかというところでコルツのイリーガルフォーメイションでファーストダウンを更新できるごっつぁんもあって結局タッチダウンを1本返した。さらに返しのドライブの1プレイ目でラックからインターセプトを奪い、次のドライブではフォスターの 12 ヤードのタッチダウンランで 24-14 と追い上げる。コルツはフィールドゴール1本だけ追加して 27-14 で後半へ。
後半も最初にタッチダウンをあげたのはテキサンズで、フォスターのランで 27-21 と追い上げる。返しのドライブ、コルツはラックから中央深い位置の T.Y.ヒルトンへのタッチダウンパスが決まって、ツーポイントコンヴァージョンに失敗して 33-21。そのさらに返しのドライブ、テキサンズバロックが 37 ヤードのフィールドゴールを失敗して嫌なムードになるが、その次のコルツの攻撃でラックがファンブルし、そのボールを拾った J.J.ワットが素早く走り、45 ヤードのファンブルリカバーリターンタッチダウン。33-28 と追い上げムードが高まる。
時間は充分に残っていて、ディフェンスはコルツを 4Q の間無得点に封じたが、テキサンズオフェンスはあと一歩を決めきれない。8:13 からのドライブでは WR アンドレ・ジョンソンがファンブルロスト。2:15 からのラストドライブでは2プレイ目でフィッツパトリックがターゲットを探せず、少し持ち過ぎたところでサックされてファンブルし、コルツにリカバーを許して試合終了。
コルツが序盤の圧倒的な得点で逃げ切り勝ち。普通はここまで詰められる展開ではなく、そこはまずかったがともあれ勝ったのだからよしとすべきか。テキサンズは J.J.ワットが超人的な活躍で、サック2回、リターンタッチダウン、パスカットもあり、ラックにプレッシャーをかけ続け、もし逆転勝ちしていたら間違いなくワットのおかげであっただろう。ディフェンスの選手でこれほど存在感があって実際に試合の流れを左右できる選手は滅多に居ない。ほんとうにすごい。

Chicago Bears (3-3) @ Atlanta Falcons (2-4)

ベアーズのカトラー、ファルコンズのライアンの両パサーの対決。
前半は静かな滑り出しで、2Q 途中でやっと 3-3。2Q の半ば、カトラーが WR マーシャルへ 47 ヤードのロングパスを通し、そこを足がかりにこの試合初のタッチダウンを挙げる。ベアーズは前半終了直前にも長いドライブを作るが、ここはフィールドゴール止まりで 13-3 で折り返し。
後半は当初ファルコンズのペース。最初のドライブで RB スミスへのショートパスがほぼランアフターキャッチだけで 41 ヤードのタッチダウンになると、次の攻撃でもフィールドゴールを決めて同点に追いつく。ところがその返しのドライブ、オフェンスラインにがっちり守られたカトラーからこんどはジェフリーへのロングパス。これがまんまと決まって 74 ヤードのゲインとなり、次のプレイでタッチダウン。追いつかれた直後に目の覚めるような攻撃で突き放し、ファルコンズの反撃ムードを抑えた。
結局ファルコンズは試合を通してライアンがプレッシャーをかけられ続け、4回のサックを浴び、うまく攻撃を機能させられなかった。このあとは得点を挙げることすらできず、最後はインターセプトを喫して負けが決まった。戦力は整っていると思うし、開幕のセインツに勝った試合など素晴らしい粘り強さで、こりゃあ今年はファルコンズ行くなー、と思ったものだったが気がつけば2勝4敗、尻に火がついたと言っても過言ではない。立て直せるだろうか。
ベアーズはカトラーが素晴らしく、ここぞというところでロングパスを決めて流れを相手に渡さなかった。いつもこんな試合ができればいいのだが、それは無理だということも統計的にはわかっている。それでも、一試合でも多くこういう試合ができれば。


最終スコア:CHI 27-13

Dallas Cowboys (5-1) @ Seattle Seahawks (3-2)

センチュリーリンクフィールドでのトニー・ロモ、といえばあれに言及せずには居られないのは太平洋の東西を問わないらしい。この試合は NHK-BS での放送だったのだけど、ご丁寧に NHK がどっかから拾ってきた映像(かなり画質悪かった)が最初の方に流れたと思ったら後半現地映像でも別アングルの映像が流れていて、まあある意味 NFL 史に残る場面ではあるのだろう。
試合は出だしはシーホークスペース。最初のドライブでフィールドゴールを決めると、返しのドライブを早々とパントに追い込み、そのパントをボールドウィンがブロック。そのままリターンタッチダウンして、あっという間に 0-10 となった。ところがそこからはカウボーイズの猛攻が始まる。3回の攻撃でタッチダウンフィールドゴールタッチダウン。ここまで4試合の平均ラン喪失ヤードが 62 ヤードという驚異的な数字を誇るシーホークスのディフェンスに対して RB マレイ、ランドルのランをぶつけ、ロモのパスを織り交ぜ、面白いようにドライブを続けた。17-10 で折り返し。
後半に入ってからふたたびシーホークススペシャルチームが活躍する。ライアンのパントを PR ハリスは取りかけて真下に落とした……かに見えたが、ボールは横に転がっていてシーホークスがリカバー。残り 14 ヤードをウィルソンが軽々タッチダウンまでつなげて同点とすると、返しのドライブではロモがファンブルロスト。これはフィールドゴールまでだったが、17-20 とシーホークスが逆転した。
フィールドゴールを1本ずつ決めて 20-23 となった 4Q、カウボーイズは自陣 20 ヤードからのドライブをまだ自陣のうちに反則で 3rd&20 としてしまうが、ここでロモがラッシュを受けて右サイドへ逃げながら右奥の WR ウィリアムズへパス。これをウィリアムズがサイドラインぎりぎりで両足つま先をドラッグしながらジャンプキャッチというスーパープレイでファーストダウン更新。結果的にはこれが大きく、そのままこのドライブをタッチダウンにまでつなげて 27-23 と逆転した。
あとはシーホークスの攻撃がダウン(ギャンブル失敗)とインターセプトで終わり、その間にフィールドゴールをもう1本追加したカウボーイズが 30-23 で快勝した。カウボーイズはこれで5連勝となり、とうとうシーホークスにまで勝って、今年ばかりは一味違うかも知れない。今日は守備もよかったしスタッツでは圧倒していて、ターンオーバーとシーホークススペシャルチームのおかげでこの点差にとどまったが、もっと大差がついてもおかしくないような試合だった。
シーホークスはウィルソンが 14/28-126yds-0TD-1INT と結果的にほぼ完封され、ちょっとやられっぱなしだった。まあ毎度こんなことになるとも思えず、引きずらなければ問題ないと思うが、カウボーイズの守備がそういいという印象もなく、意外だったのは確かだった。シーホークスはホームではここ3シーズンで2敗目だそうです。


最終スコア:DAL 30-23 SEA

San Francisco 49ers (4-2) @ St. Louis Rams (1-4)

マンデーナイトフットボールNFC 西の同地区対決。
今季のラムズはブラッドフォードがプレシーズンでアウト、バックアップのショーン・ヒルも week 1 でアウトとなり、プラクティス・スクウォッド上がりのオースティン・デイヴィスが奮闘している。スタッツだけ見るとほんとに中々頑張ってるみたいで、見たいなと思っていたところへ折よくマンデーナイトがめぐって来た*1。調べてないけど今季のラムズなら MNF は最初で最後だろう。
そのデイヴィスは最高の立ち上がりを見せる。仕込んでいたプレイコールが当たりまくったということもあるのだろうが、ラン・パスともに面白いほどゲインできて、最初のドライブであっという間にタッチダウンをあげる。ラッシュを受けてもひらりと身をかわしてパスを投じ、サードダウンでも臆することなく冷静に空いているレシーバーを見つけてパスを通す。サードダウンコンヴァージョンは最初の5回すべて成功し、試合開始から3回の攻撃権で 0-14 と大きくリードした。ディフェンスもフォーティナイナーズのラン攻撃をよく止め、フィールドゴールを1本返されただけの 3-14 で前半残り2分を迎える。ラムズはパントになったが、このパントもよく飛んでフォーティナイナーズは自陣5ヤードからの攻撃となった。
ああ、それなのに、残り 0:27 の 3rd&6 、未だフォーティナイナーズは自陣 20 ヤード、引いて守っていれば本当になんということはなかったのに、CB ジェンキンズは WR ロイドについて守ってしまう。そしてロイドのダブルムーブで軽くぶち抜かれ、そこへキャパニックのパスが飛んでくる。80 ヤードのタッチダウンレシーブ。それでもまだラムズはリードしていたが、前半 3-14 と 10-14 では大きな違いだ。果たして後半レシーブのフォーティナイナーズは最初の攻撃でタッチダウンまで辿り着くことに成功し、17-14 と逆転する。
後半ラムズはオフェンスが完全に手を失い、ほとんど前進することすらできずにむなしくパントを蹴り続ける。デイヴィスも前半の輝きはどこへやら、サックを受け、パスを投げてもまるで通らず、サードダウンは後半に入ってから一度も更新できず成功率が 5/11 まで下がる、と悲惨な有様だった。それでもディフェンスは切れずに頑張り、タッチダウンをもう1本許しはしたものの、4Q に勢いづくフォーティナイナーズが仕掛けてきた二度の 4th&1 からのギャンブルをどちらも止めて、ぎりぎりの 10 点差に喰らいついた。4Q も後半になってからようやくラムズは久々のファーストダウンを更新すると、なんとかフィールドゴールにこぎつけて 24-17。オンサイドキックには失敗したものの、フォーティナイナーズをスリーアンドアウトに仕留めて同点ドライブを開始するところまで持ってきた。残念ながら3プレイ目でデイヴィスがインターセプトを喰らって止めを刺されたが、この展開でここまで粘ったのは褒められていい。しかし逆に言えば前半最後のジェンキンズのボーンヘッドが心底痛かった。前半残り時間 15 秒を切ってから 80 ヤード以上のタッチダウンパスが決まるというのは 1970 年の NFL/AFL 融合以来初めてだそうなのだがそりゃそうだろうというのとなんだそのデータはというのとどっちを先に言うべきかよくわからん感じの情報ではある。ともあれこれを負けて 1-4 なので厳しいシーズンには違いないが、長い目で見ればいけるじゃんラムズ、という印象は受けた。
フォーティナイナーズは終わってみればキャパニックが 22/35-343yds-3TD-0INT と中々に素晴らしいスタッツで、これで 4-2 になったのでこちらはあったまってきたなという感じ。前半あれだけやられたのにきっちり持ち直した辺りも含めて流石と思う。


最終スコア:SF 31-17 STL

Green Bay Packers (4-2) @ Miami Dolphins (2-3)

あまりきちんと観ている時間がとれず、でもまあパッカーズ勝つだろと思ってたらドルフィンズが意外に頑張って面白くなった。特にディフェンスの健闘は特筆すべきで、最後の最後にタッチダウンを許す前まではパッカーズを 20 点に抑えた。しかし最後はやっぱりアーロン・ロジャーズ。残り 2:04 タイムアウトなしからのドライブで、4th&10 を更新してみたりフェイクスパイクからのパスを決めてみたり、こういう時の冷静さが本当にすごい。最後はクウォーレスへの4ヤードのパスを通し、ぴったり逆転してみせた。
ドルフィンズは敗れはしたものの大健闘で、スコアだけでなく内容も伴っていた。これができるのであればやはりしばらくはタネヒルで行くべきであろうし、ある程度は結果が伴うことを期待してもよいように思えた。


最終スコア:GB 27-24 MIA

Detroit Lions (4-2) @ Minnesota Vikings (2-4)

NFC 北の同地区対決はオフェンスに決め手を欠く両チームの対戦となった。
ライオンズは最初のドライブで RB リディックのランアフターキャッチが伸びて 41 ヤードのゲインというのがあって調子よくタッチダウンを奪ったあとは、サードダウンが全く更新できずにパントの山を築く。ヴァイキングズも最初のドライブは敵陣深くまで攻め入ったのだが、こちらはエンドゾーンでのインターセプトで終わり、そこからはやはりパントに次ぐパントとなってしまう。さらにブリッジウォーターがインターセプトを3本放ってしまい、まあデフレクトが1本ともう1本レシーバーがボールを弾いたものもあって気の毒な面もあったが、ややパスの正確さも不足していた。とはいえ試合を通して被サックが8で、本人ばかりを責めるのは酷というものか。
試合の方は前半終了時でやっと 10-0、その後も攻めあぐねていたライオンズが 4Q にようやくタッチダウンをもう1本あげてほぼ止め。ヴァイキングズはフィールドゴールを1本決めて完封を免れるのが精一杯だった。どちらのチームもディフェンスは上々で、そうなるとやはりスタフォードとブリッジウォーターの力の差はあったかも知れない。今季のライオンズはこういうロースコアのゲームを結構拾っている印象で、こういうチームは星を伸ばしそうな感じはある。ヴァイキングズはパッカーズ戦でもそうだったがディフェンスが力をつけているのは確かで、現時点でブリッジウォーターに多くを望みすぎるのもなんだし、ということでこんなところではあろう。図らずも若い RB に出番が回っていることも、将来を見据えれば悪いことでもあるまい。

  • ところでライオンズの K はこの試合から前ブロンコスのマット・プレイター(薬物規定違反で出場停止処分を受けている間に代役で蹴ってたマクマナスにめどが立っちゃったので年俸の高いプレイターが切られた)だったのだが、見事に 1/3。まあ 50,52,44 と楽な距離ではなかったが、ふたつは決めたかったところではある。ライオンズの K は今季既にフリーズ、ヘナリーと解雇されているのだ。なんかおはらいでもした方がよいようにも思うが。



最終スコア:DET 17-3 MIN

Other Games:立ち直った NE/行き詰まるジェッツ/今季初の引き分け/イーグルズが完封勝ち/ホイヤー連勝/レイヴンズ圧勝/裏同地区対決/レイダーズ初勝利近し/はまるカズンズ 全9本

NE(4-2) 37-22 BUF(3-3)ペイトリオッツ、あったまって来たなー。やはり先週のベンガルズ戦を切り抜けたのが大きい。ブレイディは 27/37-361yds-4TD-0INT とキレキレのスタッツ。一方ビルズのオートンは 24/38-299yds-2TD-1INT。まあ悪くないのだが、2Q にインターセプトファンブルロストが1回ずつあって返しに計 10 点取られたのは大きかったか。両軍でもランは出ておらず、かなりの空中戦だったと思われる。/ただしペイトリオッツは RB リドリーと LB メイヨウがいずれも膝を負傷して退場。あまり経過はよろしくないとか。/我がひいき C.J.スピラーは 6car-19yds とさっぱりで、2Q に自陣でファンブルロストが1回。まあこんな週もあるさね。
DEN(4-1) 31-17 NYJ(1-5):ここは順当にブロンコスの勝ち。投げてはマニングが 22/33-237yds-3TD-0INT、走っては RB ロニー・ヒルマンが 24car-100yds とバランスのいい攻撃で得点を重ねた。ジェッツはこれでも 4Q に一度は7点差まで詰め寄っているのだが、最後はジーノ・スミスがインターセプトを喫してそれがリターンタッチダウンにされて終了。ランがまったく出せていないし、投げてはジーノだし、かなり手詰まり感が出ている。
CAR(3-2-1) 37(OT)37 CIN(3-1-1):今季初の引き分け。オーヴァータイムは両チームともにフィールドゴールを決めたあげく、残り2秒でベンガルズの K ヌージェントが 36 ヤードのフィールドゴールを外して試合終了。かなり勿体ない引き分けだった。ドルトンは 33/43-323yds-2TD-2INT と成功率は高かったがインターセプトの1本は相手のタッチダウンにつながった。ニュートンは先週まではかなりランを控えていた印象だったが、今週は 17car-107yds とめちゃめちゃ走って、タッチダウンもパスで2本ランで1本と大活躍。うーん、引き分けだとやっぱどっちも勿体なかったと思うな。
NYG(3-3) 0-27 PHI(5-1):完封か。いや、ジャイアンツ、3連勝で、今年は行けるかと思ったけどこの負け方は相当悪いな。たまたまならいいのだけど、13/23-151yds-0TD-0INT とイーライが昨年のイーライみたいなスタッツになってしまっている。イーグルズも決してディフェンスがいいチームではないだけに、少し心配。最後はベンチに下がって、2年目のライアン・ナッシブが5本ほど投げたようだ。一方でフォールズもまだいまいち。21/34-248yds-2TD-2INT ということでかなり安定感を欠いた模様。ルショーン・マッコイが 22att-149yds と大暴れしてフォールズを助けた。
PIT(3-3) 10-31 CLE(3-2):ブラウンズがスティーラーズを下し、今季同地区対決で初の白星を挙げた。スティーラーズとの直対も 1-1 になったので、万が一プレイオフ争いに絡むようなことがあるなら大きな1勝と言えよう。しかしホイヤー、ブラウンズで当たり前のように勝ちまくっててかなりおかしい。この日はラン中心の組み立てだったため 8/17-217yds-1TD-0INT といつもに輪をかけて平凡なスタッツだったが、まあ勝ったのだからよいのだろう。スティーラーズロスリスバーガーが 21/42-228yds と乱調。まあ見てないのでロスリスバーガーが悪かったのかディフェンスがよかったのかわからんけど。
BAL(4-2) 48-17 TB(1-5):レイヴンズ圧勝。試合開始から最初の6回のポゼッションですべて得点したとのこと。1Q で 28-0、2Q 終了時に 38-0 とあまりにも一方的な展開で、流石にこれはひどい。フラッコは 21/29-306yds-5TD-0INT でパサーレイティング 146.0 だったそうだ。グレノンは 24/44-314yds-2TD-1INT とまあまあだがこの展開ではどうしようもない。
JAX(0-6) 14-16 TEN(2-4)AFC 南はこちらも同地区対決。タイタンズはこの日もロッカーが出られず、チャーリー・ホワイトハーストが先発。17/28-233yds-0TD-0INT とスタッツを見る限りではごく可もなく不可もなくという内容で、タッチダウン1本とフィールドゴール3本の 16 点。一方ジャグァーズはボートルズが先発、オープニングドライブにタッチダウンを挙げた後はずっと無得点だったが、4Q 残り 0:37 でようやく2つめのタッチダウンをあげて 14-16 と追い上げる。さらにオンサイドキックに成功し、残り 0:12 で 55 ヤードの FG に挑むがブロックされて終了。でもまあ、ボートルズ、頑張ったんじゃないかな。前途に少し光明が見えた気がする。

SD(5-1) 31-28 OAK(0-5):あっぶねえ、こういうことあるから同地区対決は怖え。例によってスタッツだけなのでなんとも言えないがカーの 18/34-282yds-4TD-1INT はここまでではずば抜けていいパフォーマンスの筈。RB マクファッデンも 14att-80yds とようやくカーを助けられた。BYE の間にうまく立て直せたのかも知れない。初勝利は近い。/リヴァーズは 22/34-313yds-3TD-0INT と成功率だけやや悪いものの例によって素晴らしいスタッツ。これで5試合連続パサーレイティングが 120 を超えた。今年は結果も伴っていて、現在 AFC 暫定首位に立っている。今年は、今年こそは。

  • チャージャーズの FS ウェドルにパス 0/1 が記録されていた。フェイクパントの失敗みたいだけど、どの位置に居たんだろう。やっぱサーチライトかな。

WAS(1-5) 20-30 ARI(4-1):これレッドスキンズ負けるのか。カズンズどツボだなあ。イーグルズ戦はほんとに素晴らしい内容だったけど、ジャイアンツ戦でぼろぼろにされてそこから立ち直れない。この日も 24/38-354yds ながらインターセプトが3本、それも全部 4Q。これでは勝てる試合も勝てない。カーディナルズはカーソン・パーマーがこの試合から戻ってきて、本人によるとろくに練習もしてなかったらしいけど 28/44-250yds-2TD-0INT と手堅いスタッツ。大したものだ。


(更新終了)

*1:マンデーナイトフットボールは基本的にすべて NHK-BS で放送するので、必ず見られる。