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NFL 2015 -- Week 1

今年も開幕!

Pittsburgh Steelers (0-1) @ New England Patriots (1-0)

出場停止のはずだったブレイディが裁判に勝って登場、タッチダウンパス4本投げて勝ち。どっちかというとアンチペイトリオッツなのでなんなんだもう、と思う反面、こうでなくっちゃ面白くねえな、とも率直に思う。相変わらずのグロンク無双だった印象だが、スタッツ見るとレシーヴ5回で 94 ヤードなのでそこまででもない。いかにいい場面でパスを通しているかということではあるのだろう。
スティーラーズは前半タッチダウン取れなかったのもそうなんだけど最初の FG 二本続けてスコビーが外したのがとにかく痛くて、スウィーザムがいなくなったのがいきなりここで効いてきたか。負け方としては全然悲観するようなもんじゃないので、まあ引きずらなければ。


終結果:PIT 21-28 NE

Green Bay Packers (1-0) @ Chicago Bears (0-1)

このところは圧倒的にパッカーズ優勢のこのカード。カトラーもパッカーズ戦は 1-11 とからしく、そういえば勝ったのを見た記憶がない。とはいえ同地区のライバルに当たり前のように負けていては話にならないわけで、ここは奮起が期待された。
ベアーズは思った以上に頑張って、先制した後逆転されるも二度まで逆転し返してみせて、最後は INT で力尽きた形にはなったが、それでも一本タッチダウンを返してオンサイドキックを蹴るところまでは行った。カトラーは 18/36-225yds-1TD-1INT なのでほめられたスタッツではないのだが、数字よりもだいぶ印象はよかったと思う。スクランブルの時もわりと相手を躱してたしちゃんとスライディングしてたし。フォーテイは 24att-141yds と文句なしのスタッツで、チーム全体もリードされてからも浮き足立つところがなかったし、結構収穫は多かったのではないか。
パッカーズはまあいつも通りというか、ネルソンを怪我で欠いてるけど通常営業というかんじで、今季もプレイオフはまあ行けそう。


最終スコア:GB 31-23 CHI

New Orleans Saints (0-1) @ Arizona Cardinals (1-0)

怪我明けのパーマーだが不安を感じさせないプレイで、3本のタッチダウンパスを決めるなど一昨季後半以降の覚醒状態のパフォーマンスを見せてカーディナルズの勝ち。未だにパーマーなにがそんなに変わったのかよくわからないところはある。セインツは相変わらずディフェンスに不安があり、肝腎なところで失点を重ねて勝利から遠ざかった。


最終スコア:NO 19-31 ARI

Tennessee Titans (1-0) @ Tampa Bay Buccaneers (0-1)

奇しくも今年のドラフト1位と2位の QB 同士が対戦することとなったこの試合。ということはまあ、昨季はどちらもひどい成績だったということでもある。しかし試合は一方的な展開になった。最初のドライブでタイタンズの QB マーカス・マリオタが4本目に投じたパスをいきなりタッチダウンにしたのに対し、バッカニアーズの QB ジェイムズ・ウィンストンの最初のパスはいきなりインターセプトリターンタッチダウン。これで 14-0 となると、その後もマリオタが調子よくぽんぽんとパスを決めるのに対しウィンストンはいまいち。タイタンズは最後マリオタを下げてメッテンバーガー(まだ居たのね)を出す始末。というわけでタイタンズの圧勝でした。さて、AFC 南でどこまで通用するか。


最終スコア:TEN 42-14 TB

Baltimore Ravens (0-1) @ Denver Broncos (1-0)

昨季はプレイオフに進んだ両チームだが、いずれもディヴィジョナル・プレイオフで姿を消している。レイヴンズは戦力が整わない割にはさらに人が抜けている印象で、ブロンコスもメンバーは入れ替わっているが若返りを進めている印象はある。
試合はディフェンス優位で進み、マニングが 175 ヤード、フラッコは 117 ヤードとまったく冴えないスタッツで、いずれもオフェンスでのタッチダウンは無し。ロングゲインも全然なくて、どちらのチームもリターンタッチダウンが最大ヤードのプレイという有様。最後はレイヴンズが6点ビハインドから時間切れ間際のドライブをエンドゾーン目前まで持って行きながらインターセプトを喰らって力尽きた。
というわけでブロンコス、勝つには勝ったのだが、マニングの肩が不安だった。昨季までは冬場、特に年明けぐらいから目につくようになっていたスパイラルが悪くてふわっとしたボールが(おれの知る限りもともとそこまで綺麗な回転をかける投げ手ではない)、開幕戦のこの試合で何本か見られるようになっている。これが衰え、あるいは首の負傷の後遺症の悪化だとすれば、もはや1シーズンを戦い抜くことは難しいのではないか。


最終スコア:BAL 13-19 DEN

Philadelphia Eagles (0-1) @ Atlanta Falcons (1-0)

猛禽対決。
イーグルズは何を血迷ったか昨オフにニック・フォールズと交換でラムズから連れてきたサム・ブラッドフォードが先発。前半はまったく機能せずファーストダウンにも苦労する始末だったが、後半は生まれ変わったようにパスを通しまくり、3ドライブ連続でタッチダウンまで辿り着いて逆転する。ファルコンズはその後フィールドゴールで再逆転し、イーグルズは2点ビハインドでの自陣からのドライブ。なんとか敵陣に入って 44 ヤードのフィールドゴールを狙うが、プレイクロックが尽きそうだった所為もあってか外してしまう。最後イーグルズはディフェンスが頑張ってもう一回攻撃権を得るが、中央へのパスをマシューズが弾いてしまったところをインターセプトされて万事急須。
イーグルズ、というかブラッドフォードは前半と後半で違い過ぎて評価が難しいが、前半のようならティーボウでもいたほうがましだったと思えただろうし、後半のようなら少なくともフォールズと遜色ないぐらいにはやれると言ってもいいのだろう。
ファルコンズは昨季も個々の試合で言えばこれぐらいやれていた試合もあった気はして、これがコンスタントにできるなら一昨昨季までぐらいの戦績は残せそうに思うけど。


最終スコア:PHI 24-26 ATL

Other Games

CAR(1-0) 20-9 JAX(0-1):うーん特に言うことない。がんばれジャグァーズ(てきとう)
IND(0-1) 14-27 BUF(1-0):ビルズはレイヴンズから移ってきたタイロッド・テイラーがスターター。まったく知らなかったが、14/19-195yds-1TD-0INT と上々のスタッツで、ディフェンスもコルツを前半完封して逃げ切った。コルツはオフに結構な補強をしたんだけどこの試合ではあまり機能せず。

  • 個人的に嬉しいのがパーシー・ハーヴィンの活躍。といっても 79 ヤードとかだが、昨季はそんな数字すら滅多に出せていなかった印象なので。

SEA(0-1) 31[OT]34 STL(1-0):ニック・フォールズがラムズ移籍後緒戦を白星で飾る。ラムズシーホークス相手だと気張るんだよねー。しかしまあシーホークスも 4Q だけで 18 点とか取ってオーヴァータイムまでもつれさせたらしいので全然悲観とかする必要はない。
CLE(0-1) 10-31 NYJ(1-0):ブラウンズはスターターこそジョシュ・マカウンだったものの 1Q で負傷してさっそく僕らのジョニー・マンゼルが登場。13/24-182yds-1TD-1INT と実に微妙な数字を残してくれた。期待を裏切らない男である。走っては 5att-35yds でチームのリーディングラッシャー。こりゃ今年も何勝できるかってレベルですな。なんでホイヤーを切ったのかおれはいまでもわからない。ジェッツは哲人フィッツパトリックがそこそこ投げてアイヴォリーとパウエルが走りまくって勝ち。こういう試合コンスタントにできたら面白いと思う。
KC(1-0) 27-20 HOU(0-1):……とはいってみたものの、そのホイヤー、いいところなし。めちゃめちゃブーイングとかされてたらしい。最後マレットが出てきて2本のドライブで 11 点返したらしいのでなおさらだ。来週はベンチかもしれない。
MIA(1-0) 17-10 WAS(0-1)ドルフィンズが 4Q にランドリーの 69 ヤードパントリターンから逆転して勝ち。レッドスキンズはカーク・カズンズが先発、ボール所持時間は 37:54 とかあったそうだが 10 点しか取れず。迷走はつづく。
DET(0-1) 28-33 SD(1-0):まあ相変わらずリヴァーズはめちゃくちゃな点の取り合いをするなあ、というのが第一感だけど、それでも勝ったのだから大したものだしよしとすべきなのだろう。35/42-404yds-2TD-2INT とかなのでスタッツもめちゃくちゃである。スタフォードも 19/30-246yds-2TD-2INT だったそうで、この試合見てたらレベルはともかく面白かっただろうな。
CIN(1-0) 33-13 OAK(0-1):順当。レイダーズはカーが手を傷めてそこからはマグロインが投げてたそうだ。ポンダー生き残れてればいきなり出番あったかも知れないのになー。ちなみに試合後にレイダーズはポンダーとコンタクトしたらしいんだけど、カーの MRI の結果がそう悪くなかったので再契約にまではいたらなかったとのこと。
NYG(0-1) 26-27 DAL(1-0)ジャイアンツ約束のシーズン(予)は残り7秒での逆転負けからスタート。その前のドライヴで残り時間1分半、敵陣3ヤードで3点リードのサードダウン、という状況でサックされそうになったイーライがボールをうっかり投げ捨てちゃったらしく、その分きっちり逆転負けという中々悪夢のような終わり方だったようだ。ロモはインターセプト2本放ってあまりよろしくなかったようだが最後は決めて、白星スタート。
MIN(0-1) 3-20 SF(1-0):うっわ、3点か。うううむ。ブリッジウォーターが 23/32-231yds-0TD-1INT、ピーターソンは 10att-31yds、でチームの 3DE が 1/9。なんか全然攻撃が形になってないですなあ。キャパニックも 17/26-165yds-0-0 と冴えなかったがハイドが 26att-168yds と走りに走りまくってタッチダウンも2本決め、ほぼそれが得点差になった。