黄昏通信社跡地処分推進室

黄昏通信社の跡地処分を推進しています

NFL 2015 -- Week 14

さあさあ、第4クオーターだ。

Minnesota Vikings (8-5) @ Arizona Cardinals (11-2)

サーズデイナイトフットボール
ヴァイキングズは3点先制された後の最初のドライブで、ピーターソンが気合いあふれるランをたびたび見せると、最後も6ヤードをえげつないカットで走り抜いてタッチダウンと早くも逆転する。10-10 で折り返した後半、カーディナルズが2回続けて得点して 10-20 とリードするが、ここからヴァイキングズは再度反撃。K ウォルシュが 54 ヤードのフィールドゴールを決めたあと、ブリッジウォーターからウォレスへのタッチダウンパスが通って 20-20 の同点に追いつく。
残り 4:55 からのカーディナルズのドライブで、ヴァイキングズはフィールドゴール圏内まで攻め込まれてしまうが、CB ローズがウィリアムズに8ヤードのロスを喰わせるタックルを決めて3点にとどめ、しかも 1:45 残すことに成功する。
同点を目指すドライブ、ブリッジウォーターは落ち着いて空いているレシーバーを探し、サックこそ1回受けたものの、ジャリアス・ライトへのパスで敵陣 31 ヤードまで入った時点で残り 0:23。あと3回投げて少しでも刻んでフィールドゴール、という状況まで持ち込む。最初の2回は左右のサイドラインにパスを投じていずれも失敗。3rd ダウン、ブリッジウォーターはドロップバックしてレシーバーを探す。右奥へボールを投げようか、という構えを見せた瞬間に LB フリーニーにサックされてファンブルロストとなり、試合が終わった。
ヴァイキングズはパッカーズ戦やシーホークス戦に比べればずいぶんましな負け方ではあったが、まあ負けは負けでありつらいところ。カーディナルズはプレイオフ進出が決まったとのこと。


最終スコア:MIN 20-23 ARI

New England Patriots (11-2) @ Houston Texans (6-7)

ペイトリオッツが快勝。テキサンズもディフェンスはよかったがオフェンスがさっぱりで、前半にフィールドゴール2本決めただけ。ホイヤーも 11/22 どまりで最後脳震盪の疑いありで退場という散々な結果だった。ペイトリオッツは地区優勝。テキサンズは来週のコルツ戦が文字通り負けられない試合になる。


最終スコア:NE 27-6 HOU

Oakland Raiders (6-7) @ Denver Broncos (10-3)

レイダーズが逆転勝ち。前半は文字通り全く攻撃にならず、トータルのヤーデイジがなんと -12 ヤードという、NFL でもおよそ四半世紀ぶりとかの大記録を打ち立てたのだが、その間ディフェンスが頑張ってブロンコスフィールドゴール4本の 12 点に抑えると、後半オフェンスが2本のタッチダウンパスを決めて勝ち。LB マックがなんと5本のサックを決めた。いろいろとおかしな試合。レイダーズはブロンコス相手の連敗を8で止めたとのこと。


最終スコア:OAK 15-12 DEN

Pittsburgh Steelers (8-5) @ Cincinatti Bengals (10-3)

スティーラーズが逃げ切り勝ち。勝敗はさておきベンガルズはドルトンが右手親指骨折、アイファートが脳震盪、S イロカが足の付け根を傷め、バーフィクトも頭の負傷、とこの大事な時期に主力に怪我人が大量発生してかなりやばい。よほどのことがなければプレイオフには進めそうだけど、このままだと今年も一没。スティーラーズはこれでも AFC 7位で、まだプレイオフ圏内にぎりぎり入れていない。


最終スコア:PIT 33-20 CIN

New York Giants (6-7) @ Miami Dolphins (5-8)

マンデーナイトフットボール
意外と、と言ってはなんだが点の取り合いの面白い試合になって、終盤までどちらに転ぶかわからない展開だったが、4Q で同点の場面から自陣でパスを受けたオデル・ベッカム・Jr. がエンドゾーンまで 80 ヤードぐらいぶっちぎって決勝点。まじですげーわ、この人。というわけでジャイアンツもなんとか首の皮一枚つながった感じで、まだわからない。まだ。ドルフィンズはプレイオフの可能性が完全になくなったとのこと。


最終スコア:NYG 31-24 MIA

Other Games

SD(3-10) 3-10 KC(8-5):チーフスが中一週でチャージャーズをスイープ、それも二試合ともタッチダウンを許さず。1-5 から七連勝という、NFL では滅多に見られないバウンスバックぶりでプレイオフ争いにもからんできた。チャージャーズは最後自陣 11 ヤードから 4th ダウンを3回更新してゴール前1ヤードまで迫るドライブを見せたが、そこで力尽きた。
NO(5-8) 24-17 TB(6-7):ほぼ目無しのセインツが同地区のライバルに嫌がらせ……もとい、意地を見せた。
TEN(3-10) 8-30 NYJ(8-5):ジェッツが快勝。今年はディフェンスがいいんだよなあ。特にランディフェンスがこの試合はよかったようで、タイタンズのランはマリオタ含めた4人合計で 13att-24yds。そりゃオフェンスにならんよ。さあ、プレイオフに行けるか。
WAS(6-7) 24-21 CHI(5-8)レッドスキンズがしぶとく勝ち。14 点のリードを 3Q に吹っ飛ばされて同点にされたが、4Q のフィールドゴール1本で勝ち。ベアーズは K グールドが二試合連続で終盤の勝敗を左右する FG を決められず、痛い痛い連敗。これでほぼプレイオフから滑り落ちた。
IND(6-7) 16-51 JAX(5-8):うおー、これジャグァーズ勝つだけでもびっくりなのに、この大差。それも前半 13-9 から後半実に 3-42 の超ワンサイドゲーム。なにが起きたのかわからないが、なるほど、ジャグァーズも確かに進歩をしてはいるようだ。ヘッド・トゥ・ヘッドで 1-1 となって1ゲーム差だから、プレイオフすらあり得なくはない。これは面白くなってきた。
ATL(6-7) 0-38 CAR(13-0):うーん、パンサーズが勝ったこと自体はまあ、なんだけど、完封とはファルコンズもふがいない。トータルネットヤード 230、ターンオーバー4回、そりゃ点も入らない。プレイオフは堅そうと何度か書いたが、わからないものだ。パンサーズはこの勝利でプレイオフのシード順が2位以上になることが決まったとのこと。
SF(4-9) 10-24 CLE(3-10):おっと、ブラウンズが勝ってる、と思ったら案の定マンゼルが投げていた。許されたのか、そもそも許すべきなのか、ちょっとよくわからないがともあれこのチームの将来の姿としてあらまほしいのはこれだ。今季の残り、そして来期以降、どれだけごたごたなくマンゼルが投げられるか、ということだ。
BUF(6-7) 20-23 PHI(6-7):イーグルズがしぶとく逃げ切り勝ち。こちらもレッドスキンズと並んでいる。6-7 という数字もここまでの内容もほめられたものではないが、それでもプレイオフ争いにからんでいるのなら評価すべきなのか。ビルズは同じく 6-7 となって、プレイオフ争いからほぼ脱落。
SEA(8-5) 35-6 BAL(4-9)シーホークス完全にエンジンかかったなあ。まあレイヴンズが相手ならこんなもんかも知れないけど。レイヴンズはショーブが負傷してジミー・クローゼンが先発したとのこと。
DET(4-9) 14-21 STL(5-8)ラムズらしいよくわからないところでの勝利。ケイスも 124 ヤードとかしか投げてないのにどうやって勝ったんだろうか。
DAL(4-9) 7-28 GB(9-4):はいパッカーズ勝ち。これで再び NFC 北の単独トップに返り咲いた。先週のライオンズが立ち直らせちゃった感じはあるなあ。ヴァイキングズはワイルドカード狙いに切り替えた方がよさそう。カウボーイズはこれでほとんど目無しになった。