黄昏通信社跡地処分推進室

黄昏通信社の跡地処分を推進しています

というわけで、調布飛行場に行ってきた。
息子が幼稚園で読んでもらった『ちいさなひこうきのたび』という絵本に登場するのが作中では明記されていないものの調布飛行場で、読んでくれた先生も調布の方にお住まいで、時々子供を連れて行ったりする、というような話もしてくれたらしい。それで行ってみたい、ということになった。
調布駅北口から 40 分に一本のバスに乗って 15 分、三鷹からも調布からも絶妙に遠いあのだだっ広い辺りにある。味の素スタジアムが近いほか、周囲に大学が多いのも特徴で、さらには JAXA(旧 NAL) や国立天文台もほど近い。大沢グランド前のバス停で降りてからは誰もいない道を少し戻ってプロペラカフェへ。ここはもともとは日本エアロテックという飛行機関連の会社の社員食堂で、ガラス張りの壁面の向こう側はもう滑走路というすごいロケーションのレストラン。プロペラバーガーなどいただく。隣接した格納庫にプロペラ機やヘリコプター、あとなぜかフェラーリが展示してあったのが面白かった。
そこからは 300m ほど歩いてターミナルビルへ。2階は小さな飲食スペースと展望デッキで、そこから離着陸を存分に眺められる。ただ本数は多くなく、離発着合わせて一時間あたり多くて四、五本というところなので、結構頑張っていないと見られない。行き先は大島、新島、神津島、三宅島、の四ヶ所とのこと。
こぢんまりとした空港に小さな飛行機が飛んできたり出て行ったりする感じは中々良くて、今日は上空に風がそこそこあったのか空がとても青く、なにかフィクションめいた雰囲気があった。いつかここから出る飛行機で島に行けたら楽しそうだねと、家に帰ってから妻と話したりした。



追記。空港のそばって、なんか航空関連の会社が少しだけ立ち並んでて面白い。上記の日本エアロテックもそうだし、他にも航空撮影の会社とか、あと何の会社かわからないけど「日本パイロット」って会社もあったりした。確かに隣接してないと話にならないんだけど、敷地とか完全に接続していて、どういう扱いになってるのかちょっと不思議。