黄昏通信社跡地処分推進室

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(2016-06-20 記)
前の部署の同僚に誘ってもらって、仕事あがりに東京ドームへ。マリーンズ対ジャイアンツである。
先発はマリーンズが涌井、ジャイアンツが菅野という中々いいマッチアップ。マリーンズは一回表、その菅野に対して先頭の細谷がファウルで粘りに粘り実に 12 球投げさせる。最後は空振り三振だったが、菅野を攻略する糸口になる素晴らしい打席だった。
先制したのはジャイアンツ。2回裏一死二塁から村田の打球はピッチャー涌井へのやや強いゴロだったが、二塁走者の長野がなぜか飛び出してしまう。しかしここでの挟殺を大事に行きすぎて村田に二進を許し(もっと走って間を詰めないとだめ)、二死二塁からギャレットが低めの難しい変化球を中前に転がして村田が還った。涌井にとってはかなり不運の重なった失点だった。
マリーンズは3回まで無得点だったが、一発攻勢で反撃する。まずは4回表、一死無走者からナバーロがレフトスタンドへ豪快に持っていって同点。打率低い本塁打少ない守備怪しいと三拍子揃った外国人だがパワーだけはあり、こういう点の取り方ができるのは相手にしては嫌なもの。この日は四球もふたつ選び、大いに貢献した。そして6回表、今度は無死走者なしで角中がレフトへ綺麗にはじき返して本塁打。現在首位打者ながら本塁打はここまで2本だったが、実に見事な当たりだった。これで 2-1 と逆転する。
二点あれば今日の涌井には充分だった。制球がよくほとんどの打席でストライクを先行させると、尻上がりに調子を上げて三回以降は二塁も踏ませず、六回以降はひとりの走者も許さなかった。無四死球1失点での完投で4月以来の勝利となった。
打線も6回までで菅野に 127 球放らせてマウンドから引きずりおろすと、後続の投手からも7回にはデスパイネの適時打、9回にはデスパイネ犠飛と清田の押し出し四球で効率よく追加点を重ね、最終スコアは 5-1 となった。

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ひとことで言えば、素晴らしかった。結構いい席でハンバーガーかじったりコーラ飲んだりしながらゆったり試合を眺め、結果としてはひいきのチームが快勝して、いいプレーもいくつか観られた。野球の良さを存分に味わえたと言える。ついでに中華料理屋でちょっとごはん食べて帰った。楽しかった。

  • ところで、三塁側のスタンド下通路に「おだいじん」みたいな人がいた。ゴミ箱だか飲食用テーブルだかの上をビールのプラスチックコップで埋め尽くしていて、欲しい人は持って行けみたいな感じらしかった。実際もらって飲んでいる人もいたみたいだった。誘ってくれた前同僚は以前も遭ったことがあるらしく、周りの人には「社長」と呼ばれているらしい。いったい何者なのだろう。