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リオデジャネイロオリンピック雑感 (7)

  • 競歩男子 20km、会場付近の映像はなんか風光明媚な感じだったけど、コース自体は当たり前ながら普通の道路の往復。まあ多数の審判員が必要だからしょうがないんだが、ちょっと気の毒。
  • 競歩男子20km、日本勢は松永の7位が最高。まあこんなものかなと思ったけど、実は今季の世界ランキングは1〜3位まで日本が独占していたらしく、かなり不本意な成績だったということらしい。そうだったのか。それにしては事前にそこまで騒がれてなかった気も。
  • 警告の時審判が出すアイコンつきのプラカードおもろいな、あんなのあったっけな、と思ったけど昨日今日できたものじゃないっぽいな。でこぼこしてるのがロスオブコンタクト(地面から両足が離れる)で、「く」の字になってるのがベントニー(膝を曲げる)。
  • 女子トランポリン。カナダのマクレナンが連覇したのだけど、いまいちロンドンの時の記憶が薄いな、と思ってたらおれ当時「華やかさに欠けるというか地味な印象を受けた」みたいなこと書いてた。ううむ。身体への負荷も大きそうな競技で、連覇は素晴らしいのひとことと思う。
  • ロンドンで一番印象に残ったへ・ウェンナ*1は跳躍位置が安定せず4位。左脚のがちがちのテーピングも痛々しく、年齢も 27 ということでピークは過ぎたのかも。予備跳躍の時に片膝曲げる癖があるの、なんか好きだったな。
  • 日本からは中野蘭菜が出場、一回目で 16 位と出遅れ、二回目で若干順位を上げるも 13 位で予選落ち。高さが不足している印象で、まずはそこからという感じ。技はいろいろ持っているみたいなので、まだ伸びる余地は充分ありそうに思う。
  • 蘭菜は「らな」と読み、未来少年コナンのヒロインが由来だそうな。時代を感じますなあ。コナン観てた世代の子供がオリンピックに出てるわけだ。
  • アーチェリー男子シングル、古川高晴。トップ 16 はスペインのリエバナを 7-3 で下すも、準々決勝では米合衆国のエリソンに 2-6 の完敗。残念ながらメダルには手が届かなかった。見ていた時はまったくわからなかったんだけど、風の方向を読み違えていたらしく、左から右だと思っていた風が実際には右から左で、矢は9時方向に集中して外れていた。試合後には「吹き流しを見なければいけなかった」とコメントしていて、これほどの選手でもそれができない状況があるのだなあと思わされた。五輪は怖い。
  • アーチェリーは男女ともメダル無しに終わり、少し残念な結果。ここ何回かのオリンピックで注目度が上がっていたので、なんとかつなげて欲しかったけど、こればっかりはしょうがないか。
  • ボート男子軽量級ダブルスカル、中野紘志・大元英照。決勝Cすなわち 13-18 位決定戦に回ってそこで3位。ボートはよしあしわかりづらいな……。単純に「すげーパワー」「無駄のない動き」「それでいてこの持久力」みたいなところに凄さを見出せばいいんだろうけど、レース展開を俯瞰しようと思うとかなり遠くからの絵面になっちゃうのもつらいところ。
  • ボートの競技名が「Rowing」なのに初めて気がついた。そうか。ほんとは「漕法」とか「漕艇」とかすべきなのかね。

*1:漢字表記は何■娜(■=雨冠に文)。テレビでは「かぶんな」って呼ばれてることが多いかな。