黄昏通信社跡地処分推進室

黄昏通信社の跡地処分を推進しています

NFL 2016 -- Week 5

今週の BYE はジャグァーズ(1-3)、チーフス(2-2)、セインツ(1-3)、シーホークス(3-1)。
ジャグァーズやセインツは負けがこんでるけど、先週初勝利をあげたばっかりだったから実はやりたかったかな。逆にシーホークスはウィルソンが怪我してるのでこの休みは僥倖、かも。

Arizona Cardinals (2-3) @ San Francisco 49ers (1-4)

サーズデイナイトフットボールNFC 西の同地区対決だったがどちらも試合前までで 1-3 と少し元気がない。
しかもカーディナルズはカーソン・パーマーが脳震盪で出られずドリュー・スタントンがスターター。先週パス 11 本でインターセプト2本とかなりやばい数字だったが、この日も 11/28-124yds とまあ悲惨な数字だった。一応インターセプトはなく、タッチダウンパスも2本決めているが、成功率が四割に届かないと流石に攻撃にならん感じはある。それでもデイヴィッド・ジョンソンが 27att-157yds-2TD と走りまくり、3本のテイクアウェイから得た 17 点もあってなんとか勝ったが、オフェンス的にはひどいといわざるを得ない。
フォーティナイナーズギャバートが 18/31-162yds-1TD-2INT。ランで 7att-70yds は立派な数字だし、それ抜きで評価すべき QB ではない、のだけど、しかしこの日は試合を壊してしまった。こんな試合が続いていればキャップ・コールが起こるのも無理はない。チップ・ケリーもそろそろ何らかの動きは見せなければならないだろう。


最終スコア:ARI 33-21 SF

New England Patriots (4-1) @ Cleveland Browns (0-5)

トム・ブレイディが復帰。デフレートゲートとはなんだったのか。出場停止中はチーム施設に立ち入ることも禁じられていたのだそうで、庭で奥さんとか娘とかとキャッチボールをしたりしてたらしい。くそ、なんかいい話っぽくなってるな。
そして試合はペイトリオッツの一回目のドライブからブレイディが絶好調。そして、グロンカウスキーが止まらない。グロンカウスキー自身は week 3 から出ていたのだけど、ここ二週間はあまり目立っていなくて、やはりブレイディがいてこそなのか。短いパスを取ってつぎつぎにディフェンスを交わしたり引きちぎったりしながら 34 ヤードゲインしたプレイはもう勘弁してくれって感じだった。最後はブラウントが1ヤード走ってタッチダウンをあげた。
ブラウンズもすぐに反撃する。ケスラーが短いパスをよく通し、二回のサードダウンもきっちりコンバート。最後は 11 ヤードのタッチダウンパスをホーキンズに通し、7-7 の同点に追いついた。おお、やるじゃん、ブラウンズ、負けてねえじゃん。
……と思えたのはここまでで、返しのドライブをペイトリオッツはきっちりタッチダウンにつなげて突き放すと、あとはブラウンズのセイフティ、ペイトリオッツベネットのタッチダウン、さらに後半に入ってもう一本ベネットへのタッチダウンと続いてあっという間に 30-7。これでおおむね勝負がついてしまった。
ブラウンズはケスラーまでも 2Q 途中に負傷して退場、ホワイトハーストが投げる羽目になった。チャーリー! おまえこんなところにいたのか。ともあれそれも大勢に影響はなく、あまりにも順当に、休み明けのブレイディが率いるペイトリオッツが勝った。


最終スコア:NE 33-13 CLE

New York Giants (2-3) @ Green Bay Packers (3-1)

サンデーナイトフットボール
パッカーズが点差以上の快勝。前半はパッカーズがかなり多くの時間を支配したが、インターセプト2本があって攻め切れず。ジャイアンツはジャイアンツでそれを得点には結びつけられなくて前半は FG 二本の6点だけで 6-17 で折り返し。
後半もパッカーズは微妙に攻めあぐね、今度はこちらが FG 二本だけだったが、ジャイアンツも 4Q にオデル・ベッカム・Jr. が今季初となるタッチダウンレシーブを決めるのが精一杯で、反撃及ばず。

  • 全然関係ないけど今年のサンデーナイトフットボールのオープニングでイーライがスーツ着て鞄斜めがけにして映るところで「♪オーオーオー」って口ずさんでるところちょっとかわいくて好き。



最終スコア:NYG 16-23 GB

Tampa Bay Buccaneers (2-3) @ Carolina Panthers (1-4)

マンデーナイトフットボール
パンサーズはニュートンが脳震盪でデレク・アンダーソンが投げたが、18/28-278yds-0TD-2INT。特に 4Q で敵陣1ヤードから投じたパスをインターセプトされたのは痛く、結果的にはそれが致命傷になった。
バッカニアーズタッチダウンをひとつしか奪えず、K アグアヨも FG を二本も外して苦しかったが、最後はタイムアップと同時に FG を決めて勝ち切った。正直どちらもオフェンスはぱっとせず、バッカニアーズにしてみればかなりの ugly win だったが、それでも同地区対戦で 2-3 と 1-4 では大違いなので勝てたのは大きい。



最終スコア:TB 17-14 CAR

Other Games

CHI(1-4) 23-29 IND(2-3):コルツが苦しみながら逆転で2勝目。ベアーズはホイヤーが 397 ヤードタッチダウン2本インターセプトなし、走ってもジョーダン・ハワードが 16att-118yds だったが勝てなかった。ターンオーバーも1回なのになんでこれで 23 点しか取れないのか不思議。
WAS(3-2) 16-10 BAL(3-2):両チーム強い風に苦しめられた試合だったようだがレッドスキンズがしのいで三連勝。勢い出てきたな。ディフェンスが頑張ったみたいでフラッコは 210 ヤードどまりだった。レイヴンズは連敗。
NYJ(1-4) 13-31 PIT(4-1):おれたちのジェッツ、大敗。前半は 13-14 だったが後半完封されて引き離された。フィッツパトリック、この試合ではインターセプトなかったようだが後半はスリーアンドアウトを繰り返した。どうもかみ合わない。スティーラーズロスリスバーガーが4タッチダウンパス決めて圧勝。つえーな。
TEN(2-3) 30-17 MIA(1-4)タイタンズが圧勝。マリオタがタッチダウン3本投げ、自分でもランでもう一本決めたらしい。ドルフィンズはタネヒルが 12/18-191yds-2INT でいまいち。
HOU(3-2) 13-31 MIN(5-0)ヴァイキングズが楽勝。得点差は 18 点だが最後にテキサンズが7点詰めたので楽勝と言ってよかろう。驚くほどなにもかもうまくいっていて、唯一の全勝チームになった。テキサンズはオズワイラーがヴァイキングズディフェンスをこじ開けられずパス成功率が 50% を切る有様で、さすがにいかんともしがたく。

  • シェレルズがまたパントリターンタッチダウン。今回は 79 ヤード。少し伸びすぎたパントで確かにリターンしごろではあったのだけど、取ってから全力で左に走って大外をまくると見せかけて、途中で右寄りにカットを切ってカバーチームのまっただなかに突っ込んでいきすり抜けた。いやあ、見事。

PHI(3-1) 22-24 DET(2-3):イーグルズは初黒星。意外な相手にやられたねえ。今季チーム初のターンオーバーで逆転のドライブを与え、最後はウェンツがキャリア初のインターセプトを献上してとどめを刺された。まあこんな日もある。これをどう次につなげるかだ。ライオンズは連敗を3でストップ。スタフォードは 180 ヤードどまりだったが 3TD と、いつもと逆のスタッツ。
ATL(4-1) 23-16 DEN(4-1)ブロンコスも初黒星。リンチが6サックも喰らったそうで、公式でもだいぶ酷評されていた。ファルコンズはこの日はオフェンスはそこそこ程度のスタッツだったが、23 点あれば充分だった。
BUF(3-2) 30-19 LA(3-2):あ、あれ……? ビルズが3連勝。タイロッド・六年契約・テイラーは 12/23-124yds とかだったがルショーン・マッコイが 18att-150yds と大爆発だった。ラムズは最後自陣でフェイクパント失敗して返しでタッチダウン取られたらしい。どうせフェイクパントやるならいつも通りヘッカーに投げさせりゃよかったのにねえ(サーチライトがスナップ受けて走るパターンだった)。
CIN(2-3) 14-28 DAL(4-1)カウボーイズ絶好調。プレスコット−エリオットのコンビがタッチダウン4本をあげて 3Q までに 28 点。ベンガルズは 4Q 残り 10 分になってからようやく初得点で、その次のドライブでもタッチダウンをあげたが、オンサイドキックに失敗して終了。
SD(1-4) 31-34 OAK(4-1):ずあー。チャージャーズまたしても逆転負け。だめだなあ……。4Q には 10 点ビハインドからタッチダウンを1本返して、さらに次のドライブで FG を蹴るところまで行きながらスナップミスで追いつけず、という。これで4敗だが、すべて6点差以内となっている。