黄昏通信社跡地処分推進室

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TEPIA 先端技術館

寒いし遠出は難しい時間だけどお出かけしたいねえ、という状況で浮上したのがこちら。港区北青山、青山高校の向かいで、神宮球場秩父宮ラグビー場の間に位置する建物だ。一般財団法人高度技術社会推進協会(TEPIA)というところの事業のひとつとして運営されていて、先端技術にかかわる展示があり、いくつかは体験可能で、入場料は無料という太っ腹な施設。
で、行ってみたら、びっくりするぐらいがらがら。でも中は綺麗で、わりとほんとに先端の技術の展示があって、触れたり見れたりして、お姉さんがいろいろ説明してくれる。しかもちゃんと詳しくて、関連することを聞いてもぱっと教えてくれる。すごい。
最初の区画は、セシウム時計とか、宇宙エレベーターとか、人工軟骨とか、そういう少し先の技術の紹介。宇宙エレベーターは実現するとしてもまだまだ先、とか、地熱発電はすでに日本でも始まってて国内に三十箇所ぐらいある、とかそんな話を聞く。
次の区画は体験型の展示が集められていて、カメラの前に座るだけで顔の血管の色の変化から脈拍を計るシステムとか、プロジェクターに映された漫画のコマの中に入ってポーズを取ることで1ページ漫画を生成するアトラクションとか、スイカパスモを読み込ませると画面上の地図に過去二十回の乗降に対応した移動経路が表示されるシステムとか、いろいろ面白い展示があった。息子のお気に入りはなぜか自動イカ釣りシステムで、これは実際イカ釣り漁船に搭載されていて圧倒的にこちらが主流になりつつあるとのことだった。娘は漫画生成アトラクションが気に入ったみたい。
それからワークショップコーナー(この日のは小学3年生以上だったので参加は断念)があって、2階には映像コーナーがあった。小さなホールでいくつかの映像を繰り返し流しているのと、あとは PC が置いてあって資料映像にアクセスできるんだけど、2000 本以上あるとかで、ちょっともう何を見ていいかもわからない、という感じ。
とまあそんなところ。息子は一回ひと通り見てからもう一度1階を見る! と言って下に降りてまたイカ釣りマシン操作してた。なにが彼にそこまでさせるのか。
調べてみると、年に一度1階はまるまる展示替えしているとのことで、そのタイミングで「先端技術」を仕入れるようだ。2月下旬から3月下旬がその期間にあたるようなので、それが終わったらまた行ってみたい。と思うぐらいには楽しかったし、普通にいろいろ知れて面白かった。


帰りは表参道まで歩いてみた。青山通りのこの辺り、なんかよくわからんけど結構好きだ。特に買い物とかするでもないのだが、ただ店や建物を見ながら歩くだけで楽しい。