黄昏通信社跡地処分推進室

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地下謎への招待 2016

今年で三回目の、東京メトロが主催する謎解きイベント。存在自体は初回の時から知ってたけど、子供を連れて行くには早いしと思っていたら、三年目の今年は子供の方から行きたいと言われるようになっていた。とはいえ娘にはまだ厳しかろうというところで、おれと息子のふたりで参戦する。
ええと、しかし、ネタバレをしちゃいけないので、書けることがあまりない。個人的な感想としては、最初のミッションの最初の謎に一番手こずった。これはやべえと思ったけど、とりあえず二個目と三個目の謎はすぐわかったので、それにしたがって移動し始めた地下鉄の中で最初の謎も解けた。
流れとしては「駅に行って謎を解く」→「移動を指示されるのでそれに従って次の駅へ」の繰り返しで、謎自体は駅近傍の施設に仕込まれているものが多かったかな。キットに含まれているものはほぼ全てどこかで一度は謎解きに使うという感じ。途中ある謎で八割がた解けてるのに最後がわからないところがあって、首をひねっていたら息子が「じょうしゃけんをみてみよう」とか言い出して、はっと思って取り出してみたら見事にそれが最後のパーツだったのが今日のハイライト。
その謎を解いているときに隣の人が声をかけてきて、なんでも冊子のページを切ってしまって元の状態が再現できないという。それでこっちの冊子を使って一緒に解いたのだけど、その後その人が先に次のところに向かったあとキットを忘れて行ってしまって、気づいてあわてて最寄りの改札まで追いかけたけど姿は見えず。これ以上追いかけてすれちがってもな……と思い改札の外で待つことにする。息子がお菓子を買えというのでトッポを買い、ふたりでぽりぽりしながら待っていたら戻ってきて、どうにかキットを渡すことができた。次のところまで一緒に行ったけど、思いがけない道連れでちょっと楽しかった。
謎の難度は最初のもの以外はさほどではなく(ということは最初の奴もたぶんほんとはそこまででもないのだろう)、ヒントも一度も見ずにすんだ。ただ息子にはまだちょっと難しかったみたいで、おれがヒントを出しながら考えて考えてどうにか、という感じで。英語版もある関係か、アルファベットを使う謎が多くて、そうなると息子は自動的にお手上げなのでそこはちょっと残念だった。とはいえ元々子供向けでもないのでしょうがなくはある。
やってる人は若い人が多くて、なんだかんだカップルが多かった気がするけど、ひとりでやってる人もちょいちょい見たし、女の子のふたり連れとか、男の子三人とかも見かけて、最後の土日ということもあろうけどなかなか人気あるんだなーと思った。逆に親子連れはあんまりいなかったかな。
ともあれ楽しかったので、来年もあるようならまた参戦したい。次は四人で行けるかな。

  • キットひとつと子供用の一日乗車券で参加したけど、子供が自力で謎を解くのはまだ難しいならこれで全然充分と思う。子供は鉄道好きなら謎解けなくても楽しめるから、むしろ親が楽しめるかどうかで参戦を決めてもいいんじゃないかと思う。