黄昏通信社跡地処分推進室

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チームNで多摩動物公園へ。0930 と早めの集合だったが、園側も開園を 20 分繰り上げるという運用で対応してきた。
正門がちょうど東の端で、西に向かって上り坂になっているのだけど、いつも北半分(それも手前の方)を回って終わりになりがちなので南側の奥の方を目指して歩く。今回モグラ類を見たけどけっこうかわいかったな。日記で書いたか覚えてないけどおれ上高地で地上に出てるモグラ見たことあって、それ以来モグラわりと好きなのだ。……いや違うな、大学一二年の頃の校舎の中庭がモグラの穴だらけでなんかすげーなこの大学と思ったのが最初かな*1。まあよい。
11 時過ぎくらいに一番奥のワライカセミまで上ってそこでお昼ごはん。暑いぐらいの日だったけど、日陰に座っていると風が肌寒いほどだった。食べ終わってからもくろみ通り西南のエリアを回って、ぐねぐねと坂を下りて結局昆虫館へ。最後はグッズショップでおみやげを買って、解散となった。なんだかんだ開園から夕方まで居たのでこの動物園は広い。





ひさしぶりに「動物園にいる動物のしあわせ」みたいなことを少し考えた。というのは、今後野生動物を捕獲して動物園で展示することは難しい、というような話をウェブで読んだからだ。世界的にそのような趨勢になっていて、これからは動物園で繁殖させた動物以外は展示できなくなっていくだろうという。でも、それってなにが違うんだろう。自然環境から移して放り込むことが許されないような環境でも、その環境内で繁殖させた個体なら飼うことが許される? いやもちろん、個体数を減らしている動物が多いのはたぶん間違いなくて、それらの動物について捕獲した個体の展示を認めるのは市場の形成を容認(促進)するも同然、という事情はあるのだと思うけれど、その事情が当てはまらない動物についてはどうだろう。
……とかなんとか。また今度あらためて考えよう。

*1:もうちょっと厳密に言うと、このモグラの穴は受験の日に初めて見た。なんというか忘れがたい眺めで、しかしおれは「このモグラの穴だらけの中庭がある大学に来れればいいな」というようなことは思った憶えがある。その願いはまる一年後にやっと叶った。その校舎はおれの在学中には事実上ほぼ使われなくなって、卒業の数年後に取り壊されている。