黄昏通信社跡地処分推進室

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夜寝入るときに布団が薄かったのかちょっと寒くて例によって悪夢を見たのだけど、これがひどかった。「童貞」問題*1をもっとも醜悪な形でカリカチュアライズしたみたいな世界が出てきて、もっと最悪なことにおれはその世界の中で「すがられる側」になっていて、気持ち悪いけどおれは自分の思想に従って我慢しなくっちゃ、とか思っていたのだ。すごい。差別主義もここに極まれりという感じである。
とはいえまあ、こんなところに書くぐらいだからさほど気にしてはいない。夢に出てきたことを自分が心の底で思っていることだと考える理由はないし、むしろ個人的な経験の中ではそう考えない方がいいということを体感してきている。所詮夢というのはおれの記憶の脈絡のないコラージュにすぎない。ひどい夢はひどい夢だがそれ以上のものではない。
あともうひとつあまり気にせずに済んでいる理由は、殿下(id:mahal)が一時期よく書いていた「人間には差別がビルトインされている」という言葉だ。これは多分本当に事実なのだと思う。そういう生き物であるということを肯定した上でどう振る舞うかが問題なのだ。夢の中まではコントロールできぬ。だとすれば、そういう夢を見ることがあるということはある種の必然とすら言えるだろう。


というわけで、もう一枚毛布足してすぐ寝なおしました。

*1:もう少し正確には「キモカネ」問題、というべきかも知れぬ。