黄昏通信社跡地処分推進室

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ほくろの生成

先週、右手の親指の爪のほど近く、指の腹と背の境目のあたりに黒い点があることに気がついた。場所が場所だけにインクかなにかだろうと思ってごしごし洗ったのだが薄れる気配もない。ほくろができたのだ。先月たまたま手のひらのほくろを意識したことがあってその時にまじまじと見ているので、先月にはなかったことは確実だ。ということはこれはここひと月のうちにできたに違いない。ほくろのできた時期をこれほど限定できたことは生まれて初めてなのでちょっとうれしいのだが、逆にここまで目につきやすい位置にありながらできる過程を目にすることができなかったのは残念でならない。


自分の、数少ない新生児を育てた経験だけから言うと、人間生まれたときは殆どもしくは全くほくろがない。息子は見た限りまったくなくて、娘はたぶんひとつだけあった。そして、歳を重ねるにつれて少しずつ増えていく。息子はたぶん今 10 個ぐらい。娘は 6,7 個ぐらいだろうか。時々薄くなって消えたりもするのだけど、概して増える方が多く、それは大人になっても変わらない。とはいえそうそう増えるものでもなく、ほとんどのほくろはいつの間にかできている。またこんな風にほくろを早期発見する機会はあるだろうか。
あと、指紋の上にほくろできるのわりと珍しいと思う。おれはこれも記憶にない。