黄昏通信社跡地処分推進室

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ガンスモーク(1985,カプコン

最近ときどきやっている。これはおもしろい。ゲーセンに行きはじめる少し前のゲームだったこともあってやったことなかったんだけど、もっと早く出会えていればという思いがある。俯瞰画面、強制スクロール、西部劇的世界、主人公も敵もガンマン、というのはどの要素をとってもいかにも 80 年代前半のシューティングという感じなのだけど、操作系だけがユニークだ。8方向レバーに3ボタン。左ボタンを押せば左斜め、右ボタンを押せば右斜め、真ん中のボタンを押せば正面に撃てる。さらに左と真ん中を同時に押すと左斜めと正面、右と真ん中を押すと右斜めと正面、左右を同時に押すと左右斜めに撃つ。この狙い撃つ感覚が独特なのと、比較的こちらの火力が弱いわりに敵の攻撃は厳しく、斜めの火線より下に入られてしまうと攻撃するすべがない、という特性から、かなり早めに意識して敵を狙撃しないとどんどん苦しくなってしまう。操作もさることながらこのプレイ感覚が独特で、結構はまる。やっと3面まで行った。
各面のボスが賞金首になっていて、面の最初にそのポスターと賞金(ボーナス得点)、そして名前が出る。クリアすると再びポスターが出て、それを銃で撃って穴だらけにする。ちょっとした演出なんだけど気が利いている。なによりいいのは、ゲーム開始時にそのポスターが全面分映るんだよね。でも名前と賞金は出ない。こんな奴らが待ってるぞ、っていう予告だけが挑戦状のように提示される。かっこいいし、わくわくする。

イメージファイト(1988,アイレム

このころのアイレムのグラフィックセンスは異常で、メカデザインそのものもさることながらそれをドット絵に落とす手さばきが実に鮮やかで、登場するあらゆるものがかっこいい。30 年経った今見てもださいとも古臭いとも感じられないのは本当にすごいことだ(思い入れ補正はどっぷりかかっているけど)。
で、ひさびさにやってみたらひさびさに一周してしまった。このゲーム、連射装置がかなり強くて、敵の硬さとか一部のシーンでの数の多さとか、単純にスキルとして連射能力を要求する場面が思いのほか多いのだなあということを今回あらためて意識した。当時のシューティングとしてはそれは当たり前のことだったし、非難するつもりはないのだけど、連射力というのはやはりどうしても肉体的な素養に分類されるもので、連射が苦手だった自分としてはどうしても今でも「連射が重要なゲーム」に対する苦手意識のようなものはある。
で、2周目の1面後半で終わりました。さすがに2周目はむずかしい。