黄昏通信社跡地処分推進室

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スーパーマリオオデッセイ

やー、すっごく面白いですね、これ。3D マリオ初めてなんだけど、夜な夜なやっています。マリオブラザーズはすっかりやらなくなってしまいました。


とにかくアクションが楽しくて気持ちよくて、うろうろしてるだけで面白い。世界はすごくきれいで、作りこまれていて、あっちも行ってみよう、こっちも行ってみよう、と自ずと思わされるし、実際行ってみるとそれを裏切らない楽しみが待っている。箱庭とはいえびっくりするほど作り込まれていて、あちこちにお楽しみが隠れていて、それをひとつひとつ見つけるだけで嬉しいしどんどん時間が経ってしまう。


やるべきことは「パワームーンを集める」だけで、次の国へ進むのに必要なムーンの個数はかなり少ない。だからどんどん先の国に進んでもいいし、ひとつの国をじっくり遊んでムーンを集めまくってもいい。このあたりのデザインのさじ加減は実に見事で、我が家の環境的に子供たちがやってるのをよく見るわけだが、上手い子は上手い子なりに、そうでない子もそうでないなりになんとか先に進めるようになっている。


それぞれの国の住人もなんともかわいらしいデザインで、砂の国のアッチーニャ人の「〜っすな」って語尾とか、湖の国の人魚たちの「盗られちゃったぁ」みたいな蓮っ葉な口調とかも楽しくて、会話自体はほとんど添え物だけどちゃんとフレイバーを出しているのにも感心する。


キャッピーによるキャプチャーというのも楽しい要素で、国ごとのいろいろな生き物に乗り移っていろいろやるのが気持ちいい。『風来のシレン』で肉食った時の状況をアクションゲームでやる感じ、というか。さすがにあまり種類は多くなくて、これも乗っ取れるあれも乗っ取れるというほどではないのだけど、乗った奴についてはそれぞれ楽しさがある。ここまでで特に楽しかったのは森の国の戦車とカックーで、前者は急に戦車ゲームになるのがよかったし、後者は空を飛ぶのがとにかく気持ちいい。感覚は『パイロットウイングス』のハンググライダーにちょっと似ていて、螺旋を描いて目標に到達しなければいけないところなんかはそっくりだなーと思った。


あと「おたすけモード」がすごくよくできている。ライフ倍増、落下時のその場復活、休憩でライフ回復、という至れり尽くせりの設定で、アクションは苦手だけどムーンはじっくり探したい、という向きには最良と思う。難度が高いな、と感じたら一度は試してみるとよい。個人的にはこれでも簡単すぎるということはないとも思う。


結構がっつりムーンを集めているのでまだ森の国までしか進めていないが、ここまでは申し分なく面白い。任天堂の底力を見る思いだ。