黄昏通信社跡地処分推進室

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ピョンチャンオリンピック(その 11)

  • 男子スキークロス、決勝ラウンド。解説の三浦豪太氏が選手に適当なあだ名をつけてあおり、こっちは話半分にふーんとか聞きながらレースを見るというのが通常営業。今回はソチの伝説のアレみたいなことこそなかったものの、コースアウトや転倒はちょいちょいあって、なかなかしんどい競技だよなとは思うところ。曲がりなりにもスキーをたしなむ者としてはぜってえやりたくねえ以外の感想はござらん(それはアルペンでもそうだけど*1)。
    • 誰だったか、コースアウトしてコース端の二枚のネットの間まで突っ込んじゃった選手がいたんだけど、それを三浦氏が「僕らスキーヤーの間ではああなることを『シャケる』っていうんですけど……」とか言ってたのは笑った。実際言うとしても言わないとしてもおもろい。
  • スピードスケート女子団体パシュート。オランダが途中リードして見ていたこちらは慌てたが、選手たちはむしろラップを上げる余裕すらあり、最後はオランダがばてて大差勝ち。王者のレースだった。プレッシャーをはねのけての優勝は見事の一言。金メダルおめでとうございます!
    • ラップを上げる余裕があるというか、先頭交代でちゃんと力を残している選手(ここでは高木美帆)に先頭が回るのでラップを上げられる、という話ですね。科学的な裏付けをもとに必要な技術を定め、その技術を身に着けるために時間をかけて合宿し、というプロセスを踏んで個々の力では上回る王国オランダをしのいだという経緯だったのはほんとうに素晴らしい。五輪シーズンにちょうど先頭に立つというタイミングも見事。ここまで上手くいくことはなかなかないと思うし、もちろん選手たちが一番素晴らしいのだけど、陣営(日本スケート連盟?)としても会心の仕事ではないかな。
  • カーリング女子予選ラウンド最終戦、対スイス。前半にビッグエンドを作られて、こうなると苦しい。とはいえ決勝トナメに進めたのは歴史的快挙。おめでとうございます。韓国もよりによって唯一負けた相手と当たるのはやりづらかろう。願わくはあと一勝を。

*1:ただアルペンだと回転系なら「それでも命まではとられんかな……」で滑降系だと「死ぬ」ぐらいの温度差はある。