黄昏通信社跡地処分推進室

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クイズマジックアカデミーに関する覚え書き

以下の文章はとあるハードディスクに保存されていたテキストファイルに入っていた。ひとことで言えば「QMA4 が出てから書かれた初代 QMA の用語集」である。書かれた時期ははっきりしないが、ファイルのタイムスタンプは 2008-02 だったのでそれより早いことは間違いなく、おそらく 2007 年(QMA4 のリリース/稼働年)。残念ながら全体の 1/5 ぐらいで挫折しており完成にはほど遠いし、もはや誰の役にも立たないだろうが、ある種の面白さはあるかなとも思うので公開してみる。読み返してみると、本当に遠くへ来たものだ!


—— 以下転記 ——


突発的に始めてみる。
※間違いや補足したいことなどがあったら遠慮なくコメントください


アニメ&ゲーム
ジャンルのひとつ。現在に至るまでサブジャンルも含めてあまり変わっていない。ランダム1:アニメ・特撮、ランダム2:漫画、ランダム3:ゲーム。確か非電源系ゲームも(商標もの古典もの共に)ランダム3に含まれていた。


一般知識*1
ジャンルのひとつ。2以降の「雑学」に相当する。ランダム1:くらし・社会・経済・法律など、ランダム2:言葉、ランダム3:生物・食べ物。かなり多岐にわたるジャンルで、後半は難度も上昇したことから「逸般知識」などと揶揄されたりした。


イベント
月に一度のペースで開催されていた、期間限定のスコアアタック。特定のサブジャンルの問題が 25 問出題され、その合計得点を競う。1問辺りの配点は 4.00 点で、満点は 100 点。1枚のカードで3回までしか参戦できない。新問投下と同時に行われ、そのサブジャンルの新問を一足先に見ることができた。上位入賞者には勲章が授与される。当初は 100 位までだったが、のちに参加者全員に最低1個授与されるようになった。1位になると「王冠」が授与される(王冠の項参照)。しかし、参加資格に制限がなく、さらに出題においては回答履歴が参照されたため、やりこんでいる人が新しくカードを作ると単純にかなり有利だった。複数のカードを用いて問題を回収して記録を伸ばす行為も広く行われ、ランキングは低い階級の見慣れぬ名が大半を占めることが珍しくなかった。


王冠
イベントで1位を獲得したキャラクターに与えられるアイテム。次のイベントまで所持することができ、ゲーム中でも王冠のアイコンが表示されてはっきり所持者と判った。だが、イベントの項でも書いたように新しく作られたキャラクターが王冠を獲得することが多かったためか、トーナメントで目撃されることは少なかった(と思われる)。初代王者「らびっと」氏(アニゲー王)は結構トーナメントに出ていたという話は後に聞いた。筆者は最後の王者「いかづまん」氏(「いか」氏のサブカ)とは対戦したことが何回かある。グラフィックはしょぼかったが、アイテムという概念自体はこの頃からあったのが面白い。


オーラ★*2
青銅賢者以上になるとキャラクターグラフィックの輪郭線に沿ってエフェクトがつくようになるが、その通称がオーラ。そのキャラクターの一番正解率の高いジャンルに対応した色になる。ただし雑学*3は黄色。虹卵状態(新規に始めてカードを一度も抜かない)で青銅賢者に到達すると白いオーラをまとったという報告があるが、見た者はこの世の中に殆ど居ない。


—— (2) ——


階級
修練生、初級魔術士、中級魔術士、上級魔術士、大魔道士、賢者、大賢者、までが当初は実装されていた。勲章の数に応じて階級は決まり、増減によって昇格も降格もあった。のちにヴァージョンアップで青銅賢者、白銀賢者、黄金賢者、白金賢者、金剛賢者が実装された。全国オンライントーナメントでは原則として同階級のプレイヤー同士が対戦するが、賢者以上は例外で、賢者以上全ての階級が同階級とみなされる。当初は大魔道士以上が同階級とみなされていたが、03 年 12 月のヴァージョンアップで大魔道士は大魔道士のみと組まれるようになった。(翌年、あるヴァージョンアップの時にほんの数時間だけ再び大魔道士が賢者以上と当たる状態になってしまったことがあった。)


カイル
生徒のひとり。初期から登場。2以降に比べると若干幼い印象があるが、あまり大きくは変わっていない。声優は関通利。


学問
ジャンルのひとつ。ここもサブジャンルを含めて殆ど変わっていない。ランダム1:地理、ランダム2:歴史、ランダム3:理系(生物以外)。ランダム3は物理・化学が多く、地学の問題はあまりなかった。


カタなんとかさん★
プレイヤー名。初期から活躍し、特殊称号が導入された後は賢王にも就いている。キャラクターはシャロン、決勝では専らアニメ&ゲーム四文字。メモも写真もとらず、(知られている限りでは)誰ともつるまず、放課後ガチバトルにも参戦せず、8000 個以上の勲章を黙々と積み上げた孤高のプレイヤー……の筈なのだが、平均的な回答速度、特に強いジャンルも穴もない平均的な正解率、人の多い時間帯にプレイヤーの多い地域から繋いでくること、などあらゆる点で地味だったため後期以降は2ちゃんで地味キャラとしてまつりあげられた。こういうキャラの立ち方も珍しい。


キューブ
形式のひとつ。1行の問題文で6文字の言葉を答えさせる。空欄はなく必ず6文字だった。また、回答欄も6文字だったのが特徴。初期は展開図に対する文字の配置が決まっていたため、文字同士の相対的な位置関係がどの問題でも同じだった。具体的には

2345

という展開図だった(「9」はさかさまになった「6」)。また、出てくる向きも決まっていたので、それなりの動体視力があれば事実上クイズにならなかった。


勲章*4
全国オンライントーナメントおよび放課後ガチバトルで得ることができる、成績の指標。この数によって階級が決まる。トーナメントでは優勝すると3個、2位で2個、3位で1個得られた。一方、中級魔術士以降では成績が悪いと剥奪もされる。
具体的には以下の表の通りとなる。

階級1回戦落ち2回戦落ち
中級魔術士1個剥奪
上級魔術士1個剥奪1個剥奪
大魔道士以上2個剥奪1個剥奪
決勝に行けても4位では何も得られず、3位を2回取っても(大魔道士以降であれば)1回戦落ち1回でちゃらになってしまうという、非常に厳しいシステムだった。放課後ガチバトルでは自分の持っている勲章を1個〜5個「賭ける」システムで、相手との階級や正解率の差に応じて事前に設定された倍率によって優勝した時に得られる勲章の数が決まっていた。この倍率が最低2倍だったことと、放課後ガチバトルの方が1ゲーム辺りの時間が短かったことから、充分な強者にとっては単位時間辺りの獲得勲章の期待値はガチバトルの方が明らかに大きくなった。そのため、ガチバトルで得られる勲章とトーナメントで得られる勲章の価値には差があるという認識、即ち同じ勲章数だったらガチバトルで稼いだ賢者よりトーナメントで稼いだ賢者の方が強いとみなす傾向が見られた。


芸能
ジャンルのひとつ。ランダム1:テレビ・芸能人、ランダム2:映画、ランダム3:音楽。2と3は変わっていないが、ランダム1は QMA2 以降のランダム4にあたる範疇をある程度含んでいたと思われる。(※当時から苦手だったので、正直よく憶えていません。)


賢者
階級のひとつ。勲章 140 個から 179 個。最初に賢者に昇格した時にはスタッフロールが流れる。これが事実上のエンディングと言える(ゲーム自体はエンドレスなので、エンディングというのもおかしな話ではあるが)。


賢窓スパ★
大魔道士以上は階級毎の実力の差が大きい。特に大魔道士と賢者の差は大きく、賢者に上がった途端に最高位の金剛賢者まで全ての相手と対戦しなければならなくなる。上がりたての賢者がすぐに勲章を剥奪されて大魔道士に戻る→しかし大魔道士では力が上なので再びすぐ勲章を得て賢者に上がる、を繰り返すことを俗に「賢者=大魔道士スパイラル」と呼んだ。それを略してこう呼ぶ。ここを抜け出して大賢者まで到達することができればひとつの壁を越えたとみなされる。


光速憧路★
稚内にあるゲームセンター。キャッツアイ稚内と並んで、最北端の QMA 設置店舗だった(どちらが北にあったかは不明)。ここから繋いでくる人と当たるとなんとなく嬉しかったものだ。いずれも2になる前に撤去され、それ以後稚内には QMA シリーズは入っていない。


金剛賢者




サンダース
シャロン
順番当て
修練生
出題履歴★
称号
上級魔術士
初級魔術士


ズーム
スポーツ
正解率
青銅賢者
セリオス
即答系
大賢者


タイピング
中級魔術師*5
並べ替え
ノンセクション
金賢
平田食事センター
放課後ガチバトル
補習
ホスト
マジックペット
マラリヤ
○×


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モザイク
予習(★)
四択
四文字言葉
ラスク
ランダム
ルキア
レオン
連想




—— 転記ここまで ——


基本的に間違ったことは書いていないと思うが、さりとてもっと書くべきことがあっただろうという項目も多い。書いていた当時もおれより詳しい誰かがこういうものを書いてくれたら楽しいのに、と思いながら書いていた憶えがある。もし当時のことを憶えている人が、この項目は自分が書きたかったなと思うものがひとつでもあれば、今からでも書いてもらえたら嬉しい。

*1:いきなり「アメリア」と「アロエ」が飛ばされているが、おそらく最初キャラクター名は項目に入れずに書き始めたのではないかと思う。のちにキャラクター名を追加した時に、「あ」はすでに執筆済みだったので抜けてしまったと思われる。ザルすぎる。

*2:★は公式の用語ではない項目についていると思われるが、不詳。

*3:原文ママ。明らかに誤りで、「一般知識」が正しい。

*4:クララも抜けている。カイルは入っているのに……。

*5:ママ。「中級魔術士」が正しかった、はず。