黄昏通信社跡地処分推進室

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運動会

小学校の運動会であった。
息子と娘の運動会。今年から同じ学校になったのでずいぶん楽になった。昨年は6時台から場所取りの列に並んだが、今年は学校側が「全部立ち見、お昼時以外はシートを敷くこともまかりならん」「保護者は全員学年色のリボンを着用せよ、当該学年の演技中はその色のリボンの人に場所を譲れ」という二つの施策を断行し、必然的に並ぶこともなくなった。結果から言うと、あくまで見ていた範囲に限ればこれはなかなかうまく行っていたと思う。特に後者はわかりやすくて、よく機能していた。昨年までも「当該学年の演技中はその学年の保護者が優先」というルール自体はあったのだが、明らかに昨年よりはっきりした譲り合いが見られた。モラルにゆだねること自体は多分ありだけど、それなりには工夫が必要ということかもしれない。前者についても、さすがに立ちっぱなしは中々に疲れたが、年々エスカレートする場所取り早起き対決をしなくて済むのであれば方法としてはありだと思う。
娘は驚くべきことに1年生のクラス代表になって始まりのあいさつをしていた。ばかでかい声だった。ばかでかい声を出すべき場面でばかでかい声を出せるのは素晴らしいことで、大いにほめた。ついでに言えば自分で立候補したというのにも驚いた。おれは決してそんなことをしない子供だったし、妻もそうだったし、息子もそうだ。面白いものだ。
かけっこは今年は息子が好走を見せ、四人中二位に入った。これはかなり嬉しかったようだ。昨年よりも手足の動かし方が上手になっているようには見受けられた。一方で娘は出遅れて後方ママの五位で、まあこんなこともあるだろうという感じの負け方だった。
ダンスはふたりともよかった。息子は花笠音頭だったのだが(渋い)笠の振り方などなかなかさまになっていて、成長を感じた。娘は星野源の「ドラえもん」ダンスで、わりとノリノリで踊るから上手に見える。相変わらずのんびりしてるので、よく見るとちょいちょい遅れ気味なんだけど。
あと特筆すべきことは今年から組体操がなくなったこと。御多分にもれず昨年までは5・6年生は組体操、だったのだけど、今年はきっぱりやめて創作ダンスになっていた。過去二回見ていてやはり危険性が皆無ではないなとは思えたし、時流を考えても変更は妥当な判断だと思う。ダンス自体もとてもよかったし。
お昼は妻がヒレカツをいっぱい揚げてくれて、おいしかった。子供たちも(さすがにお腹は減るのだろうけど)ずいぶん食べるようになって、たのもしい。残念ながら子供たちのチームは負けてしまったけれど、暑すぎず雨も降らずの天気にもめぐまれていい一日だった。