黄昏通信社跡地処分推進室

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ISDN 工事(解決編)

さて ISDN だが、二本のうち一本が正しく機能していない。TA のランプが点滅しているので一目瞭然でだめである。正常なほうは常時点灯していて、モジュラーケーブルを引っこ抜くと点滅に変わる。となると当然思い当たるのは昨日取り替えたモジュラーケーブルだ。使われていなかったケーブルだから、正常である保証はない。だめだったのかもしれない。
だが待てよ、と思い、ケーブルをつなぎ変えてみる。症状は移らず、同じ TA が使えないままだ。教科書通り次は TA を入れ替えてみる。と、症状が入れ替わる。ということは TA になんらかの原因がありそうだ。しかし昨日の工事までは使えていたし、手荒な扱いは一切していない。いきなり故障するとは考えづらい。裏を見てみる。「NRM」「RVS」と書かれているスイッチがある。なんだろうこれは。正常なほうは「NRM」になっている。だめなほうは「RVS」だ。
説明書をダウンロードしてみる。このスイッチは「ISDNの極性切り替えスイッチ」らしい。「ISDN 極性」でググる。00 年代中盤ぐらいのページがいくつか引っかかる。いわく、モジュラーケーブルにもストレートとクロスがあるので、逆になって困った場合何本かモジュラーケーブルを持ってきて試すとうまくいくことが多い、とかなんとか。えー、モジュラーケーブルってクロスケーブルあるのかよ。まったく知らなかった。原因はこれに違いない。
点滅しているほうの TA を外し、スイッチを「NRM」に切り替えて、つなぎ直す。ランプが点灯して、消えなかった。


なんかメンテナンスマンの経験が活きた感じで、なかなか楽しかったです。(みなさまには迷惑かけました)