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先日 NHK-BS1 で野球――マリーンズ戦――を観てたら小久保が解説をしていた。マリーンズの攻撃で一死一二塁、一塁走者は井上だった。打者は清田あたりではなかったかと思う。投手は忘れたが右投手だった。アナウンサーが今年のロッテは盗塁が多くて現在リーグ2位だという話をふると、小久保が応じた。確かに盗塁2位というのはわかりやすい数字だし実際増えているがそれだけではない、と。たとえば今この状況で決して足が速くない井上がアンツーカーから一歩も二歩もはみ出すほどリードしている、こういうことが大事なのだと。続けて、まだ一死で二塁にも走者がいるから投手からの牽制球はまずあり得なくて、ここでのショートゴロの時に二塁のフォースアウトの可能性を少しでも減らしたい、という意図だろう、と解説していた。
スポーツの解説って、こういうものであってほしいと思う。見ている人が気がつかないところに目線が行っている説明がほしい。あるいは見えていても、ちょっとだけ意図のはかりかねるプレイについて教えてほしい。試合の間じゅうそれを続けるのは本当に難しいことだと思うけど。