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埼玉西武ライオンズ対千葉ロッテマリーンズ17回戦 於東京ドーム

ロッテ 50th、という謎の区切り(※つまりまだ 49 周年)によって開催された記念試合。東京ドームも一応昔東京に本拠地があったからという位置づけになっているみたいだけど、東京スタジアムとなぞらえるにはいささか無理もあり。ともあれ、せっかく近場でやるのでということで家族四人で行ってきた。とりあえず水道橋で合流したのだけどとにかく蒸し暑くて球場の周りをうろうろする感じでもなく、ラクーアの建物に入って駄菓子屋で子供たちに豪遊させたりした。懐かしい駄菓子もあるし、知らないのもあるし、たぶん新しいものもあるしなかなか混沌とした空間だった。それからラクーアの中庭?でやってたゴムひもトランポリンみたいなやつに子供たちをチャレンジさせた。息子がわりと怖がっておっかなびっくりジャンプしていたのに対し、娘はわりとおそれずにぴょんぴょん跳んでいたのがいかにもさもありなんという感じ。
とかなんとかやってるうちに開場していたので入場。とりあえずユニフォームシャツを全員分首尾よく入手する。それから食べ物とかを買い込んで座席へ。それでもまだ 40 分以上あったが、セレモニーだのなんだのあってそこからはあっという間だった。
ゲストには村田兆治氏と落合博満氏が来ていた。村田氏はともかく落合氏はあんまりロッテ OB としてなにかするみたいな機会が少ないような印象があったのでちょっと意外だったが、あいさつでは「あの時指名してくださったことに感謝します」的なことを言っていた。まあそりゃそれぐらいは言うわね。
そんでもって試合。

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[勝] 有吉 (5勝2敗) [セーブ] 内 (2勝3敗24セーブ) [負] 多和田 (12勝5敗) [本塁打] 中村5号(5回裏3ラン)、外崎18号(6回表2ラン) 5回裏二死満塁。マリーンズはこの回角中の二塁打から得たチャンスをきわどい本塁突入失敗でつぶしていた。一方で多和田が福浦への死球の後コントロールを乱し、田村、平沢に連続四球を与えて打順は岡広海に回った。ファイターズからのトレード後出場機会は多いものの活躍しているとは言い難く打率は一割台。あわよくば四球でも選んでくれたら……と思いながら見ていたが、岡はとにかくバットを振った。八球で 3-2 になり、そこからさらに六球ファールが続く。チャンステーマの音量はどんどん上がり、場内はちょっと異様な雰囲気になりつつあった。十五球目、ついに岡のバットは多和田の球をまともにとらえ、打球はセンター前に転がっていった。スタートを切っていた走者ふたりが悠々とホームインして同点となる。気落ちした多和田から藤岡が逆転打を放つと、続く中村の打球はぐんぐん伸びて左翼席に飛び込み、リードは一気に 6-2 まで広がった。マリーンズの得点はこの回だけだった。 有吉は1回に長短打であっという間に一点を失うと、その後も走者を背負う苦しい投球が続いた。5回までで二点しか失っていなかったのはかなり恵まれた印象があり、球数も多く、逆転直後の6回にも外崎に2ランを浴びて差を詰められた。なんとかその回まで投げ終えて勝ち投手となったが、今日は打線に助けられた。7回に登板した岩下は先頭を出したものの併殺で切り抜け、まあまあの内容。8回の松永はストライクが入らず苦しんだが、二死一三塁まで行ったものの無失点。しかし流石に疲れがあるのかも知れないという内容で不安は残った。内は先頭の代打メヒアにボールが先行して厳しかったが、3-1 からの四球目をファールにしてくれたのが助かった。最後は源田を見逃しの三振に切ってとりゲームセット。 いやー、勝ちました! 強い相手にいい勝ち方ができて見に行ってよかったなあという感じです。岡の打席はほんとに盛り上がったし最後抜けたときにはちょっと涙出そうになった。いいものを見た。 今シーズンあと一回ぐらい行ければというところだけど、どうかな。