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NFL 2018 -- Week 4

今週から BYE があります。まずはパンサーズ(2-1) とレッドスキンズ(2-1)。レッドスキンズなんて調子いいからやりたかったんじゃないかな。

Minnesota Vikings (1-2-1) @ Los Angeles Rams (4-0)

サーズデイナイトフットボール
ビルズに大敗してちょっと調子のおかしいわれらがヴァイキングズ。特に失点がかさんでいるのは気になるところで、強力オフェンスのラムズ相手に果たしてどうかというところ。一方そのラムズは開幕三連勝と絶好調。オフェンスディフェンスのバランスがよく、ゴフの三年目にしていよいよ完成されてきたチームという印象だ。
先制したのはヴァイキングズ。スクリプト通りというか、短いが効果的なプレイを積み重ねて敵陣に進み、最後はカズンズが DB の頭越しにエンドゾーンのロビンソンへどんぴしゃで落とすすごいパスで、カズンズらしいピンポイントのコントロールが光るプレイだった。しかしすぐにラムズも反撃、返しのドライブでガーリーのランを中心にこちらも時間を使う攻撃を展開する。最後もガーリーへの短いパスで決めて、7-7 の同点。ヴァイキングズの続くドライブは FG どまりで、Week 3 から加入したダン・ベイリーがチームでの初得点をあげた。ラムズは返しのドライブでたった2プレイでタッチダウンをあげる。ゴフが左サイドからアクロスで上がって行くクーパー・カップにいいタイミングのパスを通し、カップはついていたアンソニー・バーを振り切ってそのままエンドゾーンまで走りきってしまう。これで 10-14。
カズンズも負けじとその次のドライブではパス三本でタッチダウンを奪う。ディッグズ、ルドルフ、ロビンソンと次々にロングパスを決めてのタッチダウンで、最後のロビンソンへのパスはディフェンスふたりの奥を抜くパスでこれまたすごかった。
しかしそこからラムズタッチダウンを二本続けてあげる。一本目はクーパー・カップへの 19 ヤードのパスで、これも DB ふたりの頭越しにエンドゾーンの右隅に決めるすごいパスだった。二本目も 47 ヤード地点からエンドゾーンのクックスへ直接届けるパスで、視野の広さとコントロールの正確さが半端じゃない。ヴァイキングズはそれでも FG を一本返して 20-28 でハーフタイムへ。


後半、ラムズは最初の攻撃でフェイクパントを試みて失敗。フェイクパントの名手ジョニー・ヘッカーだがここはちゃんと準備されていた。つけこみたいヴァイキングズだったがこちらもパントに終わってしまう。ラムズに FG を追加されてからの返しのドライブ、カズンズのパス一辺倒の攻撃だったがよく決まり、ディッグズに 24 ヤードのパスを通すと、アダム・シーレンに 45 ヤードのパスを決めてタッチダウン。ここはランアフターキャッチでシーレンが頑張って DB を振り切りエンドゾーンまで走りきった。ツーポイントも決まって、28-31 と追い上げる。
しかしラムズの攻撃は止まらない。さらに返しのドライブで、またしてもたった5プレイでタッチダウンをあげてしまう。5プレイのうち3プレイはルーキー WR ロバート・ウッズに通したパスで、最後もウッズのタッチダウンレシーブだった。これでまた 28-38 と手が届かないところへ逃げられてしまう。
このあとラムズは FG 失敗が一回あり追加点をあげることはできなかったが、ヴァイキングズもおつきあい。4Q に入ってからレッドゾーンまで攻め込んだもののここぞというところでカズンズがサックを受けてしまい FG に終わった。
最後は 2:20、自陣 34 ヤードからの攻撃で、タッチダウンをあげなければ同点にできないとはいえ時間はたっぷりあったが、いきなりサックを受けて8ヤード下げられてしまう。それでもパス二本で 1st ダウンを更新したが、その次のプレイでボールを持っている右手に手をかけられてボールを落としてしまい、これがファンブルと判定されて万事急須。


凄腕のクウォーターバック同士の対決で、見事なパスがばんばん飛び交って面白い試合だった。この展開でインターセプトが無かったというのも特筆すべきところで、両 QB のコントロールが冴えていたということでもある(カズンズは一本かなりついていたパスがあった)。
しかしことヴァイキングズに関して言えばいくら凄腕相手でも 38 点は明らかに取られすぎであり、しかもロングパスをぽんぽん決められて2プレイとか4プレイとかでタッチダウンにされちゃうのは結構やばい。ここ三試合 29,27,38 点という数字はディフェンスが崩壊していると言っても過言ではない。この負けで黒星が先行した。ディフェンスを立て直さなければプレイオフはない。
ラムズはこれで 4-0 となった。この試合ではかなり失点がかさんだが、それでも勝てたのは強みと言える。オフェンスディフェンスががっちり噛み合っている。プレイオフに一番近いチームという印象だ。


最終スコア:MIN 31-38 LAR

Cincinatti Bengals (3-1) @ Atlanta Falcons (1-3)

開幕二連勝から先週はドルトンが4インターセプトで自滅したベンガルズ。迎え撃つファルコンズは先週セインツとのシュートアウトの末オーヴァータイムで敗れている。
試合は(ファルコンズにとっては)先週に引き続き点の取り合いになった。オープニングドライブ、ファルコンズはホールがキックオフリターンでミッドフィールドまで走り、あっさりタッチダウンにたどり着く。ベンガルズもすぐさま反撃し、返しのドライブでドルトンがタイラー・アイファートへのタッチダウンパスを決めて同点とすると、ファルコンズの攻撃は 4th ダウンギャンブルでライアンがサックされて終わり、続くベンガルズの攻撃では RB ジョバニ・バーナードがタッチダウンランを決めて逆転する。その後もタッチダウン合戦が続き、ファルコンズベンガルズファルコンズベンガルズタッチダウンをあげて 28-21 となって残りが 0:44。ファルコンズはライアンがサイドライン際へのパスを細かく決めて、最後のタイムアウトを切ったところで敵陣 37 ヤードで残り 0:02。マット・ブライアントが 55 ヤードの FG を決めて、28-24 となって折り返し。


後半はベンガルズのレシーヴから始まったが、パントに終わってこれをブロックされてしまう。自陣8ヤードで攻撃権を渡してしまうが、ここはディフェンスが頑張ってライアンをサックして FG にとどめる。これで 28-27。
ファルコンズが逆転したのは 4Q に入ってからで、ドルトンのインターセプトで自陣 46 ヤード地点といういいポジションからのドライブだった。ラフィングザパサーで敵陣に進むと、ライアンがリドリーへ 30 ヤードのパスを通してタッチダウン。ここはベンガルズの CB が逆を突かれて振り切られ、ワイドオープンになっていた。ツーポイントには失敗して 28-33 となる。
返しのドライブ、ベンガルズエリクソンの 47 ヤードのキックオフリターンがあって絶好の位置から攻撃を開始し、ドルトンが A.J.グリーンへのタッチダウンパスを一旦は決めて再逆転したかに見えたが、反則でヌリファイされて結局 FG どまり。31-33。
その返し、ファルコンズも敵陣9ヤードまで攻め入るが、反則もあってこちらも FG どまり。31-36。
残り 4:15、ベンガルズはおそらくこれが最後の攻撃となるというドライブを自陣 25 ヤード地点から開始する。じりじりと時間を食いながらの前進で、敵陣に入ってからサックを受けて 3rd&18 になった場面もあったが、レビューの末インコンプリートパスと判定されて 3rd&8 で済む。これでなんとかドライブがつながり、最後は6ヤード地点の 4th&Goal からドルトンが A.J.グリーンへのタッチダウンパスを決めた。ツーポイントは決まらず 37-36。
あと六秒あったが、さすがにライアンでもどうにもできずこのまま試合終了となった。


攻撃力の優るチーム同士の点の取り合いで面白かったが、なかなかこれだとプレイオフに残るのは厳しいかもという印象も受けた。特にファルコンズはこれで 1-3 と結果的に負けが込んでいるのもつらいところ。ベンガルズはオフェンスで勝負強さを見せているので、ディフェンスがもう少しよくなれば。


最終スコア:CIN 37-36 ATL

Detroit Lions (1-3) @ Dallas Cowboys (2-2)

先週ペイトリオッツ相手にいい勝ち方で初日を出したライオンズ。カウボーイズは week 2 にジャイアンツに勝ったもののパンサーズとシーホークスには負けていてやはりここまで一勝 (1-2)。
先手を引いたのはカウボーイズ。二回目の攻撃でプレスコットが 30 ヤード台のロングパスを二本決めて一気にレッドゾーンに侵入する。しかしそこからパスが決まらず FG 止まりで、どちらかというと少しもったいない印象だった。返しの攻撃でライオンズはすぐに反撃する。スタフォードが 3rd ダウンでのパスを三つ連続成功させ、ゴールデン・テイトがサイドライン際を個人技で駆け上がって 45 ヤードのタッチダウン。サイドライン際に追い詰められていたのにカット一発でヒースを抜き去ったフットワークはすごかった。
このあと両チーム FG を一本ずつ決めてから、カウボーイズタッチダウンを返す。プレスコットから右サイドのエリオットへのスクリーンパスだったが、ブロッカーに回ったふたりが完璧なブロックを見せて、エリオットのフットワークも素晴らしく一気に 38 ヤード走り抜きタッチダウンをあげた。これはよかった。10-13 でハーフタイム。


後半もカウボーイズが先に得点をあげる。エリオットの 41 ヤードのランで一気に敵陣深くまで入ると、ゴール前の 4th&1 もエリオットが更新。ここはファンブルもあったが味方のリカバーで事なきを得た。結局プレスコットからスウェイムへのパスでタッチダウン。10-20 と点差を広げる。
スタフォードも頑張る。こうなったらばんばん投げちゃるとばかりにロングパスを三本ばかり決め、最後はキャリオン・ジョンソンがディフェンスをなぎ倒しながら8ヤード走ってタッチダウン。今年はランオフェンスも一味違うところを見せて、17-20 と追い上げる。
返しのドライブ、カウボーイズは時間を八分以上費いながらじっくり攻めるが、敵陣4ヤードで止まってしまい FG どまりで 17-23 とワンポゼッション圏内に残られてしまう。ライオンズはこのチャンスを逃さない。スタフォードがゴールデン・テイトに 35 ヤードのパスを決めて敵陣に入ると、もう一丁テイトへのロングパス。これが見事に決まって、テイトはディフェンスを挑発する余裕すらあった。タッチダウンと PAT で逆転し、ひさびさにライオンズがリードする。
とはいえ一点差、時間も二分ちょっと、タイムアウトもふたつ残っているとくればダク・プレスコットには充分だった。エリオットのカバーがラインバッカーのマンツーマンになっていることを見抜くと、右奥へ走ったそのエリオットへロングパス。簡単なボールではなかったが、エリオットもしっかりディフェンスを抜いてキャッチしていた。34 ヤードのゲインで、これでほぼ FG 圏内に入っていた。あとはランプレイでライオンズの残りタイムアウトを奪い取り、蹴りやすいように左のハッシュまでボールを動かして、K マーハーに任せるだけだった。マーハーが 38 ヤードの FG を決めてゲームセット。24-26 の二点差だった。


カウボーイズはひさしぶりにちゃんと見るとやっぱりエリオットいいねープレスコットいいねーという感じで、これで 2-2 なのかという感じはする。もう少し勝っててもよさそう。ライオンズは少しずつよくなってるんだけど勝ち星につながらない。そう悲観したものでもないと思うが、実際に 1-3 なのはまだ足りないピースがあるということなのだろう。


最終スコア:DET 24-26 DAL

Baltimore Ravens (3-1) @ Pittsburg Steelers (1-2-1)

サンデーナイトフットボーーール。
AFC 北の同地区対決。これも結構な名物対戦で、というのはどういうわけか接戦になることが多いのだ。いわゆるワンスコア(八点差以内)はおろか、三点以内の僅差になることも多い。このところは両チームとも HC、QB ともに変わっていないので余計にライバル感があるのかもしれない。
オープニングドライブでレイヴンズは先手を引く。フラッコからジョン・ブラウンへ 33 ヤードのタッチダウンパス。ディフェンスふたりが一瞬譲り合った隙に完全に抜き去っていて、そこへボールが飛んでいくという芸術的なタッチダウンだった。返しのドライブではディフェンスにビッグプレイが飛び出す。ロスリスバーガーからのパスを受けたマクドナルドにジェファーソンが襲いかかり、ボールを奪い取ってしまったのだ。さらにはリターンタッチダウン……まで行ったのだが、これはダウンの判定でヌリファイ。しかし結局返しのドライブであっさりタッチダウンまでたどり着き、14-0 とリードを広げた。
ここからはスティーラーズのペースになる。まず FG で三点返すと、返しのドライブでは自陣エンドゾーンの目の前まで迫られながら起死回生のファンブルフォースで失点を防ぐ。さらに返しの攻撃でも FG を決めて 14-6。そしてレイヴンズの攻撃をパントに終わらせると、その次の攻撃でアントニオ・ブラウンへの 24 ヤードのタッチダウンパスをロスリスバーガーが決めた。ツーポイントも成功し、14-14 の同点で折り返す。


後半は地味な展開になった。スティーラーズがほとんどオフェンスでゲインできずパントを繰り返す間に、レイヴンズはエンドゾーンにこそ行けないものの FG を一本ずつ決めて着実にリードを広げてゆく。結局四回連続 FG を決め、その間スティーラーズはパントを蹴ることしかできなかった。最後はロスリスバーガーが中央のアントニオ・ブラウンへ投じたパスがルヴィーンに綺麗にインターセプトされて万事休す。


というわけで思ったより大差になってしまったが、前半一旦は同点になるあたりはこのカードらしかったかな。スティーラーズはチーフス戦といい立ち上がりが悪くて追いついて負けるというパターンが続いているので、試合の入り方を変えたいところ。レイヴンズは強い時の戦いぶりが帰ってきた。スティーラーズを 14 点に抑えられるならそうそう負けまい。今年こそプレイオフに残れるか。

  • ラマー・ジャクソン、ちょいちょいスナップの時に入ってるんだけど、めったにパスは投げないし投げてもほとんど決まっていない。もっぱらランプレイに使われている。でも思い出したように入ってて相手にしてみればけっこう厄介っぽいかなと思う。セカンド QB の新しい使い方という感じだろうか。
  • この試合 DAZN で見てたんだけど、実況のザック生馬氏がレイヴンズ K ジャスティン・タッカーについて「副業がオペラ歌手」だと言っていてびっくりした。ちょっと調べてみた感じ確かにけっこう本格的にやってるっぽいんだけど、副業と呼べるレベルなのかどうかはわからず。しかしよりによって K がオペラ歌手ってのがおもろいよな。



最終スコア:BAL 26-14 PIT

Kansas City Chiefs (4-0) @ Denver Broncos (2-2)

マンデーナイトフットボール
こちらは AFC 西の同地区対決で、このところはチーフスが五連勝中とか。今季からスターターに固定されたパトリック・マホームズ二世も絶好調で、開幕から三試合で 13 本ものタッチダウンパスを決めて三連勝中。ここも攻撃力で押し切るか。ブロンコスは変わらずディフェンスが強く、オフェンスには難があるもののしぶとく勝ちを拾ってここまで 2-1。
前半は比較的ディフェンシブな展開になる。両チーム最初のドライブで FG を一本ずつ決めあってからはパントが続き、次に得点が入ったのは 2Q に入ってから。8ヤード地点の 3rd&Goal から、マホームズ自ら左サイドへ走ってそのままエンドゾーンまで走りきる。なかなか足が速い。89 ヤードのロングドライブだった。ブロンコスも返しのドライブでタッチダウンにたどり着いて、すぐに同点に追いつく。このあと前半終了間際にブロンコスが FG を追加して 10-13 となって折り返す。


後半はチーフスの攻撃から。エンドゾーンまであと1ヤードに迫ったのだが、ブロンコスがランを止めてタッチダウンを許さなかった。FG で 13-13。さらに次のプレイ、ブロンコスはキーナムが右奥に走ったヒューアーマンにパスを投じるも、ヒューアーマンが一旦掴んだボールを DB にもぎ取られてインターセプトとなってしまう。ここでモメンタムチェンジがありそうと思ったのだが、ブロンコスがチーフスの返しのドライブをパントにさせて流れを渡さない。逆に次のドライブでブロンコスエンドゾーンまでたどり着き、再び勝ち越した。リンゼイの1ヤードのタッチダウンランだった。さらにブロンコスは FG も追加して、13-23 と二桁リードする。
さすがにチーフス苦しくなったかと思いきや、ここからがすごかった。次の攻撃で 75 ヤードを地道に進み切ってタッチダウンを返すと、返しのブロンコスの攻撃をスリーアンドアウトで切ってとり、次のドライブでは途中 3rd&5 で猛烈なプレッシャーを受けながら、左に走って最後は左手にボールを持ち変えてヒルへきっちり5ヤードのパスを決める。さらにそこから2プレイ続けての反則で 2nd&30 という超ロングシチュエーションにもなったが、きっちりロングパスを二本続けて決めて更新し、最後は頼れるトラヴィス・ケルシーへ2ヤードのタッチダウンパス。これで 27-23 ととうとう逆転する。
残り二分弱、ブロンコスは逆転を目指すドライブだったが、最初のプレイでキーナムがいきなりサックされて虎の子のタイムアウトを使わされてしまう。その後 4th&11 をぎりぎり更新し、さらにヒューアーマンへのロングパスが決まって敵陣 28 ヤードまで進むが、そこまでだった。最後は 4th&10 でサットンへの短いパス、そこから走りこむサンダースへバックトス、というスペシャルプレイを試みたが、サットンがボールを取った瞬間にタックルを受けて前にこぼしてしまい、判定としてはパスインコンプリート。そのまま試合終了となった。


というわけでチーフスが無敗を守った。もともと守備はいいチームだったし、アレックス・スミスもいい仕事をしてきてはいたが、マホームズは最後のピースになったのかもしれない。ラムズと共に、プレイオフに最も近いチームと言えよう。ブロンコスも悪くない試合はした。特にやはりディフェンスはかなりよく、キーナム次第では上位も充分狙えそうだ。


最終スコア:KC 27-23 DEN

New Orleans Saints (3-1) @ New York Giants (1-3)

このカードもハイスコアになりがちで面白いんだけど、DAZN で配信がされてた一方でNHK-BS でも放送予定があった。ならば DAZN では観なくてもいいか、いやテレビの調子が悪いからあえて DAZN で観るべきか、と考えて前者を選んだのだが残念ながらテレビの不調が回復しなくて今週も録画できず、結果見逃してしまった。
試合はジャイアンツが先制したもののセインツが 2Q に FG 四本決めて逆転、後半はむしろ差を広げて勝ち、という感じだったようだ。ブリーズは 18/32-217yds とめずらしくかなり低調だったが、代わりにカマラが 19att-134yds と走りまくった。ここまで地上でやられると相手はきびしかったろう。


最終スコア:NO 33-18 NYG

Other Games

TB(2-2) 10-48 CHI(3-1):フィッツマジックは終わったのか? おそらくは、イエス。9/18-126yds-0TD-1INT。前半だけ投げてこのスタッツを残し、後半は下げられてしまった。とはいえその時点で 3-38。フィッツパトリックに何ができたのか、という気もする。後半出てきたウインストンも 1TD-2INT と冴えず、QB 問題は悩ましい。ベアーズはトラビスキーが 19/26-354yds-6TD-0INT という生まれ変わったかのような猛烈なパフォーマンスで圧勝。これパス成功率以外はパッサーレイティング満点ですな(あとノーゲインでもいいから 2/2 追加できてれば満点)。なにがあったのか。これで NFC 北地区はベアーズが首位に立った。
BUF(1-3) 0-22 GB(2-1-1):おいビルズ、真面目にやってくれよ……とヴァイキングズファンとしては言いたくなってしまうような完封劇。ジョッシュ・アレンが 16/33-151yds-0TD-2INT と文字通り完璧に封じられたようで、こりゃどうにもならん。ロジャーズは足の具合はよくないようだがなんとかやっているようだ。しかし試合に出てて回復するもんとも思えず、シーズン後半に向けてどうなるか。
HOU(1-3) 37-[OT]-34 IND(1-3)AFC 南の同地区対決、ウォトスンとラックの大空中戦の末オーヴァータイムに突入、さらに FG 一本づつ成功させて、コルツがギャンブル失敗、でテキサンズが FG もう一本決めて勝ち、という展開だったようだ。これ見てたら面白かっただろうなあ。テキサンズはやっと初勝利、コルツはラックが戻ってきてもあまり進境がない。どちらも今季は厳しそう。
NYJ(1-3) 12-31 JAX(3-1):ジャグァーズが圧勝。ボートルズ2.0が 29/38-388yds-2TD-1INT と大暴れ、388 ヤードはキャリアハイとのこと。ジェッツは開幕戦勝って以来三連敗。ダーノルドには荷が重いか。じっくり使われて芽が出ればいいけど、ジェッツそういうの駄目そうなんだよな……。
MIA(3-1) 7-38 NE(2-2)ペイトリオッツ、ここで決して崩れないのが強いところ。ずるずる行きそうな状況なんだけどね。ブレイディが 23/35-274yds-3TD-2INT とやや荒れ気味だったが RB ソニー・ミシェルが 25att-112yds とよく走った。ドルフィンズはタネヒルが 11/20-100yds-0TD-1INT と低調(他にファンブルロスト1)。オスワイラーが 4/5-35yds-1TD-0INT と中々の数字を残しているが、ここで?という感じ。
PHI(2-2) 23-[OT]-26 TEN(3-1):おっと、タイタンズ意外に強い。10 点のビハインドを追いつき、オーヴァータイムで先に FG を決められながらタッチダウンを決めて勝ち、とけっこう勝負強い内容で、侮れない気がしてきた。マリオタは 30/43-344yds-2TD-1INT でかなりのスタッツ。ラッシングリーダーもマリオタ(しかもたった 46 ヤード)なのはいただけないけど。
SEA(2-2) 20-17 ARI(0-4)シーホークスが競り勝つ。ジャニコウスキーが 52 ヤードのタイムアップ FG を決めた。カーディナルズは初日が出ない。とうとうジョシュ・ローゼンを先発させたが、15/27-180yds-1TD-0INT でまあ合格点というところ。接戦になって、K ドーソンが FG を二本外したのが最後に効いた。
CLE(1-2-1) 42-[OT]-45 OAK(1-3):ブラウンズ……。後半ツーミニッツまで七点リードしていたが、そこから追いつかれてオーヴァータイムで力尽きる。とはいえ 42 点取れたことは収穫かもしれない。メイフィールドは 21/41-295yds-2TD-2INT とかなり荒れたスタッツだった。レイダーズは嬉しい今季初勝利で、ジョン・グルーデンはレイダーズの HC としては 6133 日ぶりの勝利とのこと。
SF(1-3) 27-29 LAC(2-2)チャージャーズが逆転勝ち。点の取り合いで厳しい勝負だったがなんとかものにした。リヴァーズが 25/39-250yds-3TD-1INT といかにもなスタッツ。フォーティナイナーズは C.J.ベザードが投げた。2TD-2INT だったそうなのでまあまあ頑張ったというべきか。