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NFL 2018 -- Week 16

あと一週。

Washington Redskins (7-8) @ Tennessee Titans (9-6)

タイタンズが逆転勝ちでプレイオフに生き残り。最後はマルコム・バトラーのピック6だったのでそれまでは三点差、実に際どい勝負だった。遅れてきた救世主、ジョッシュッ・ジョンソン@ex-ブラウンズはチームをプレイオフには導けず。とはいえそれこそ「マッデンでチームメイトを憶えた」というような状況を考えるとよく頑張ったと言えるだろう。
タイタンズはマリオタが途中負傷で下がり、代わって出てきたブレイン・ギャッバーートが 7/11-101yds-1TD-0INT としっかり仕事をして試合を締めた。これでプレイオフ戦線に生き残り、最終週の決戦に臨むことになる。


最終スコア:WAS 16-25 TEN

Baltimore Ravens (9-6) @ Los Angels Chargers (11-4)

リヴァーズがインターセプトを喰らうのが試合開始2プレイ目。確か先週もこんな感じだったような。しかし失点は3にとどめ、前半はロースコアの展開に。レイヴンズも敵陣2ヤードまで行ってギャンブル失敗するなどおつきあいとなり、6-3 で折り返す。
後半、最初のプレイで今度はレイヴンズがファンブルチャージャーズがこれをリカバーして、17 ヤード地点からの攻撃を得ると3プレイ全部メルヴィン・ゴードンのランでタッチダウン。逆転に成功したのもつかの間、返しのドライブではラマー・ジャクソンからマーク・アンドリューズへのロングパスが決まって2プレイでタッチダウンとなり 13-10 と再びレイヴンズがリードする。
その後レイヴンズが FG を一本決めた以外はパントパントで時が流れ、残り 3:00、しかし PR キングの好リターンで敵陣 39 ヤードからチャージャーズの攻撃。これを逃すとさすがにもうチャンスはなさそう。1プレイ目がホールディングで 10 ヤード下がって2プレイ目、リヴァーズからパスを受けたのはアントニオ・ゲイツ。これはいいゲインになりそうだったが、タックルを受けてダウン直前にボールを狙われてファンブルしてしまう。これをテイヴォン・ヤングが拾い上げると素早く走って 62 ヤードのファンブルリターンタッチダウン。これで 22-10 となって勝負あり。
レイヴンズはこれでとうとうスティーラーズを抜き去って AFC 北地区の首位に立った。ずっとディフェンスはいいチームだったが、ラマー・ジャクソンがスターターに据わってから五勝一敗、オフェンスが機能すればこのぐらいやれてもなんの不思議もない。ジャクソンとていわゆる正統派ではないながらもハイズマンウィナー、力があるのはわかっていたがここまでとはというのも正直なところ。最終週はクリーヴランド・ブラウンズとの対戦になる。
一方チャージャーズは一歩後退、チーフスも敗れたため星では並んだままで、最終週勝ち数で上回らない限り地区優勝がない状況は同じ。まあもともと気楽な立場ではあったがやや勿体無いという印象もある。こちらの相手はブロンコズ。


最終スコア:BAL 22-10 LAC

Cincinatti Bengals (6-9) @ Cleveland Browns (7-7-1)

AFC 北の同地区対決はブラウンズが快勝。ベンガルズをスイープするのは 2002 年以来とのこと。これで 2011 年以来(ということはおれが見はじめてから全部である)続けてきた連続地区最下位記録*1も脱したことになる。あとは最終週に勝ち越しがかかる。
ベンガルズは前半完封され、4Q だけで 18 点取ったが決着がついた後だった。今季は守備が崩壊し、A.J.グリーンとアンディ・ドルトンが怪我で離脱し、何も残らないシーズンだった。マーヴィン・ルイスは二年契約のはずだが、いよいよ首元が涼しいだろうか。


最終スコア:CIN 18-26 CLE

Buffalo Bills (5-10) @ New England Patriots (10-5)

はい、ペイトリオッツのスイープ。これにて十年連続 AFC 東地区優勝とのこと。てことは、マーク・サンチェスが二年連続 AFCC 行ってたのって両方ワイルドカードだったのか。ここでは関係ないけど。
得点的にはペイトリオッツが圧勝だったんだけど、ブレイディのスタッツは 13/24-126yds-1TD-2INT と悲惨なもので、RB 陣にかなり助けられたのは否めまい。試合中にはコーダレル・パターソンが膝の負傷で離脱したそうだ。先週にはジョッシュッ・ゴードンが薬物規定違反で戦線を離れることが発表されたばかり。いよいよオフェンスは厳しい状況に置かれている。
幸い、イーグルズがテキサンズを負かしてくれたおかげでペイトリオッツは二位に再浮上した。最終週の相手はニューヨーク・ジェッツで、勝てば第2シード以上が確定する。


最終スコア:BUF 12-24 NE

Pittsburg Steelers (8-6-1) @ New Orleans Saints (13-2)

点の取り合いの末、セインツが逆転勝ち。最後は三点を追うスティーラーズが FG 圏内にもう少しというところまでドライブを続けたが、スミス-シュスターのファンブルロストで万事急須。
セインツはこれで第一シードが確定し、早々と最終週ブリーズを休ませることを発表した。まるまる二週間調整にあてられることになる。ブリーズに限らず、とにかく身体にダメージの積もっている時期ではあろうから悪い話ではない。とはいえモメンタムを失う一面があるのも事実で、果たしてどう出るか。

  • 最終週はテディ・ブリッジウォーターが投げるそうです。頑張ってほしい!



最終スコア:PIT 28-31 NO

Kansas City Chiefs (11-4) @ Seattle Seahawks (9-6)

シーホークスがチーフスに一度もリードを許さず勝ち。これでプレイオフ進出を確定させた。フォーティナイナーズに負けてチーフスに勝つのもよくわからなくはあるが、まあ今のチーム力がそのぐらいということなのかもしれない。シーホークスというかラッセル・ウィルソンは 12 月に異常に強いのだそうで、確かにこの時期強いイメージはあるが、NFL 史上でも最高の勝率なんだとか。シーホークスはほぼ第五シードが確定で、初戦はカウボーイズになりそう。
チーフスはこの日も 38 失点と、とにかく守れなさ過ぎる。これだけ失点がかさんでこれだけ勝ってるのもすごいといえばすごいのだけど、プレイオフに進んでからのことを考えると、やはりもう少し守れないとつらいか。チャージャーズの項でも書いたが、星が並べばチーフスが上になるので地区優勝争いでは依然としてチーフスが有利、ただし地区優勝を逃すと第五シードまで落ちるので最後まで力は抜けないという、少し割を食ったポジションになってしまっている。


最終スコア:KC 31-38 SEA

Denver Broncos (6-9) @ Oakland Raiders (4-11)

今季最後のマンデーナイトフットボールDAZN の番宣が面白くて、ふつうちょっとは試合のプレヴュー的な内容が入ってたりするんだけど、もうまったくそういうのなくて「クリスマスは NFL で楽しもう」みたいなナレーションで、なんかクリスマスパーティの様子みたいなのが延々と映ってるだけなわけ。最後取ってつけたように「ブロンコス・アット・レイダーズ。メリー、クリスマス!」ってナレーションのお姉さんが言うんだけどもう明らかにヤケクソとしか言いようがないテンションだったからね。たしかに DEN@OAK で両方プレイオフに引っかかりもしないとはあんまり思わなかったかもしれんけどそれにしてもという感じだった。
で、試合は 1Q にレイダーズがパントリターンタッチダウンで先制してからずっとリードを守り続けて勝ち。この試合の前まで 3-11 だったチームとは思えないようないい試合運びで、これが来年以降につながるといいなあというところ。
ブロンコズは前半一点も取れず、後半タッチダウンを二本返すもその次のドライブでキーナムがインターセプトを喫して終了。キーナムひとりを責めるのもあれだがこのチームの課題は明らかにオフェンスだ。

  • レイダーズのパントリターンタッチダウンは素晴らしかった。ブロンコズ P ウォドマンのパントがよく伸びてエンドゾーン1ヤード手前まで行ったんだけど、このボールがエンドゾーンに転がっていくのをカバーチームが止めた。ところが、その止められて転がっているボールをリターンチームのハリスが拾い上げてリターンする。カバーチームは明らかにそれを予期していなくて、対応が 0.5 秒ぐらい遅れてしまう。ハリスは右サイドラインまで逃げてからまっすぐ駆け上がって、99 ヤードのリターンタッチダウンにしてみせた。パントをカバーチームが触ったあとはフリーボールになる、当たり前なんだけど普段意識しないルールをちゃんと理解していて、相手の隙を見逃さずにリターンした、その意識もよかったし、リターンの走りそのものも鮮やかだった。あと、タッチダウンしたあとのグルーデンもよかったんだよな。パントリターンタッチダウンってまあ偶発的なプレイだしこれに関してはほとんど個人技だったと思うけど、それでも本当にすごく嬉しそうで、あんな顔されると士気上がるよなと思った。



最終スコア:DEN 14-27 OAK

Tanpa Bay Buccaneers (5-10) @ Dallas Cowboys (9-6)

これ NHK-BS でやってたんだけど録画し損ねてしまった。意外とワンスコア差だったけど最後バッカニアーズオンサイドキック蹴って確保できず、という展開だったので点差以上の完勝だったという感じか。
これでカウボーイズはイーグルズに1ゲーム差つけてかつシーズンスイープしているので、最終週で並ばれても直対のぶん順位が上になる。というわけで、カウボーイズNFC 東地区の優勝を確定させた。東地区はイーグルズがもたつきジャイアンツが苦しむ中序盤はレッドスキンズが走ったが、アレックス・スミスの骨折、コルト・マッコイの離脱と QB の故障にたたられて失速した。代わりに序盤勝ったり負けたりだったカウボーイズがアマリ・クーパーの加入以降明らかにオフェンスに勢いを得て勝ち始め、地区優勝にたどり着いた。


最終スコア:TB 20-27 DAL

Other Games

NYG(5-10) 27-28 IND(9-6):コルツが 4Q 残り一分で逆転勝ち、プレイオフに望みをつないだ。ジャイアンツは 3Q 途中まで 10 点リードしていたが守りきれず。
JAX(5-10) 17-7 MIA(7-8):ジャグァーズがひさびさの勝利。3Q からブレイク・ボートルズがフィールドに立ち、そこから勝ち越して勝ったそうなのだが、そのうち七点はインターセプトリターンタッチダウンだったみたいなんだよな。ボートルズのスタッツは 5/6-39yds-0TD-0INT。なんとも言えないな。
ATL(6-9) 24-10 CAR(6-9):パンサーズ七連敗。なんとファルコンズと並んでしまうとは、本当に信じられない。まあこういうチームでもあるよなとも思うけれど。ファルコンズはちょっと立ち直るのが遅すぎた。
MIN(8-6-1) 27-9 DET(5-10)ヴァイキングズがプレイオフへ一歩前進。前半最後に 44 ヤードのヘイルメリーを決めてそこから一気にモメンタムをつかんだらしい。
GB(6-8-1) 44[OT]38 NYJ(4-11)パッカーズがオーヴァータイムの末逆転勝ち。1Q で 0-14、3Q 途中でも 20-35 とジェッツは二度にわたって大きくリードしたが、守りきることができなかった。とはいえやはりここ何週間かはいい試合をしていると思う。
HOU(10-5) 30-32 PHI(8-7):イーグルズがタイムアップフィールドゴールで逆転勝ち。フォールズが 35/49-471yds-4TD-1INT と投げに投げまくって勝利をもたらした。やはりこの男ただ者ではない。凡庸な試合もちょいちょいあるけど、ここでこのパフォーマンスを出せるんだよな。記録より記憶、というタイプだろうか。
LAR(12-3) 31-9 ARI(3-12):はい。ラムズはガーリーが左膝を傷めて欠場、代わりに C.J.アンダーソンと試合の五日前に契約して、そのアンダーソンが 167 ヤード走ったそうな。
CHI(11-4) 14-9 SF(4-11):ベアーズがロースコアリングゲームを制して十一勝目。こういう試合はお手のものというところか。

*1:余談だがこれには 2014 年の 7-9 も含まれている。7-9 で地区最下位は相当気の毒と言える。