黄昏通信社跡地処分推進室

黄昏通信社の跡地処分を推進しています

ニューヨーク・ニューヨーク

海外出張であった。弊社でもまあ時々あるっちゃあるのだが、個人的には入社 18 年目にして初である。昨年もチャンスはあったのだが先約があったため結局行けず、それでというわけでもないのだろうが今年あらためておはちが回ってきた、という感じ。飛行機は羽田発で有難かったが 1020 発とそこそこ早く、0720 ぐらいに家を出る。間抜けなことに名刺を忘れたので(なにしに行くんだという話である)新宿駅の 30 枚 1,000 円名刺のお世話になる。朝のラッシュでけっこうな人通りがある中、必死にタッチパネルに情報を打ち込むのはけっこう切ない。なんとか名刺を入手し、山手線で浜松町→モノレールで羽田国際線ターミナルへ。レンタル Wi-Fi ルータを受け取り、手荷物を預けてチェックイン、ネックピローを買って、コンビニで日本円を下ろしたあと上のフロアに上がって外貨の両替、とばたばたと済ませる。集合場所に着くころには搭乗二分前であった。ぎりぎりセーフ。とはいえ日本円ぐらい下ろしとけという話ではあり。あとドルもちょっと不利なレートで買うことになってしまい、なんにせよ早くやっとけという。ともあれ機中の人になってやれやれ。ここからは十二時間エコノミーの席、それも通路側でも窓側でもない半端な席で過ごすことになる。せっかくなので映画をいくつか見る。以前映画館で予告編を見て気になっていた『バイス』、前半はディック・チェイニーの成り上がり物語、後半はその陰のいろいろ、みたいな感じ(超雑な説明)。面白うございました。『マスカレード・ホテル』、長澤まさみのホテルマン姿が楽しめるのと、松たか子の怪演がよかった。『コンカッション』、NFL の脳震盪問題を告発した医師の物語。知ってるようで知らない話だったので普通に面白かった。ロジャー・グッデルがすごい悪役みたいに描かれてたけど実際こういうイメージだよなーと思えてそこもよかったですね。主人公の声どこかで聞いたことあると思ったら平田広明だそうで、カーター先生であった。なるほど。機内食は一食目が福井カツカレーみたいなやつ、二食目はごはんと煮物みたいな感じのやつ。それとは別に食事パンみたいなのも出たし、一食目の後はハーゲンダッツも出るし、総熱量 2000kcal ぐらいになる気がする。しかもずっと座ってるわけだしめちゃめちゃ不健康だなエコノミークラス。というわけでほぼ定刻通りに JFK に到着。長くなったので日付変えます。

レンタル Wi-Fi ルータ

今回カカクコムで比較してフォートラベル GLOBAL Wi-Fi*1 のを借りた。これは一日 280 円で 600MB/日というもの。300MB/日でも今回の日程だと一日 10 円ぐらいしか違わないので 600 にした。問題は保険で、なくしたりこわしたりしたときに安い方の保険だと 80%、高い方の保険だと 100% カバーしてくれるんだけど、安い方で 300 円/日ぐらい、高い方だと 500 円/日とかそんな感じで通信料より高くなってしまう。ちょっと悩んだがいやこれ、なくしたりこわしたりせんだろ、と割り切って保険には入らなかった。そこら辺は人それぞれとしか言いようがないけれども。
使った感じは良好で、電波もよく入ったし(まあほぼマンハッタン島からすら出ていないんだから当たり前)、電池が保たないというクチコミも見たけど今回結局出先でモバイルバッテリーから Wi-Fi ルータに給電した場面は一度もなかった。使う頻度が高い人はあるいは電池が危うくなることもあるかも知れないし、もしかすると Wi-Fi ルータの個体によっても電池がへたってたりとかもあるのかもしれない。いずれにしても電話本体のためにもモバイルバッテリーはあった方がいいんじゃないかなとは思う。ついでに書いておくと、充電器から Wi-Fi ルータに給電するための USB ケーブル(USB Type-A⇔microUSB Type-B)はついてくる。普通はモバイルバッテリーでもそれが使えるだろうから、別途ケーブルを準備する必要はない。

*1:GLOBAL Wi-Fiってのがサービス名で、これをやってるのは株式会社ビジョンってとこ、でその GLOBAL Wi-Fi のフォートラベル向けのサービスみたいなのがあってそれがフォートラベル GLOBAL Wi-Fi。料金がちょっと違うのと、GLOBAL Wi-Fi 直のサービスだと保険加入が必須なのがこっちだと入らないオプションもあるのが大きな違いと思う。