黄昏通信社跡地処分推進室

黄昏通信社の跡地処分を推進しています

あと十五分ばかりで JFK を追い

【現地時間 06-20】
JFK はでかい空港でターミナルビルが八つもあり、ANA が発着する7番ターミナルはまあしょぼい(らしい)。今回驚かされたのは入国審査で、永住者と一時入国者に分けて列を作るのだけど、前者用のゲートが五つぐらい開いてるのに後者はふたつ。前者が全部済んでブースが空いてるのにそっちに通してくれたりはしなくて淡々と後者のふたつのブースだけで審査が進むので結局一時間ぐらいかかってもうた。ぐぬぬ。ともあれ無事に通過し、タクシー二台に分乗してオフィスまで移動。タクシー黄色いっ。うわさどおり前後の席が強化プラスチックみたいなので仕切られてておおってなる。総じて渋滞がひどい。クイーンズブリッジを渡るあたりから異国感が増してきてテンションが上がる。高架鉄道(地下鉄? よくわからん)の下通るところとかよかったですね。50 分ぐらいかかってオフィスの入ってるビルに到着する。エレベーターが整備中で上に上がるのにえらい手こずった。オフィスは 21 階建てのビルの 21 階で、窓からはセントラルパークが望めてめちゃくちゃ眺めがいい。スーツに着替えてお昼ごはん、時間がなくて買ってきてもらったパニーニと謎スシとトルティーヤロールみたいなのをいただく。どれもおいしかった。ここからはえらい人の随行でタクシーに乗り、打ち合わせに指定されたカフェ……のはずがいろいろあってメゾンカイザーのオープンテラスで仕事の話を聞く。言ってることの八割方はわかるがリアルタイムで対応するのはほぼ無理だなーという感じだった。終わったらけっこう強い雨が降ってきてあわてて店の中に避難する。入口のところで外を見てたらなんかワゴンに傘をいっぱい積んだおばちゃんがやってきて「傘いらん?」みたいな感じで聞いてくる。傘売りらしい。そういう商売があるのね。次の予定まであと 30 分、雨も上がって空も明るくなったのでえらい人とふたりで歩き出す。前方に見えるはエンパイアステイトビルではないか。なんかわけがわからないぐらいかっこいい。とにかく眼に映るもの全てが新鮮で、歩いているだけで面白くてしょうがない。そもそもおれは東京で歩いててもけっこういろいろ面白がれちゃう質なのだが、ここではそれどころではなかった。あらゆるものを目に焼き付けたいと心底思う。と、次の目的地の二ブロック手前でまためちゃくちゃ雨降り出した。あがー。時間もなかったので強行し、足もとずぶ濡れになりながら到着する。ハーバードクラブ。中を何フロアかさーっと見せてもらう。ここはスクウォッシュのコートがあるのが特色、らしくてこれはニューヨークでもかなり珍しいらしい。というかスクウォッシュのコート初めて見たわ。んで1階のレストランで仕事の話。ここでのお相手の方は日本人だったんだけどすごくはっきりものを言う人でめっちゃ面白かった。そしてまたタクシーでホテルに行って、チェックインだけ済ませてオフィスへ戻り、オフィスと同じビルの下の方に入ってる日本料理店で会食。ニューヨークまで来て和食なあ……と思わなくもなかったけど普通においしかった。そんでホテルまでトランクを転がしていって解散。ホテルはでかくて古く、立地はいいけどサービスはそこそこという感じのとこ。綺麗だったので文句はないが冷蔵庫すら頼んで持ってきてもらわないと部屋には置いてないのはかなりすごい。風呂入って、寝る。