黄昏通信社跡地処分推進室

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スーツケースのタイヤ交換 (3)

(1) → https://natroun.hatenadiary.jp/entry/2019/07/22/000000_1
(2) → https://natroun.hatenadiary.jp/entry/2019/07/25/010000

必要な材料は揃ったので、あとは交換するだけである。金ノコで既存のタイヤの軸をぶったぎり、新しいタイヤを取り付ければよい。特筆すべきことはなにもない、のだが、なんだかんだ言って切るのはまあまあ大変だ。一本 30 分ぐらいはかかると思っておいていいと思う。もっと力が強くて体力のある人なら 15 分もあれば切れるかもしれない。軸とタイヤの間にスリーヴというかブッシュというか、金属製の筒状の部品が入っていて、それも切らなければならないのが地味に厄介ではあった。切ること自体はどうということもないのだが、狭いスペースで刃がひっかかりやすい。軸は切ってしまえば左右に抜けるので、あとはそこに新しい軸と新しいタイヤを通してボルトを締めるだけだ。ブラケットの間の距離との兼ね合いでスペーサー(ワッシャー)を各1~2枚入れた。今回買ったボルトにはあらかじめネジロックが塗布されていたのでそのまま締めた。普通のボルトとナットで締める場合なんかだったらネジロックは塗ったほうがいいかなと思う。キャスターの性質上細かい振動をきわめて頻繁に受けることになるので、ボルトは非常に緩みやすい。もともとの軸が鳩目みたいな金具で固定されているのもそのためだろう(おかげでこれが全然外せないわけだが)。
というわけで交換完了。スーツケース自体も古いので、もう何度も使うこともないだろうが、それでも壊したまま返すわけにもいかないし直せたのはよかった。万一またタイヤがだめになっても今度は軸を抜くことができるから簡単に直すことができる。時間はかかってしまったが、悪くない修理ができた。費用は金ノコ、タイヤ、軸+ボルト、全部で 1500 円ぐらいだったと思う。