黄昏通信社跡地処分推進室

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データベースはじめの一歩

仕事で使っている巨大なエクセルファイルがある。毎年三回ぐらい何種類かの帳票を作るために利用しているファイルで、毎年蓄積されていく情報を集計するのが目的なのだけど、計算式がどっちゃり入った長大なデータのシートと、それらを集計するための計算式が(こっちはまあ普通に)入った集計用シートからできていて、見るたびにまあよくもこれをエクセルで作ったなという感じのしろものだ。余談だがおれが「神エクセル」という言葉を見るたびに想像するのはこういうもので、いわゆるエクセル方眼紙的なものを神エクセルと呼ぶ昨今の風潮には疑念を覚えるものである。今さら遅いが。
さて、そのエクセルが年々肥大してきて直近では 17MB に達するにいたった。開くのにも数十秒かかる有様で、さすがにこれはちょっとまずいよなと思い、重い腰を上げてアクセスに移行することにした。結局データは全部取りこまなきゃならないのだが、しかし毎度毎度計算するよりはずいぶんましであろう。問題はおれがこれまでまともにアクセス使ったことがほとんどないことである。案の定最初のクエリひとつ書くのにも一苦労した。作らなければならない帳票は平たくいうと「クロス集計で二種類のデータを集計しなきゃならないやつ」で、アクセスだと普通にクエリを書くことはできない。それぞれのデータについてクエリを書いて、テーブルを作ってそのテーブルをくっつける、みたいな手順でやらなければならない。んでまあ現状ではそれぞれのクエリがばらばらに転がってるんだけど、とにかく必要な帳票の一種類は作成することができた。ugly win でも win は win である。こういうことやってると引継書を残すのがまた大変になっちゃうのだが。