因縁のスコットランド戦。わりと早い時間に先制されたが、そのあとは持ちこたえる。個々の接点でもワイドレンジの攻撃に対する防御でも五分以上にはやれていたなという印象で、逆転したこと自体は不思議でもないが、オフロードパスをつないであげた二本目のトライ（稲垣）はよかった。ラファエレのグラバーキックがどんぴしゃで弾んでそこをピンポイントで手に収めた三本目のトライ（福岡）はいささかできすぎではあったか。後半、福岡がターンオーバーからもう一本トライを決めた時点で 28-7 となって、この時点でボーナスポイントを獲得したので「あと 28 点までは与えてよい」状況になり、決勝トーナメントへ進むという意味では実質ほぼこの時点で決まっていた。とはいえ勝ちたい試合だし、勝ちたい相手でもあった。後半の猛攻をよくしのいだものと思う。向こうが中三日でなければどうなっていたことか……。それでも、試合の中では文句のつけようがない勝利だった。歴史が変わった一日だ。おめでとう、ブレイブブロッサムズ！
