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NFL 2019 -- Week 9

ちょうど折り返し地点。
BYE Week – Atlanta Falcons(1-7), Cincinnati Bengals(0-8), Los Angeles Rams(5-3), New Orleans Saints(7-1)
絶不調の2チームと、NFC の強豪2チームが BYE。勝っていても負けていても、そろそろ一息入れたい頃合いだ。

San Francisco 49ers (8-0) @ Arizona Cardinals (3-5-1)

サーズデイナイトフットボール
フォーティナイナーズの勢い止まらず、八連勝となった。カーディナルズは残り五分弱で3点差まで詰め寄ったものの、ガロポロが残り時間を喰いきって逃げ切り勝ち。
しかしカーディナルズも案外やるなという感じではあった。マレーはスターターとして定着できるだろうか。

最終スコア:SF 28-25 ARI

Minnesota Vikings (6-3) @ Kansas City Chiefs (6-3)

2-2 から四連勝と調子を上げてきたヴァイキングズ。一方マホームズが膝の脱臼で離脱しているチーフス。さすがになんとかなるかと思ったが、マット・ムーアが存外よく、突き放すことができない。3Q にはダミアン・ウィリアムズの 91 ヤードランで逆転されてしまう。それでも再逆転して、チーフスの反撃は FG にとどめて同点となり、さあ残り2分で勝ち越しドライブだと思ってたらあっさりスリーアンドアウト。しかもコルクイットのディレクショナルパントがまったく飛ばず自陣からも出られず、ヴァイキングズ陣 45 ヤードからの攻撃を渡してしまう。1st ダウンではディフェンスが出足よくムーアをサックして 10 ヤード下げさせたが、そこからは続けてパスを決められて、最後はスパイクしてから 44 ヤードの FG をバトカーがしっかり決めて試合終了。うーん。そこまで内容はひどくはなかったけど、最後の負け方が悪くてフラストレイションが溜まる試合だった。

最終スコア:MIN 23-26 KC

Chicago Bears (3-5) @ Philadelphia Eagles (5-4)

見てません。イーグルズが前半 0-12 から逃げ切り勝ち。ベアーズは後半タッチダウンふたつ返すも及ばず。トラビスキーは 10/21-125yds、モンゴメリーは 14att-40yds というスタッツで、オフェンスがうまくいっていない。苦しいシーズンになっている。

最終スコア:CHI 14-22 PHI

Green Bay Packers (7-2) @ Los Angeles Chargers (4-5)

さすがにパッカーズ相手じゃ厳しいかと思いきや、チャージャーズがこれ以上ないくらいの快勝。オフェンスはエンドゾーンが遠く FG ばっかりだったが、ディフェンスがパッカーズをほとんど完璧に抑え込んだ。こんなことあるんだなという感じ。パッカーズも別に悲観するような内容でもないが、まあびっくりはしただろう。

最終スコア:GB 11-26 LAC

New England Patriots (8-1) @ Baltimore Ravens (6-2)

サンデーナイトフットボールは無敗のペイトリオッツに土がつく一戦となった。
出だしからレイヴンズがタッチダウン、FG、タッチダウンと3ドライブ続けて得点し、0-17 と大きくリードを奪う。レイヴンズの多彩な攻撃がペイトリオッツの守備を切り裂いたという感じで、今季ここまでペイトリオッツの守備がやられるのは初めてだった。ペイトリオッツもその後反撃し、前半のうちに 13-17 まで差を詰めたのはさすがというところ。しかし後半最初の攻撃でファンブルリターンタッチダウンがあって 13-24 となり、結果的にはここでの差をペイトリオッツはくつがえせなかった。
レイヴンズはいまや怖いものなしで、昨季はワイルドカードラウンドでチャージャーズに止められたが、今季はもっと行ってしまいそうな気がする。キャパニックの二年目、すなわち 2013 シーズンのフォーティナイナーズと雰囲気は近い。プレイオフでのペイトリオッツとの再戦も充分ありえそうだ。

最終スコア:NE 20-37 BAL

Dallas Cowboys (5-3) @ New York Giants (2-7)

マンデーナイトフットボール
意外と言っては失礼だがジャイアンツが前半けっこう頑張り、途中までは面白い試合になった。折り返しの時点では 13-12 の一点差で、3Q が終わったところでもまだ 16-15。そこから残念ながら突き放されて最後は大差になったが、点差ほどは差がなかったかなという印象。
とはいえカウボーイズ、これでジャイアンツ相手は六連勝となった。そして今季のディヴィジョン内対戦成績も 4-0 としている。まだ安心できる星勘定でもないが、文字通り一歩リードというところか。

最終スコア:DAL 37-18 NYG

Other Games

HOU(6-3) 26-3 JAX(4-5):ロンドンゲームはテキサンズの快勝。ジャグァーズはミンシューのファンブルロストふたつとかもあってほぼなにもできず。
WAS(1-8) 9-24 BUF(6-2):ビルズつえーな。やっぱフットボールはディフェンスやね。とはいえアレンもそこそこ仕事はしてるんだよな。こういう手堅いスタッツをコンスタントに残せる QB の方がのちのち長生きする……かもしれない。目指すべきはアレックス・スミスだ。レッドスキンズハスキンズが先発。いまのチーム状況を覆せるほどの力は、少なくとも今のところはまだない。
TEN(4-5) 20-30 CAR(5-3)
NYJ(1-7) 18-26 MIA(1-7)ドルフィンズ初日。入れ替わりでジェッツが AFC 東の最下位に落ちたことになる。特に言うべきこともないが、両チームにひとつずつセイフティがあって、これはそこそこ珍しい記録と思う。
IND(5-3) 24-26 PIT(4-4)スティーラーズが辛勝。最終盤にヴィナティエリが逆転 FG を決められなかった。コルツはブリセットが序盤に膝を負傷、代わりにおれたちの英雄ブライアン・ホイヤーが投げて、三本タッチダウンを決めたがピック6も一本喫した。評価が難しい。
DET(3-4-1) 24-31 OAK(4-4):レイダーズが五割復帰。最後ライオンズは残り 0:03、1ヤードまで迫って 4th&Goal だったがスタどんがパスを決められず。
TB(2-6) 34-[OT]-40 SEA(7-2)シーホークスらしい点の取り合い。バッカニアーズとでもやりあっちゃうところがすごい。レギュラータイムの最後、シーホークス K マイヤーズが 40 ヤードの FG を外してかなりいやな流れだったが、OT で先攻を取ったシーホークスタッチダウンまで行ってそのまま勝った。なんだったんだ。
CLE(2-6) 19-24 DEN(3-6)ブロンコスはフラッコが首の怪我でシーズンアウト、代わりに四年目 QB のブランドン・アレンが初出場で初勝利。ブラウンズはひたすらエンドゾーンが遠く、前半の四本の FG 時の残り距離は 21, 12, 9, 13 ヤードで、これの他に敵陣5ヤード地点でギャンブル失敗があったそうな。言葉もない。