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NFL 2019 -- Week 16

あと一週。

Houston Texans (10-5) @ Tanpa Bay Buccaneers (7-8)

ひさびさにウィンストンの投げる試合を見たが、まー思い切りのいい投げっぷりで、序盤からインターセプトを二本食らって 14-0 になっても全然ひるまない。大したものだと思うと同時に、さすがに開き直っているようにも見える。それでも追いついたのは普通に大したものだが、最後は差を詰め切れなかった。テキサンズは直近五年間で四回目となる地区優勝を決めた。おそらくは第4シードでプレイオフに臨む。

最終スコア:HOU 23-20 TB

Buffalo Bills (10-5) @ New England Patriots (12-3)

同地区対決はペイトリオッツの勝ち。この時期に地区首位争いがまだ残っていて、それが直接対決になるというのも AFC 東ではひさしくなかったことだったと思う。さらにビルズは 4Q 途中まで 17-16 とリードしていた。しかしスーパーボウルチャンピオンが一枚上手だった。残り五分でタッチダウンをあげて逆転すると、ビルズ最後の逆転を目指すドライブをゴール前で止めて逃げ切った。これで両チームともプレイオフ進出が決まったことになる。ビルズは第5シードで確定。ペイトリオッツはチーフス次第で第2シードか第3シードというところ。

最終スコア:BUF 17-24 NE

Los Angeles Rams (8-7) @ San Francisco 49ers (12-3)

見てません。
ラムズ死す。今季はオフェンスもディフェンスも昨季ほどは安定していない感じはあって、すごく強い勝ち方する一方で驚くほどあっさり負けたりして最後まで強いのか弱いのかよくわからなかった。まあ、足りなかったんだろう。それでもフォーティナイナーズとこの点差の試合をできるのだから弱いはずはないのだが。

最終スコア:LAR 31-34 SF

Oakland Raiders (7-8) @ Los Angeles Chargers (5-10)

見てません。
レイダーズが逃げ切ってぎりぎりプレイオフの目を残す。ぱっとしないことおびただしいが、とにかく目があることが大事。連敗を4で止めたとのことなので、あとどこかでひとつ勝っておけばという感じだがいまさら言っても仕方なくはある。プレイオフに行けるのは「四者が 8-8 で並んだとき」、つまりレイダーズとコルツが勝ち、スティーラーズタイタンズが負けなければならない。チャージャーズは悲惨なシーズンになってしまった。

最終スコア:OAK 24-17 LAC

Dallas Cowboys (7-8) @ Philadelphia Eagles (8-7)

見てません。
NFC 東の天王山は 7-7 同士というなんともいいがたい対戦に。カウボーイズはここで勝てばスイープだったので地区優勝が確定したが、タッチダウンひとつも取れずに負け。イーグルズは崖っぷちからの三連勝でとうとう首位に立った。最終週勝つか引き分け、あるいはカウボーイズの負けか引き分けで地区優勝が決まる。

最終スコア:DAL 9-17 PHI

Kansas City Chiefs (11-4) @ Chicago Bears (7-8)

これも見てません。
チーフスが圧勝。ベアーズはトラビスキーが 18/34-157yds と冴えず、FG 一本の三点止まり。チーフスはだいぶ戻してきた印象で、プレイオフにはいいタイミングで入れそうな感じはある。

最終スコア:KC 26-3 CHI

Green Bay Packers (12-3) @ Minnesota Vikings (10-5)

マンデーナイトフットボールNFC 北の天王山。
……とはいえ、パッカーズがかなり有利な状況ではあった。勝てば地区優勝が確定。ヴァイキングズは勝ってやっと星が並ぶが、タイブレークの関係で最終的に星で上回らない限り地区優勝できない。パッカーズの最終週の対戦相手はライオンズ、となれば番狂わせは期待しづらい。一方で土曜日にラムズが敗れたためプレイオフ出場は決まっている。その意味ではヴァイキングズにとってさほど得るものが多い試合では無かったと言えるかもしれない。とはいえ同地区のライバルにスイープはされたくないもの。勝ちに行った試合ではあったはずだ。
前半はパッカーズオフェンスに冴えがない。最初のドライブをたった3プレイでファンブルロストで終えると、2Q 最初のプレイでロジャーズが珍しくインターセプトを喫する。返しのドライブでカズンズはエンドゾーン右隅に走り込んだディッグズへ向けて見事なパスを落とし 3-10。ここまではよかった。しかしヴァイキングズはオフェンスが機能しない。前半パッカーズはもう一度ファンブルロストでボールを失うが、返しのドライブでヴァイキングズは 1st ダウンも取れずにギャンブル失敗で攻撃権を手放してしまう。ディフェンスの頑張りで前半にタッチダウンは許さず、9-10 とリードして折り返したが、あまりいい前半とは言えなかった。
後半のヴァイキングズの攻撃はパント、インターセプト、パント、パント、パント、ダウン。1st ダウンは4回、被サックは3回。どうしようもなかった、と言っていい。クック、マティノンの両 RB が怪我で欠場していたことで攻撃の幅が狭まり、にもかかわらずオフェンスラインがカズンズを守れず、まったく攻撃を組み立てられなかった。その間にパッカーズは悠々とタッチダウンを二本奪って逆転し、そのままタイムアップとなった。
ディフェンスがいいがオフェンスはいまいち、特にカズンズが強い相手にはパフォーマンスを落とす、というここ二年のチーム特性がそのまま出たという感じで、はがゆい限りではあるがこれが実力というところでもあるか。地区優勝はなくなったが、そのぶんどう転んでも第6シードが確定したので、最終週は少し力を抜くことができる。しかしプレイオフではいささか厳しいか。

最終スコア:GB 23-10 MIN

Other Games

JAX(5-10) 12-24 ATL(6-9)ファルコンズが三連勝。完全に目が無くなってから調子がよく、1-7 から 5-2 という成績でここまで来ている。が、ダン・クイン HC もここまでだろうともっぱらのうわさ。負け越すほど弱いチームではなかったはず、というのは衆目の一致するところ。ジャグァーズは完全に元のチームに戻ってしまったかのようだ。フォールズもミンシューも、どうすることもできずにいる。
BAL(13-2) 31-15 CLE(6-9):レイヴンズが 11 連勝。実はブラウンズは今季の一回目の対戦では勝っているのだが、それも今となっては信じがたい。ことレギュラーシーズンでいえば最終週を待たずしてレイヴンズがナンバーワンだろう。AFC の第1シードも一週前に確定した。これで痛んでいる選手は二週間休ませることができる。ブラウンズは数字上もプレイオフの可能性が無くなった。今季は期待の高かった分昨年より残念なシーズンになってしまった。
CAR(5-10) 6-38 IND(7-8):コルツの PR ニハイム・ハインズ(発音不明、Nyheim Hines)はリターン3回でタッチダウン2回を記録。これ(同一試合で二本のパントリターンタッチダウン)は7年ぶりだとか。てことは前回のを知っててもおかしくないけど記憶にないな。
CIN(1-14) 35-[OT]-38 MIA(4-11):ドルトンとフィッツパトリックの投げ合いという、およそ考えがたい試合。4Q にベンガルズが 23 点ビハインドを追いついてオーヴァータイムに持ち込んでいるが、結局敗れた。完全に勝ちに見放されている。
PIT(8-7) 10-16 NYJ(6-9)スティーラーズはまさかの連敗でワイルドカード3位のまま。自力の進出はなく、最終戦、レイヴンズに勝って、かつタイタンズが負けてくれない限りチャンスがない。ジェッツはディフェンスが頑張って6勝目。
NO(12-3) 38-28 TEN(8-7):セインツがひたすらオフェンスでぶん殴るスタイルで 12 勝目。これでも 1st ラウンドバイが決まらないのが辛いところ。タイタンズは勝てばたぶんプレイオフが決まっていたが負けたため次週に持ち越し。勝てば自力でプレイオフへ進める。
NYG(4-11) 41-[OT]-35 WAS(3-12):ジョーンズがタッチダウンパス5本決めて勝ち。1950 年以降、ルーキー QB で 300 ヤード以上投げてタッチダウンパス5本以上決めたのはスタどんに次いで二人目らしい。すごい記録のはずだがスタどんがやってると言われるとそこまででもないのではみたいな気持ちになるな。レッドスキンズハスキンズが先発したが、右足首を傷めてケイス(・キーナム)がリリーフしたとのこと。
DET(3-11-1) 17-27 DEN(6-9):ライオンズ八連敗。2-1-1 スタートだったはずだからまあ総崩れもいいところ。この日もデイヴィッド・ブローのスタッツは 12/24-117yds-1TD-0INT と極めて微妙だった。ブロンコズはドリュー・ロックが 25/33-195yds と短いパスを主体に攻撃を組み立てて 4Q に逆転勝ち。あんまり勝ってる印象ないんだけど気がつけば 6-9。
ARI(5-9-1) 27-13 SEA(11-4):おっと、カーディナルズこれは金星。今季は惜しい負けが多く、この星よりは強いチームという印象ではあった。シーホークスはカーソン、プロサイスの両 RB と LT デュエイン・ブラウンを怪我で欠き、2Q~3Q で 1st ダウンは一度しかとれなかったとのこと。