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NFL 2019 -- Week 17

今年のレギュラーシーズンもこれで終わり。はやいねー。

Los Angeles Chargers (5-11) @ Kansas City Chiefs (12-4)

見てません。
チーフスが一度は逆転されながらも再逆転し、4Q にも三点差に迫られながら突き放して勝ち。まあチームの力量と勢いを考えれば当然にも見える勝利だが、マホームズのスタッツは 16/25-174yds-1TD-1INT といまいちで、ハードマンの 104 ヤードキックオフリターンタッチダウンがなければどうなっていたかわからない。とはいえリヴァーズもインターセプト2本で、今季は最後まで不安定なままだった。


チャージャーズはこれでシーズン終了。今年は最後まで波に乗れなかった。もともとむらのあるリヴァーズにオフェンス全体が乗っかってるみたいなチームなのでリヴァーズがこうも悪いと辛いところ。
チーフスは最後連勝で 1st ラウンド BYE に手が届いた。マホームズの怪我もあって途中少し失速しかけたが、奇跡的にそこまでの大怪我ではなかったことで復帰後チームも立ち直った。プレイオフに弱いことには定評があるが、今年こそくつがえせるか。

最終スコア:LAC 21-31 KC

Miami Dolphins (5-11) @ New England Patriots (12-4)

なりふり構わぬ戦いぶりだった。
ドルフィンズに失うものはないが得るものもない。Week 3 にエースコーナーバックをトレードに出すところから始まったシーズンは予定通り大きく負け越すシーズンとなり、迎えた最終戦。勝ったところで地区内順位が上がるわけでなし、それどころか来年のドラフトの順位が少しだけ下がってしまう。ディフェンディングチャンピオン相手の敵地の試合に、マイアミからかけつけるファンがどれだけいたか。
しかしドルフィンズは全力で勝ちに行った。最初のドライブからフェイクパント(失敗)。ディフェンスも1ヤードでも前でボールキャリアーを仕留めようとする。FG で先制すると、まさかのインターセプトリターンタッチダウンで 10-0 とリードを奪った。その後はペイトリオッツに反撃を許し、タッチダウン、FG と決められて 10-10 で折り返す。
後半も先手を引いたのはドルフィンズ。最初のドライブで、今度はフィッツパトリック→WR ウィルソン→RB レアードへのダブルパスが見事に決まる。とっておきのスペシャルプレイと、フィッツパトリックの全力スクランブルでエンドゾーンまでたどりつき、17-10 と再びリード。返しのドライブでペイトリオッツはブレイディが通算 540 本目歴代2位となるタッチダウンパスを LB/FB のロバーツに決めて、17-17 とまた同点になる。ドルフィンズは FG で 20-17 とみたびリードするが、返しのドライブではペイトリオッツがボールデンの好リターンで得た自陣 40 ヤードからの攻撃をタッチダウンまでつなげ、20-24 ととうとうこの日初めてのリードを奪った。
残りは 3:53。ドルフィンズはここでこの日一番のドライブを見せる。ほとんど見え見えのパス一辺倒の攻撃だったが、フィッツパトリックが的確にターゲットを見極めてパスを散らす。FG ではだめな局面だったが、最後は TE ゲシキへの5ヤードのタッチダウンパスが決まって再逆転。そのまま 27-24 で、ドルフィンズが 11 年ぶりとなるペイトリオッツ相手の敵地での勝利を飾った。


ペイトリオッツはこの敗戦で第3シードまで落ちてしまい、2009 年以来のワイルドカードラウンドに回ることになった。ベリチック-ブレイディ体制になってから、ワイルドカードレイオフ経由でペイトリオッツスーパーボウルを勝ったことは一度もないのだそうだ。ブレイディの状態もシーズン通して万全とはいいがたく、今年は厳しいプレイオフになりそうだ。初戦の相手はテネシー・タイタンズ

最終スコア:MIA 27-24 NE

Philadelphia Eagles (9-7) @ New York Giants (4-12)

イーグルズが自力でプレイオフ最後の椅子を確保した。ジャイアンツも粘り、3Q まで 17-17 と食い下がったが、最後は崩れた。とにかくけが人の多かったイーグルズ、苦心惨憺どうにかプレイオフにたどり着いたというのが正直なところ。ウェンツは 4000 ヤード以上投げたもののワイドレシーバー陣は 490 ヤードのオールション・ジェフリーが最高で、レシーヴ 500 ヤード以上の WR が0人で 4000 ヤードに届いたのは史上初なんだとか。アーツが 916 ヤード、ゴダートが 607 ヤード、マイルズ・サンダーズが 509 ヤードと、TE/RB の三人で半分以上のレシービングヤードを稼いだことになる。


イーグルズは三年連続のプレイオフ進出で、ウェンツは三年目にして初めてプレイオフ出場が果たせそうだ。とはいえチーム状態は三年で明らかに一番悪い。勝ち上がるのは厳しそうだが、意地を見せられるか。初戦の相手はシアトル・シーホークスシーホークスワイルドカードに回ってくるのかなり理不尽だよな……。

最終スコア:PHI 34-17 NYG

San Francisco 49ers (13-3) @ Seattle Seahawks (11-5)

サンデーナイトはこのカードに。どちらもプレイオフ進出は決まっているが、どちらが勝つかで他チームのシード順がかなり変わってくる。

最終スコア:SF 26-21 SEA

Other Games

NYJ(7-9) 13-6 BUF(10-6):ビルズは半分捨てゲーで、アレンを最初の2ドライブで引っ込めてあとはマット・バークリーが投げた。
NO(13-3) 42-10 CAR(5-11):セインツはここも勝って 13 勝まで伸ばしたが、1st ラウンドバイに届かず。
CLE(6-10) 23-33 CIN(2-14)
GB(13-3) 23-20 DET(3-12-1)パッカーズは 14 点のビハインドをひっくり返して勝ち。意外に苦戦したが、これでなんとか第2シードで 1st ラウンド bye を確保。
CHI(8-8) 21-19 MIN(10-6)ヴァイキングズは堂々の捨て試合で、第6シードでプレイオフへ。
ATL(7-9) 28-[OT]-22 TB(7-9)
PIT(8-8) 10-28 BAL(14-2):レイヴンズは全体1位の 14 勝目をあげ、第1シードでプレイオフへ。
WAS(3-13) 16-47 DAL(8-8)カウボーイズが最後に憂さ晴らし。冴えないシーズンであった。
TEN(9-7) 35-14 HOU(10-6)タイタンズが快勝でプレイオフに滑り込み。タネヒルが先発に替わってからは 7-3 だった。マリオタとタネヒルでそこまで差があるとも思えないんだけど、チームにフィットするとかいろいろな要素があるのだろう。
IND(7-9) 20-38 JAX(6-10)
OAK(7-9) 15-16 DEN(7-9)
ARI(5-10-1) 24-31 LAR(9-7)